人生がうまくいくコミュニケーション図鑑(仮)【初校】
斉藤徹
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刊行日 2025/06/19 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#人生がうまくいくコミュニケーション図鑑 #NetGalleyJP
内容紹介
【キャンペーン】出来上がった本をプレゼント!!
レビューを25年3月31日(月)までにご投稿いただいた方は
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(レビューをご投稿いただいた数日後に、アンケートフォームへのリンクをメールでお送りします。そのアンケートに25年4月4日(金)までにお答えいただいたらキャンペーンへの参加が完了します)
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【累計80万部突破の「新時代の教養」シリーズ、新テーマはコミュニケーション!!】
『なぜ僕らは働くのか』(56万部突破)『お金と生き方の教室』(8万部突破)などを擁する「新時代の教養」。子どもたちに必要な能力を圧倒的にわかりやすく伝えるこのシリーズの今度のテーマはコミュニケーション能力。
社会で活躍するにはコミュニケーション能力が必要!といわれるが、学校では体系的に教えてくれない。本書では友だちの数や「いいね」の数では測れない、本当のコミュにケーションについてマンガと図解で解説。10代から大人まで一生役立つ、実践的な一冊。
大ヒットビジネス書『だから僕たちは組織を変えていける』(クロスメディア・パブリッシング)の斉藤徹が監修した初めての児童書。
<ご注意>
25年6月発売予定の書籍の初校です。
もくじやマンガのエピローグなど、抜けているページもありますが、ご了承ください。
おすすめコメント
これを一冊読んでおくと,コミュニケーションに関する知識はすべて学ぶことができます。学校でも,職場でも,家庭でも、人間関係での悩みを解消するヒントが詰まっています。
ビジネス書で出てくるような用語もありますが、子どもにもわかりやすく説明しています。
ストーリー仕立てで爽やかな読後感が得られる書籍となっております。
すり減らない、こじらせないで、人生をたのしく生きていくために、この本を一度読んでみてください!
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784052059728 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 224 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー

未来を自分軸で生きるためのパスポート図鑑でした。
マンガではじまり、文字は縦書き横書き併用、イラスト多め、色彩はあくまで淡く、ルビ完備。
書店では、児童書棚に分類されるかもしれないが
入社8年目でリーダー像に悩める会社員や
チーム貢献に戸惑う社員社員
謝ることに苦手意識を持ってるバイトの後輩や
自分ばかりが仕事をふられると嘆く娘とか
日曜夕方、笑点のテーマ曲が聞こえると
少しだけ憂鬱になる貴方や私のための
心の指南書最強版。
結構深刻な状況もイラストだったら頭にはいる。
具体的な言葉かけやNGな表現が多用される。
怒りや不安の感情を紙に書いて、と言われる。
けれど、どう書けばいいのか
わからかったりする。
それが!わかる。そっか〜
感情の細分化ができた。
人はそれぞれ、と思えるようになった。
季節が変わる。環境が変わる。人が入れ替わる。
友達は多いほうがいいのか。
どうしても合わない人もいる。
いまそのトリセツが欲しいひと
こんな図鑑があるんです。
~昨日は去りました。明日はまだ来ていません。
私たちはただ、今日があるのみ。
さあ、はじめましょう~

