きみとそらのしたで

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刊行日 2025/03/25 | 掲載終了日 2025/05/07

ハッシュタグ:#きみとそらのしたで #NetGalleyJP


内容紹介

"ひとりぼっちのぼくが出会った不思議ないきもの。ぼくらの夏はいつまでも続くと思ってた…

ある夏のあさ。不思議ないきものがあらわれた。ふわり、そらに舞いあがるきみは、まるでくもみたい。「ともだちになろうよ」ぼくはいった。その日いちにち、いっしょにすごした。それからまいにち、夏の間ずっと。ぼくらの夏は、いつまでも続くと思ってた…。あしたから学校がはじまる。ぼくはひとり、きみとの時間を思い出していた。

ともだちになった、きみとぼく。やがてはなれていくこと、会えなくなることを、まっすぐな子どもの目線でえがく。この絵本を読んだ人がそれぞれに、過去やこれからの「さよなら」に思いを馳せることのできる、切なくもあたたかな物語。
詩的な文章とやわらかな水彩画に、なつかしい夏の景色がよみがえる。ティム・フィッシャー、絵本デビュー作。

"ひとりぼっちのぼくが出会った不思議ないきもの。ぼくらの夏はいつまでも続くと思ってた…

ある夏のあさ。不思議ないきものがあらわれた。ふわり、そらに舞いあがるきみは、まるでくもみたい。「ともだちになろうよ」ぼくはいった。その日いちにち、いっしょにすごした。それからまいにち、夏の間ずっと。ぼくらの夏は、いつまでも続くと思ってた…。あしたから学校がはじまる。ぼくはひとり、きみとの時間を思い出していた。

とも...


おすすめコメント

・ともだちとの出会いと別れの物語。読む人それぞれに、過去やこれからの「さよなら」に物語を重ね、思いを馳せられる。
・なつかしい夏の記憶がよみがえる、詩的で繊細なことば。
・夢のなかにいるような、やわらかい世界を表現した水彩画。

・ともだちとの出会いと別れの物語。読む人それぞれに、過去やこれからの「さよなら」に物語を重ね、思いを馳せられる。
・なつかしい夏の記憶がよみがえる、詩的で繊細なことば。
・夢のなかにいるような、やわらかい世界を表現した水彩画。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784759824513
本体価格 ¥2,200 (JPY)
ページ数 32

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NetGalley会員レビュー

夏の日の出と共に出会い仲良くなった2人の様子が、透明感ある細やかに描き込まれた絵の中に浮き上がってくる。文字のないページで充分なほどに。
そして日が暮れ、三日月が光る最後のページをずっと眺めていた。

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写真かと思うほど緻密で綺麗で朝焼けの絵から始まった。文字はない。でもただひたすら見入るほど雄大だった。

ページをめくると、一変して明るく淡い、霧がかかった絵にタイトルが。

まためくると、その背に光を浴びたフワフワのそれが。絵の中に溶け込むようにいるその姿に魅せられる。その飛ぶ姿にも。枝に止まった様子にも。

ぼくからの「ともだちになろうよ」その言葉で充分。2人の楽しい1日には、文字は必要なかった。

そしてきみからの「あのね、だいすき」。思わず涙が出そうになった。

学校が始まる前の日の夜。月明かりに照らし出された壁に映るものたちにはっとした。それほどまでに悲しかったのだね。

そして日が暮れる。それを三日月がと星々が見守っている。なんて透明感のある清らかな絵。最後のページ。

きみの名は「夏」。だからきっと、きっと、また戻ってくるよ。

しばらく最後のページを眺めてから、そう呟いてそっと本を閉じた。

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夏の魔法がここにある。自由な時間の中で、許される限りいっしょにいた君とぼく。
柔らかで幻想的な絵の中に引き込まれそうになる世界観が胸に迫る。
友だちの究極の形。満ち足りた時間の流れは、でも、残酷だ。迫り来る別れを前に引き絞られるような切なさを、ぼくは抱える。
君を縛ることはできない。本来いるべき場所に帰らなければ……。そして、ぼくは思う。この夏は永遠にぼくの胸にとどまるのだと。

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不思議な生き物は、何かのメタファーなのか。
ひと夏の友だちなのか、子どもの頃だけに出会うことのできる特別なものなのか。
出会って、それがなにかもわからないまま別れて、それだけのシンプルな話。
でも、とにかく絵が素晴らしく美しく惹きこまれた。

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吸い込まれるように 惹きつけられるように 
誰に頼まれたわけでも そばにだれもいなくて ひとりなのに
声にだして読んでいた
もしかしたら 私は 言葉のない頁にいちばん長く居たかもしれない
そこでは 読むのではなく 居る時間
もうすこし もうすこしだけ
描く 見る 光射す 午睡のぬくもり
直射日光 木洩れ日 影 夕暮れ 上弦の月 
そして 満天 その時間を享受していたかった
そろそろ時間だね
ちゃんとしなくちゃの明日へその歩みをすすめる前のきみにも
ともだち 届きますように

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