大型版 あらしのよるに 全7巻

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刊行日 2006/03/09 | 掲載終了日 2025/02/06

ハッシュタグ:#大型版あらしのよるに全7巻セット #NetGalleyJP


内容紹介

//「新あらしのよるにシリーズ」刊行決定記念(3月12日発売)
380万人が泣いた名作絵本「あらしのよるに」シリーズ全7巻を特別公開!!//

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ヤギとオオカミという、本来であれば天敵同士の間に生まれた「種をこえた友情」を、ときにユーモラスにときに切なく描いた名作絵本「あらしのよるに」シリーズ。
信じ切る大切さを描いて、子どもから大人まで多くの読者に愛されて累計380万部を超えるロングセラー絵本です。

講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞作。小学4年生国語教科書《光村図書》にも掲載されました。TVアニメ化、映画化、歌舞伎化など、多様な展開をして、愛されています。

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◆作者・きむらゆういちさんからのメッセージ◆
今の世界情勢を見ると、まさに今の方がこの物語が必要になっていると思います。人種が違っていても、肌の色が違っていても、偉い人とそうでない人でも、金持ちでも貧乏でも、友情が生まれるかもしれません。その友情を信じていれば、あらゆる困難にも打ち勝ち、新天地に向かうことができる、と思っています。

◆「あらしのよるに」シリーズ推薦コメント◆
・おもしろいものは、おもしろい。かんじるものはかんじる。子どもも大人も、おなじです【落語家・立川志の輔さん】
・50年、60年と、今の子どもたちが大人になって、その孫、その次まで残るくらいの名作だと僕は思っています【歌舞伎役者・中村獅童さん】

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作/きむら ゆういち
東京都生まれ。幼児番組のアイディアブレーンなどを経て絵本・童話作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。同作品の劇作で、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で日本絵本賞受賞。その他の作品に『きずだらけのリンゴ』『にんげんごっこ』『風切る翼』「おおかみ・ゴンノスケ」シリーズ、「よーするに医学えほん」シリーズなどがある。

絵/あべ弘士(あべ・ひろし)
北海道生まれ。旭川市旭山動物園の飼育係から、絵本作家に。『あらしのよるに』で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。『ゴリラにっき』で小学館児童出版文化賞受賞。「ハリネズミのプルプル」シリーズで赤い鳥さし絵賞受賞。『どうぶつゆうびん』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。その他の作品に『えほんねぶた』『みんなのせて』『エゾオオカミ物語』「ふたごのしろくま」シリーズなどがある。

//「新あらしのよるにシリーズ」刊行決定記念(3月12日発売)
380万人が泣いた名作絵本「あらしのよるに」シリーズ全7巻を特別公開!!//

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ヤギとオオカミという、本来であれば天敵同士の間に生まれた「種をこえた友情」を、ときにユーモラスにときに切なく描いた名作絵本「あらしのよるに」シリーズ。
信じ切る大切さを描いて、子どもから大人まで多くの読者に愛されて累計...


出版社からの備考・コメント

★作品閲覧の際は、閲覧ページ右上の歯車マークから
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大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
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おすすめコメント

◎「あらしのよるに」シリーズ全7巻
その後、「新あらしのよるに」シリーズとつづきます。

<1巻>あらしのよるに――種をこえた友情はなぜ生まれたか?
<2巻>あるはれたひに――友情は食欲に勝てるか?
<3巻>くものきれまに――秘密の友だちって、いろいろたいへん。
<4巻>きりのなかで――仲間か? 友だちか? それが問題だ。
<5巻>どしゃぶりのひに――生きるためには、うらぎりも必要なのか?
<6巻>ふぶきのあした――この友情は、もう誰にも止められない……。
<7巻>まんげつのよるに――2ひきの友情ははたして永遠?