多感なYA世代に読んで欲しい本。
自分や他者の気持ち、一対一から集団でのコミュニケーション、その場面での共感力、それらを通して、自分と集団の向上を目指していける本。
大人もハッとしてしまう本
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『自分の気持ちを見つめよう』
「人の性格は様々で良い点もそうでない点もあるが、無理に変える必要はない」「変わるより、解決法を知ろう」。その2点から、様々な悩みの根源が人間関係にあるこてがはっきりし、それさえ肯定的にとらえて対応法が示されていく。自己肯定感を持つことが第一歩。正にYA世代にとっては、始めの章としてふさわしいだろう。
『他者と向き合おう』
自分と他者は、感じ方など様々な点で異なるものという肯定的な認識から、より良い人間関係が生まれる。否定的な人間関係とならないように、互いに適切な距離感をもつ「ピアグループ」である必要を感じさせる。そんな様々な事例にまで、細かな配慮が行き届いている。
『コミュニケーションのコツ』
前章をより具体的に引き継ぎ、「ちくちく言葉」を「ふわふわ言葉」に変える方法、「私メッセージ」、「ギブの必要性」など、プラスのコミュニケーション法が、これほど明確化されて述べられているのに唸ってしまった。
『共感力で人間関係を豊かに』
本当に人間関係を豊かにするためには、自らの内的要素も大事。だから改めて視線を心のうちに向けていくこと、コミュニケーション力が高まった上で、改めて「共感力」を取り上げているところが素晴らしい。また、「頼る、頼む」をアサーティブに結びつけていく視点が鋭いと思った。
『心地よいチームの作り方』
今までは内的なスタンスや一対一のやり取りだったが、とうとうそれを前提とした集団が対象となっていく。集団に対する対応、更に「より良い集団」を作っていくことは、YAから成人になっていく過程で非常に重要なスキルとなるだろう。 集団の心理的安定性から、チームワーク、リーダーはリードするのみの存在ではないことなど、大人にとっても参考になる具体的が並ぶのは、それがいかに必要なものであるかを実感した。
『自分軸で生きていこう』
社会で生きるには集団に属さなくてはならない。でも、それに埋没し依存してはいけない。だからこその、「自分軸」。自分の可能性を伸ばすための「自分軸」。再び自分へと返ってきた。
このようにして、自己や対人関係の階梯が上がっていくと、大人も対処が困難な「同調圧力」と「多様性の肯定」に直面するのは仕方がないこと。だからこそ、YA世代にはそれにうまく対処し「自分らしく」人生を生きるすべを知っておいてほしいと願った。
通読してみて、「個→対人→集団→より高い個」というスパイラルがしっかりしていることが凄いと感じた。次いで、YA世代に身近で様々な実例の提示による具体的な気づきを目指していること。そして、大人世代へと繋がる内容となることで、集団と個のより良い両立という明るい未来を明確に志向していることに、願いと希望を感じた。
多感でこれから様々な経験を積んで行くであろうYA世代に、自分や自分が属する集団を知り、自分と集団を更に高めていくための人生の指針となる、素晴らしい本に巡り会えた。

イラストや漫画が多くて、読みやすかったです。
「〜してみよう」「チクチク言葉をフワフワ言葉に」みたいなノリで、中高生向けの道徳や人付き合いの教科書っぽさを感じました。
わかりやすくて、安心安全な本。学校の図書室とかに置いてあると子供に良い影響が与えられそう。

ヤングアダルト世代向けの本ながらも、社会人視点のパートがいくつか含まれていたところが非常に良かったです。社会に出てからのことに関しては、身近な人の話と近年の一般論とズレを感じるところが多いと感じているので、社会人として働く前に学生さんが世の中のことを学ぶ1冊として、この本はとても役に立つのでは。やさしいイラストや漫画を取り入れており、もし自分が通う学校の図書室にこの本があったら休み時間になんとなくでも読んでみたくなると思いました。

他人とのコミュニケーションの悩み、どうやって人間関係を築いていけばいいかなどの悩みは大人も子どもも変わらないです。むしろ人間関係で悩んでいないという人を見つけるほうが難しいのではないでしょうか。
社会人として悩むふたりが、10代のころから人間関係を学び直すことによりどう未来が変わっているのか、完成版のエピローグも楽しみです。
柔らかい色合いのイラストと、ふわふわ言葉とちくちく言葉のように優しく表現されているので不快な思いにはなりません。
・「あなたメッセージ」ではなく「私メッセージ」で伝える。
・「ほんとうの自分」と「見せかけの自分」のバランスを取ろう。などなど
コミュニケーションに関する知識が書かれていて、紙の本なら付箋を貼ると思います。
反抗期真っ只中のときは、なぜ親はこんなに口うるさいのかとムカつくこともあると思います。子供の思いと、大人の思いが両方書かれているので、冷静になったときに親には親の思いがあるんだなと感じてくれたらいいなと思います。
学校の友達だけでなく、SNSで友達がいる人も多いでしょう。そのなかで距離感がバグっていると思う人いませんか?
私も距離感がバグってるなと感じる人と接するときがあります。相手との距離感をどうとったらいいのか、どんな言葉を返したらいいのか、そんな悩みも解決してくれる言葉が見つかるはずです。
承認欲求に振り回されずに自分軸を大切にして接していきたいなと思います。
大人にとっても、子どもにとっても、コミュニケーションに悩んだときに手に取りたくなる図鑑だと思います。
ちょっと視点と考え方を変えると、未来の自分が生きやすくなるという希望が持てる一冊です。

