人は見た目!? ルッキズムの呪いをとく!(全3巻)
矢吹康夫/監修
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刊行日 2025/04/01 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#人は見た目ルッキズムの呪いをとく #NetGalleyJP
内容紹介
【本文一部抜粋版】
外見で人を判断したり、差別的な扱いをしたりする「ルッキズム」。
SDGs10番目の目標「人や国の不平等をなくそう」とも深く関係する問題との向き合い方を考えます。
<ルッキズムとは>
ルッキズムは英語で「lookism」と書き、「look(見た目)と 「ism(主義)」をあわせた言葉です。
見た目で判断して、差別することをさします。
また、自分の思う「かっこいい」「かわいい」を相手に当てはめて評価することもルッキズムのひとつです。
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1巻:ルッキズムって知ってる?
見た目で差別される「ルッキズム」。
身近な問題から、「ルッキズム」という言葉の歴史、ルッキズムが生み出すさまざまな問題までを紹介。
「ルッキズム」とはなにかがわかる!
2巻:ルッキズムが起きるわけ
無意織のうちにすりこまれていることが多いルッキズム。
気づかないまま、加害者にも、被害者にもなってしまう可能性が……。
ルッキズムはどうして起きるのだろう? ルッキズムが起きる背景を探ろう!
3巻:脱ルッキズム! ぶれない自分になる!
社会がつくり出すルッキズムに流されないためには、どうしたらいいのだろう。自分の軸を見つけるヒントを紹介。
見た目にこだわりすぎず、自分やまわりの人がここちよくすごせるスタイルを見つけよう!
1巻「はじめに」より
最近、「ルッキズム」という言葉を目にしたり、耳にしたりすることがふえてきました。
「ルッキズムは、人の見た目にかかわることがらで、批判するときにつかわれる言葉だということはなんとなく知っている。
だけど、言葉の意味はあいまいにしか理解していない」という人が多く、そのため人によってつかい方や受けとり方がぜんぜんちがうようにも思えます。
そんなふうにあいまいな理解のまま、言葉だけがひとりあるきしているせいで、「かわいい・かっこいいとほめるのはいいことじゃないのか」「美しくなろうとしてなにが悪いのか」と疑問に思う人もいるかもしれません。
あるいは、悪気はないのに「ルッキズムだ」といわれてムッとしたり、いわれたらどうしようとおびえたりしている人もいるかもしれません。
けれど一方で、自分の見た目をとやかくいわれたり、みんなにとっての美しさをおしつけられたりするのにうんざりしている人だってたくさんいるでしょう。
この本は、こうした「ルッキズム」をめぐる疑問や不安や反発をときほぐし、見た目にまつわる生きづらさから、あなたをときはなつことを目指しています。
だれも傷つけず、だれからも傷つけられない社会をつくっていくために、いっしょに考えていきましょう。
監修/矢吹康夫
立教大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員、立教大学社会学部助教などを経て、現在、中京大学教養教育研究院講師。
おすすめコメント
SNSの普及にともない、子どもたちの世界においてもルッキズムが急加速しています。
小中学生にもありがちなルッキズムの例としては、以下のようなものがあります。
「友だちやインフルエンサー等の外見に安易な口出しをする」「太っている人を雑に扱う、いじる」「クラスの中で、かわいい子、かっこいい子の順位をつける」「SNSで、見た目のよい人に”いいね”やフォロワーが集まる」「同じ内容のSNS投稿であっても、見た目が整っていないと思われてしまった人に対しては中傷コメントがあふれる」
このようなルッキズムは、自分も他者も苦しめる呪いであり、社会問題です。
本シリーズが、ルッキズムを食い止める必要性を理解し、自己肯定感を無意味に下げることなく、他者とよりよい関係性を構築する一助になればと思います。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784577053263 |
本体価格 | ¥9,600 (JPY) |
ページ数 | 32 |
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NetGalley会員レビュー

ルッキズムについては幼い頃から知っておいてほしいと思う事なので、この様な書籍が出版され、子どもたちが身の回りのルッキズムについて知ることができる様になるのは喜ばしいことです。学校の授業の中で取り上がてくれればいいなと思いますし、その時にこの書籍は有用だと思います。
ただ、もう少し具体的なエピソードが入っていた方が自分ごととして捉えやすくなるのではないかとも思いました。また、これは小学生にはちょうど良いものですが、中学生にはちょっと物足りないので、中学生向けのものもできれば良いですね。

見た目で判断して差別する「ルッキズム」を解説する三分冊。
悪意がなくてもモヤモヤさせてしまう言葉について考えたり、
そんな言葉を投げかけられた時の対処方法も載っています。
とは言え、見た目が気になるのは人の本能でもあるので、
見た目の印象だけで判断しない、という大切なことも書かれています。
思春期の子供たちも気になるテーマだと思うので、
こそっと読めるサイズで1冊にまとまった本でも欲しいですね。