◎「新あらしのよるに」シリーズ
<1巻>あいことばはあらしのよるに 2025年3月12日発売


◎「あらしのよるに」シリーズ全7巻
その後、「新あらしのよるに」シリーズとつづきます。

<1巻>あらしのよるに――種をこえた友情はなぜ生まれたか?
<2巻>あるはれたひに――友情は食欲に勝てるか?
<3巻>くものきれまに――秘密の友だちって、いろいろたいへん。
<4巻>きりのなかで――仲間か? 友だちか? それが問題だ。
<5巻>どしゃぶりのひに――生きるためには、うらぎりも必要なのか?
<6巻>ふぶきのあした...


販促プラン


読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューをご投稿ください!
著者・担当編集者ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。

※ネタバレになるレビューはお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。

★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 児童書営業部>まで直接お問合せをお願いいたします。

★★



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NetGalley会員レビュー

シリーズで読めて良かったです。オオカミのガブとヤギのメイのあらしのよるにの出会いから友達になるまで、またその後が絵本で知ることができました。お互いの心の動き、周りとの関係の中でも自分の心に従う強さ、相手を思う、また思い出す過程が味のある絵とともになんとも良かったです。

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もしお互いの顔が見えない中で語り合ったら、偏見もなく、敵も味方もなく、心と心だけで通じ合う「友だち」ができるのではないだろうか。この物語に登場するヤギの「メイ」とオオカミの「ガブ」はあらしの夜に真っ暗な小屋で出会い、相手の正体を知らずに「気が合う」「いい友だち」になった。でもこの二ひきが「友だち」で居続けるためには、多くの困難を乗り越える必要があった。オオカミの好物はヤギ。ずっとヤギの肉を食べてきたガブにとって、お腹がぐーぐーなっている時でさえ、眼の前のヤギの友だちを食べずに我慢していることはどんなに大変だったろう。また、ヤギのメイにとっても、オオカミの友だちが自分を食べない、と信じてはいても、死ととなり合わせの毎日でもあり、心穏やかではなかっただろう。また、敵のオオカミと仲良くすることは、メイは仲間のヤギたちに「裏切り者」のレッテルを貼られることであり、ガブもまた、ヤギのメイといることは仲間のオオカミたちに命を狙われることになる。こうした困難や恐怖を乗り越え、一緒にいることを選んだ二ひきだが、今度は相手への不信感が生まれ、嫌な面も見えてくる。ではなぜ、そうまでしても、二ひきは一緒にいるのだろう。その答えは、物語の中にある。「生と死」を背景に「真の友情」をきむらゆういちさんの情感溢れる文とあべ弘士さんの優しいタッチの絵で描いた大ベストセラー『あらしのよるに』シリーズ全7巻。3/12には20年ぶりの新刊となる『新あらしのよるにシリーズ1 あいことばはあらしのよるに』が発売されるという。「家族愛」をテーマにした新シリーズでは、ヤギの「メイ」とオオカミの「ガブ」のその後がどうなるのか、楽しみでたまらない。

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この『あらしのよるに』シリーズは読み聞かせボランティアをしていたころ出会い読んでいたので懐かしさで胸がいっぱいです。
オオカミのガブとヤギのメイががあらしのよるに出会い、ひみつのともだちになります。食べる側と食べられる側だから友達にはなれないと周りに言われてしまいます。
それでも本当の友達となったふたりは大きな決断をします。それは決して簡単なことではありません。でもふたりだからこそ乗り越えられるそんな強い繋がりを感じます。特に好きなのは『ふぶきのあした』でメイがガブにほんとうのともだちとはどういう存在なのかを話す場面です。立場は違ってもほんとうのともだちなったふたりの姿に涙が出てきました。
この先も綺麗な月を見てお互いを思いやりながら過ごしていくのでしょう。

そして今年の3月には新シリーズが発売になります。昨年第一巻を読ませていただきましたが、立場を超えてふたりの変わらぬ友情が続いていることがとても嬉しかったです。ほんとうのともだちについて考えながらこの物語がこれからも読み継がれていってほしいです。