このシリーズは安心して薦められると思って、期待して拝読しました。
ストーリー部分と解説部分から構成されているのはシリーズの他の本と同様です。
ただ、これはストーリー部分に魅力が薄いように感じてしまいました。
キャラクター設定が今ひとつなのか、なぜそう感じてしまうのかをうまく表現できないのですが。
もしかしたら、公開されていないエピローグがつくと印象が大きく好転するかもしれません。
解説部分は、できる限りやさしい言い回しで正確な情報を伝えようという配慮がされていると思います。
が、道徳(や保健)の授業のような雰囲気もあり、このテーマを上手に語るのは難しいかも・・・とも思いました。
小学校高学年の子が読むのと高校生の子が読むのと子どもに関わる大人が読むのとで、受け取り方が大きく違うような気がします。
「おすすめ度」をつけるのに悩みました。

日常生活で起こる「人間関係」に関するモヤモヤについて、解決法やアドバイスをしてくれる本でした。
解決策・アドバイスがとても的確で、面白かったです。
特にエピソード28の内容が刺さりました。
自分が中学生の時に読みたかったなと思いました。
当時、人間関係での些細な出来事によく悩んでいたので、この本に出会っていたら気持ちが軽くなっていたと思います。
コラムでは、学問的な内容(心理学・経営学など)も入っていたので、大人にとっても新鮮で面白い内容ではないかと思いました。

コミック形式で、その後に解説形式になっている中・高生には読みやすく、入りやすい書籍だと思います。
その時の心境の分析は難しいけれど、心はモヤモヤする、心にしこりが残ってしまう、うまく自分の気持ちが表せないなどの悩みを解説で丁寧に説明されている中・校生にオススメの1冊です。
ワタシも来年度の購入予定の1冊にしたいと思っています。

「新時代の教養」シリーズの最新刊。このシリーズはどれも読みやすくテーマも良いので、勤務校の図書室で購入しています。
今回のテーマはコミュニケーション能力で、非認知能力の育成に注力されているGakkenさんらしいテーマだと思いながら拝読しました。
マンガで描かれているエピソードは、どれも若い頃に悩んだ覚えのあるものばかりで、大人になった今でも上手く対処できないかもと思える事例もあり、一つ一つ深く考えさせられました。
まずは本書で紹介されている「私メッセージ」を意識するだけでも、かなり人間関係が円滑になりそうなので、普段の生活に取り入れていきたいです。
私事で恐縮なのですが、4月から新しい職場に行くというタイミングで拝読したため、「いまの自分の能力」ではなく「未来の自分の能力」を信じて行動することで成長できる、という考え方に勇気づけられました。
自分の気持ちとの向き合い方や、他者との距離の取り方に悩んだときに、本書が手元にあれば少し気持ちを落ち着けることができそうです。
人間関係に悩む中高生にはもちろん、そんな中高生の悩みを受け止める立場の保護者や教職員の方にもぜひ薦めたいと思います。

もしタイムスリップできるなら、中学生の自分に贈ってあげたい本です。
いつも人間関係と自分の在り方に悩んでいた中学時代のあの頃、私は学校の図書室で心理学関係の本を読み漁っていたのでした。この本があったらどんなにか気持ちが軽くなっただろうと思います。

登場人物達が学生時代に遡り、状況に応じたコミニケーション術を学んでいきます。
現在、私の学生時代にはいなかったSC(スクールカウンセラー)がいたり多少の違いはありましたが、大人の私でも参考になる内容でした。
わがままを言わせていただくのならば、後半のカラーページの色使いがきつい気がしました。
オールカラーでなくてもいい気もします。

いろいろなコミュニケーションのシュチュエーションが想定されていて、直面する悩みにその都度アドバイスをもらえるような幅広い内容になっていました。統計などの数字で表されると、悩むのは自分だけではないということに気づき、自分のことだけでなく、相手のことを想像したり、知ろうとしたりすることに繋がりそうです。傷つけられることに敏感になっている時や、身の回りの人とよいコミュニケーションを図りたい時に読むといいと思いました。

