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『カフネ』阿部暁子講談社
5年近くの歳月をかけて、優しくも切なく儚い、阿部暁子さんの新たな代表作が誕生しました!
食べることの大切さ、人とのつながり。本作に登場する薫子とせつな二人の関係を通して人生で大切なことが何かを改めて気づかされます。改稿される原稿を読むたび、担当編集者は何度も泣きました。
法務局に勤める野宮薫子は、溺愛していた弟が急死して悲嘆にくれていた。弟が遺した遺言書から弟の元恋人・小野寺せつなに会い、やがて彼女が勤める家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝うことに。弟を亡くした薫子と弟の元恋人せつな。食べることを通じて、二人の距離は次第に縮まっていく。