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ヤギのメイとオオカミのガブの友情ストーリー。以前に読んだ時も感動しましたが、久しぶりに読んで、そしてシリーズで続けて読んだのは初めてだったので、また改めて2匹の友情に感動しました。様々な障害があっても変わらない2匹の友情。争いや戦争が絶えない今、人間も彼らの友情を見習いたいものです。考え方や立場、損得など障害を超えて相手を思いやる、そんな世界になって欲しいと改めて思いました。良い本はいつ読んでも何回読んでも良いものですね。これからの子供たちにもずっと読んでいって欲しいです。

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『あらしのよるに』
真っ暗闇の中でのオオカミとヤギの一言一言は、何回読んでもハラハラする。その綱渡りのようなやり取りの中、この奇跡と言っていい関係が結ばれたのだと思うと、とても深い感慨深い。

『あるはれたひに』
のどかな景色の絵をめくると、真逆野真っ黒なオオカミが。本当にひやっとする。でも、そこから始まる和やかなやり取り。お互いに、時々誘惑と疑惑に駆られるのは、しかたがないこと。でも、それを乗り越えた、オオカミの最後の言葉にじーんときた。

『くものきれまに』
とうとう、自分の名前を教え合う2頭。これで〝オオカミとヤギ〟ではなく、〝ガブとメイ〟になった。だから、タブからガブを守るメイ。必死に誤魔化しながら我慢するガブ。
これで2頭は本当に〈ひみつのともだち〉になったのだね。

『きりのなかで』
約束の日なのにいちめんの霧。凶暴なギロとガブの2頭からメイを必死で守ろうとするガブを、ちょっとからかってみるメイ。そうしても大丈夫だという、ガブへのメイの信頼のしるし。

『どしゃぶりのひに』
仲間のヤギを大切にしているメイなら、正直に答えるしかないだろう。それに対する年老いたヤギの言葉も、ガブを知らなければ確かにもっともなこと。
そして、ガブもまた全く同じ状況に追いやられていたとは。
そして2頭は、皆に知られて森中の動物達が見守る中で、信頼を貫くことを選ぶ。生き物のさがさえ超えた信念を示すとは。

『ふぶきのあした...』
森中に知れ渡った2頭の関係。特に、群れとしのオオカミの恐ろしさはこの上ない。だからといって、助けるための騙し合いだってお互いにお見通し。だから、2頭ともに生き残ることは無理。それがわかったガブは、オオカミとしての意地を見せたのか。

『まんげつのよるに』
メイの心は晴れない。魂の半分を失ったのだから。そのメイが辺りの生き物の様子に敏感になっていくのは、自分の生が終わりに近づいてきているからか。生きていることの素晴らしさを本当にわかってきたからなのか。
一方のガブが生き残ったのは、その野生の力で。だから、その力以外は何も残っていないのか。
だから、2頭が再会したはこうなることは必然。
だからこそ、〝あの合言葉〟の奇跡、それだけがたより。

そして、第1部のフィナーレがはじまる。涙なくしては読むこと、見ることができないフィナーレが。

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第1話から最終話までの感想です。

生きていると、自然と知り合えて、信頼関係を築いていくけれど、いつどうやって出逢えたのか覚えているだろうか。そのときにどんな話をして、どう別れたのかも。暖かかったのか、凍えるようだったのか、快晴の下だったのか、あらしのよるだったのか。初めての交流が素敵な場面であれば、付き合い方は変わるのだろう。お互いに声を通じて感じたり、言葉を通じて分かりあえたり、触れ合って励ましあったりしているなら、この物語の結末はきっと、ヤギとオオカミの心が結ばれているのだろう。孤独を受け入れたとしても、ひとりでは生きていけないから。