頼まれごとを断れない。人に嫌われたくない。など…大人になってもある悩みに、マンガとコラムで答えてあるので読みやすかったです。
私は人の怒りに触れるのが苦手で、自分とは関係ないことで怒っていても、誰かが怒られていても萎縮してしまいます。この本には、怒りの裏に隠れた感情についても言及してくれているので、相手の怒りの裏にある本当の感情を考えるきっかけになりました。
また、根本的なところで、コミュニケーションが必要とされる理由や、他者と自分は違うことを知ることなど、これから社会に出ていく子どもたちにも知ってほしいことが、誰にでも分かるように言葉とイラストで書いてあり、自分の子どもにも読んでほしいと思いました。

子供の悩みに上手く答えられなくて困っていたので、この本のタイトルを見て飛びつきました。
困りごとに関して、辞書的に使えるので、手元に置いておきたい本です。
とはいえ、家にあっても子供が自分で読んでくれるはずもなく、
私が読んでこんな風にも考えられるよと伝えるために使いたいです。

まさに図鑑感覚で悩みごとが晴れる一冊。漫画とイラストで楽しめるため、内容も押し付けがましくなく、寄り添って貰う感覚でさくさくと読み進められます。項目ごとにページを開いて読むことができ、老若男女問わず実用的な一冊になっています。

中学生の学校、友達、部活、恋愛など日々の暮らしの上で出てくる悩み事を漫画で紹介しながら、次のページで専門用語を使いながら深く解説されています。
子どもだけでなく、大人が読んでも十分役に立ちそうな本です。
中学校の同級生、涼子と悠太は、大人になり仕事で悩みを抱えながら出会いますが、中学時代の行動で誰かを勇気づけていたことに気づけたりします。大人時代から中学生時代に戻っていく展開がいいなと思いました。
あと、スクールカウンセリングの先生に、部活のことや友達のとの関係など相談するシーンも2,3度でてきます。
「カウンセリングの先生に、こんなことも相談できるんだ」と思えそうです。

感覚的に理解し習得している視点では、文章化され視認することでより理解が深まり、認識していなかった視点では、驚きと同時に学べるという実りのある読了となった。
またコミュニケーションツールとしてSNS全盛でジェンダーレス等の価値観が更新し続ける現代は、根本の「他者を思いやる」という前提は不変ながらも、主軸をどこに置くかなどより細部にわたっての留意が必要であると強烈に認識させられたことが新たな発見となった。
対AI等とより複雑化されるであろう未来社会を生きていく上で、非常に重要になることを丁寧に教えてくれる1冊。

マンガと図解とわかりすい解説でコミュニケーションについて学べる本。
子供だけではなく、大人の方にもおススメ。
具体的に1つ紹介しますね。
共感力は低いより高い方がいい。
では、共感力が高い人の特徴は?と言われて、
答えることはできますか?
この本ではわかりやすく答えてくれる
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<共感力が高い人の特徴>
・自分と異なる意見でも受け止める
・周りの人たちへの関心が高い
・相手の話をよく聞く
・さまざまな経験値がある
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解説は次のとおり
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共通しているのは、自分の感覚や考えが絶対だと決めつけずに
「人はそれぞれ違って面白い」
「人には人の感覚や考え方があるから尊重したい」
というスタンスです。
…
「自分とあなたは違う人だけど、あなたのことを知りたいし
力になれることがあるならなりたいな」と考えるのが
共感力の高い人なのです。
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わかりやすい。大人でも意識したいですね。

最初、働いている人の困りごとから始まり、子どもには少しとっつきにくいかな、というのが正直な感想です。読み進めていくうちに、子ども(学生)の日常あるあるみたいな感じで、そう言う時あるよね!みたいなエピソードがたくさんあり、それに対してどうすればいいかが描かれていていて、そしていろんなパターンもあり、とても良かったです。
個人的にはチャプターごとに最初に哲学者などの名言?が載ってて、それがすごく刺さりました。
特に中学や高校を卒業して、全く新しい環境に飛び込む子ども達におすすめしたいです。

子どもの頃に読みたかった!!でも大人になった今読んでも遅すぎるということはない!
わたしは断るというのが昔からニガテで、そのせいでいろいろ苦しい思いもした。でも「断り方」がわかっていたら相手を傷つけず、嫌なきもちにならずにも済んだのだろうな。これを機にうまく断れるようになりたいです。
自分の子どもが人付き合いで困らないように、また、困ったときにいつでもページをめくれるように、手元に置いておきたい一冊です。

