オーリンと バイオリン

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刊行日 2023/10/28 | 掲載終了日 2025/01/31

ハッシュタグ:#オーリンとバイオリン #NetGalleyJP


内容紹介

平原で落し物のバイオリンを年老いたライオンが見つけました。そして年老いたキリギリスに「音楽」を習いながら練習をしていきます。その音楽が平原に流れ、いつしかいろいろな動物が集まってきて大きなパーティーとなります。そしてそのパーティーが思わぬことになって荒れた平原も草の生い茂る豊かな平原に戻っていきます。音楽を通して生命力を語る絵本です。

平原で落し物のバイオリンを年老いたライオンが見つけました。そして年老いたキリギリスに「音楽」を習いながら練習をしていきます。その音楽が平原に流れ、いつしかいろいろな動物が集まってきて大きなパーティーとなります。そしてそのパーティーが思わぬことになって荒れた平原も草の生い茂る豊かな平原に戻っていきます。音楽を通して生命力を語る絵本です。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784909809513
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 40

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NetGalley会員レビュー

ライオンのオーリンは、年老いてよぼよぼ。ある時、旅人が落としていったバイオリンを拾い、音楽の楽しさ、すばらしさに目覚めていきます。先生は同じ年寄りのキリギリスのギリー。
夢中になって音楽を学び、草原中の動物たちがオーリンのバイオリンの音色に魅せられていきます。オーリンの元に集まった動物たちと自由にセッション。みんな歌ったり、踊ったりうきうきのパーティーを過ごし、ついつい出てしまったウンチもものともせず、最高の時間を過ごすのです。
生きがいを持ったオーリンはなんだか若返ったよう。草原もウンチの効用があったようです。
生きる楽しみはだいじですね。

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すごく生命力を感じる絵本で好きです。
ライオンの顔が大きくて魅せる絵なところも素敵。
老ライオンだとジオジオを思い出すけれど、彼はそんな繊細ではなく、まだまだパワーに満ち溢れています。
それも、平和なパワー。
命って、自然って、こうあるものなのかもしれません。

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ヨボヨボのライオン、オーリンが手にしたバイオリン。練習の末に弾きこなしたオーリンの周りにヒヒ達が。動物達が。鳥達が。そして大地までもが。
まさに音楽の力、命の力に溢れた絵本。

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オーリンのなんという年寄りぶり。あばら骨が浮き上がり、ヒゲもたてがみも抜けかけてる。大地も負けないくらい荒れている。これでは寝転がっているしかないよなぁ。

とこれが、同じ年寄りでもギリーの演奏の上手なこと。オーリンの目が真ん丸になるのも当たり前。

負けじとバイオリンを引きこなすようになったオーリン。髪も肌も艶が出てきてる。

それに誘われて出てきたヒヒの軍団には驚いた。なんと楽しそうなポーズ、みんな違う打楽器を手に。

更に見開きいっぱいの踊る動物達。更に鳥達。

そこでオカピの失敗。でも、気にする者はいない。だから大地まで参加。命の演奏、命の輝き。大地の喜び。

だから大地は変わる。朝日がのぼる果てまで緑へて。

のぼり始めた太陽に照らされて、オーリンも変わっている。
音楽の力、命の力。大地さえも変える力。だから、オーリンも力強く、軽やかに。

まさに、音楽の力、命の力に溢れた絵本。

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年を取り、生きる気力もなかったライオンが、バイオリンを手にしたことで活力を取り戻す。

とても生命力にあふれる物語だった。
体は衰えても、情熱を注げるものが見つかれば、まだまだ生きていけるということか。
それが音楽であれば、自分だけでなく、大勢の仲間たちと一緒に楽しむことができる。
そして、熱い音楽の前では、細かいことなど気にならなくなるのだな。
物語も素敵だったが、絵もとてもよかった。

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凌駕するのは「絵」
ライオンという獣を カマキリという昆虫を ヒヒという哺乳動物を やる気なさ男を 
困惑させ 時に笑わせ 時に躍らせ そしてはじめとおわりでは異なる「瞳」を描く。
どの頁を捲っても そこには広がる大地がある。
夢中になる者との出会いが「ぼろぼろ」を立ち上がらせ
「だいたい そのとしで おんがくもしらんのか」
というとしよりの言葉が蘇りのきっかけになる。
わたしたちは 生きている。
時を経て 体験を共有し そして次の場所へ。
これからをも生きていくことの強さを思い直す。
わたしのいのちはいまドキドキしているだろうか。

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音楽家がアフリカの大地でライオンにびっくりして、大切なバイオリンを投げ捨てていく。そんなありえない場面から始まっている。年老いて痩せ細り、最近はいつも岩を枕にして横になっているオーリンが、ふと弾いてみようかと立ち上がり、その音色を聴いて草食動物までもが集まってくる愉快な絵本。最初は不協和音で、同じく年寄りのキリギリスを困らせていたけれど。みんなが集まって、打楽器のリズムとメロディが一つになれば、サバンナの合唱団がここに誕生。盛り上がりすぎて落とし物をたくさんしたけれど、どんなときでも元気になれる音楽の力。

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もう何も生むことができない。
そう思った心境であってもちょっとしたことから、元気ややる気が出てくることってあるんだよ。
そう思わされるオーリンの物語。

何かができるようになって、それが活力になってほかのことまでうまくいく。
じぶんだけでなく周囲の人も喜ばせたり満足させたりして相乗効果を生み出す。

大地のちから、動物本来のちから、思い立った時から始まるちから。
そういうものが自分にもあるんじゃないかって、自分にも他人にも教えてあげられる本です。

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