雨上がりの空はなぜ澄みわたるのだろう。大きく息を吸うと身体にも沁みわたるように。昨夜、二手に分かれた影がまた一つになる。約束の場所で目と目が合ったとき、お互いが一瞬固まってしまう。ようやく知り合えたはずの親友の姿が異なっているから。オオカミにとってもヤギにとっても、本能と理性の狭間で、楽しさと苦しみの再会となる。山の頂上の景色がいくら爽快でもなぜか心は晴れないし。ゴロゴロゴロ、雲行きが怪しくなると一変し、お互いに苦手な音が鳴り響くと、怖さよりも優しさが増していく。どんなにドキドキしても友情は深まるばかり。

ゴロゴロゴロ〜、グゥグゥグゥ〜、オノマトペが楽しい絵本。シリーズ第3話にして、ようやくお互いの名前を伝えあえた、ヤギのメイとオオカミのガブ。自己紹介が遅れたのは、これまでカミナリの恐怖だったり友だちのままでいたい自制心だったりで、それどころじゃなかったからね。3度目の再会の時は、今までにないほど自然体で心地よかったね、お邪魔が入るまでは。距離が遠くなるほど友情は深まるばかり。ふたりだけの秘密があるとドキドキが増して、もしかしたら、愛に変わるかもしれない予感。夕暮れに走り去る後ろ姿を見つめる姿に、哀愁漂う。

濃霧が印象的なシリーズ第4話。目の前の出来事さえ見えなくて、でもその存在を強く感じ合う夜。視界が遮られたからこそ、今までにないほどの想いが溢れてきたのだろう。ガブとメイは夜空を見上げるために夕闇の石場を駆け上がった。険しい峰、ここには邪魔されることのない静けさがあり、やさしい月あかりの下で語り合うはずだった。星光を雲が覆いつくし、息づかいは荒くなり、追い込まれる。暗闇の中で今回もハラハラドキドキする展開に。いつか終わりを迎えてしまうのかという切なさとともに、この物語だけでも幸福な結末であってほしいと願う。

待ち合わせの場所で清らかに語り合う望みは未だ叶わず、シリーズ第5話も危険に満ちている。ガブとメイ、あらしのよるからはじまった秘密が、皆の目に照らされてしまう。森には数多の動物が潜み、ここでも世間と同じように吹聴されてしまう哀しみ。険しい谷山を乗り越えて雨に濡れるほど、ふたりの仲は温まっていく。雷鳴轟く下で、お互いの本当の気持ちを伝えなければ、崩れてしまうかもという恐れを抱きつつ。禁断の恋、周囲はその熱を冷まそうとするけれど、雨が降れば足跡を流す。誰もいない、どしゃぶりの中で、ふたりだけの世界を探している。

逃げるしかない。ただひたすら遠くへ。雨が止み、嵐も去ったのに、進むべき道を外れた者に平穏は訪れない。ガブは気を遣い続けてきたけど、ようやく素直に言葉が出るようになる。メイも苦しみを認め、ついに心がひとつになったのだろう。お互いの気持ちが近づいたり離れたりするたびに、どんなに険しい山も登りきれるような気がするもの。束の間のあたたかな月あかりに照らされて、ふたりの影が長く伸びている。決して欠けることのない絆で結ばれたのだろう。誰も踏み込んだことのない世界の行く末を案じて、メイの声だけが冬暁に響いているけれど。

最終話、この言葉の響きに切なくなる。人生の終わりなんて誰にも分からないけど、物語には残り1話、後数頁と迫ってくる切なさがある。この続きはどこを探しても綴られておらず、心のなかにそっと仕舞うしかない。オオカミのガブとヤギのメイ、仲良くなれないはずのふたりが手と手を取り合ったまま、いつまでも一緒にいられることを願って本を閉じると、また最初から読みたくなる。自らの感想を振り返ると懐かしい記憶が蘇る。あの日があらしだったから、雷が鳴り響いてくれたから、満月を見上げることができた。この作品を描いた著者に感謝したい。

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