漫画での状況説明とイラスト付きの解説、重要な部分に色がついていて、視覚的にもわかりやすくとても読みやすかったです。よくある学生時代の悩みが書かれていますが、大人にも通じる内容で、年齢問わず読めると思いました。自己啓発系の本を読んで自分を鼓舞するよりは、こういう寄り添ってくれるタイプの本の方が、現代には必要な気がします。人間関係において適度な距離を保つためのコツがこの本には書かれていると思いました。

とても読みやすくて、イラストも可愛くて、ためになる本でした。
コミュニケーションについて役に立つことが詰まっていて、1冊手元に置いておきたいと思える本です。
子どもの頃に、出会いたかったなと思いました。
私は教員をしていますが、教室の本棚に置いておきたいと思いました。素敵な本をありがとうございます!

怒りやすい人、落ち込みやすい人、陽気な人、いろいろだけど、各々に得意や苦手な場面は異なる。学生時代から人付き合いのモヤモヤは尽きないもの。複数の集団に属して選別され、過敏に反応すると心が擦り切れていく。うまくいかないと感情に振り回されるようだけど、それは大切なこと。本書は心の保ち方を教えてくれる。
共感、尊重、言葉にするのは簡単だけど実践は難しい。他者を優先する人は、自分の好きを忘れないで。嬉しさや楽しさが遠ざかったら辛さが残るから。最初の頃は人と人の間に見えない壁があるけど、それは信頼に変わるものだから。

よく「仕事内容も大切だけど、人だよね」
という会話をあちこちでしている。結局人とのコミュニケーションが、自分を形作り毎日を形成している。
この本は、中高生向けながら大人にも読みごたえある内容だ。
心理学の話などは、ぼんやりとそうかなぁと考えていることが明確な言語化されていて、
ためになるし、面白い。
しかし時々「自分軸」といいながらそれでも相手に配慮を(たくさん)しなきゃならないことが、しんどい。
と感じる子も多いのではないか?などと思ってしまう。
だからできなくても大丈夫、でもこういう考え方をしってほしいな、というスタンスでこの本を渡したい。

当たり前のこと
僕の中では、依然としてこうでなければいけないという思いがあり、意識しないとどんどん強い固定観念に襲われてしまう。そんな自分が嫌でいつも自己嫌悪に陥ってしまう。そんな、自分でも良いと思えるような考えは少しのきっかけがあれば良い。この本、そんなきっかけになりそうである。

マンガやイラスト入りでとてもわかりやすかった。
専門用語も多く出てくるが、例が挙げてあったりするので、言葉を覚えられなくても、理解しやすい。
おそらく自分が思春期の頃にはピンとこなかっただろうことで、大人になってこそ、わかる!と共感できることもあり、その頃に読めていたら何かが違ったかもと思うと悔しい。
わかってはいても、すべてを実行することはなかなか難しいと思うが、この本を皆が読めば、学校も職場も社会も世界も生きやすくなるに違いない。

この本では、最初にマンガで困ったシチュエーション、悩んでしまうシチュエーションなどが挙げられて、それについて解説していくというスタイルです。どのテーマも具体的で、「友達は大勢いた方がいいのかな」「誘われたら嫌と言えない」「親が口うるさくて困る」など、「そういうことあるよね」ということばかりです。
「これ、適当にやっといて」ではなく、「わたしは、こうしてもらえて方がうれしい」と言うとか、自分だけで頑張るのではなく、誰かを頼ってみるのもいいとか。ついつい自分の立場ばかり考えがちだけど、相手の立場に立ってみると気がつくことがあるというようなアドバイスが、とてもうまく表現されています。
今時の学校にはスクールカウンセラーがいるんですね。生徒同士でもなく、先生とでもなく、第三者的に話を聞いてくれる人がいるのって羨ましいです。
何か困りごとを言いたい時って、意見を求めてるんじゃなくて、ただ聞いて欲しいってことありますよね。それをわかって、黙って聞いてくれる人がいるって、子どもでも大人でも大事なことです。
人と人とのコミュニケーションって、いろいろ悩み始めたらどうにも止まらないものです。この本には、そんな悩みを解決するヒントが集められています。誰かに相談できるのが一番だとは思うけど、そういう人がいないなら、この本を読んでみて欲しいなと思います。