ぼくは王さま ともだちコレクション
作：寺村輝夫/絵：和歌山静子
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刊行日 2025/01/08 | 掲載終了日 2024/12/25
ハッシュタグ：#ぼくは王さま #NetGalleyJP
内容紹介
くいしんぼうでわがままな王さまは子どもたちに長年愛されてきました。３世代４世代にわたって読み継がれる王さまの話の中からテーマ別にセレクトしたシリーズの１冊です。
巻頭には絵童話版の「王さまたんけんたい」を２色刷りで収録。1977年に書かれたテキストに、2023年に描き下ろされた絵を中心に構成したものです。大臣や兵隊たちとアフリカに行った王さまが、動物ににげられ、やっとつかまえたダチョウのたまごからひながかえり、ひなの本当のママをさがしに出かけます……。
そのほかにも王さまらしいゆかいな童話５作品を収録。ライオン、だちょうのほか、アフリカの女の子、宇宙人、あやしい子ども、国じゅうの人たち、ねこ……、などなどたくさんの人や動物と出会い、ともだちになる王さまの話です。
収録作品
王さまたんけんたい〈絵童話版〉
モルト星の石
なんでもほしいほしがりや
しゃぼんだまのくびかざり
わすれたわすれんぼ
ねずみが大さわぎ
おすすめコメント
５０年以上「王さまシリーズ」の絵を描いてきた和歌山静子さんは、次のようなメッセージを残していました。
“王さまシリーズは、何回読んでも元気がわいてくる本です。寺村輝夫さんは「無理してよい子にならなくてもいいんだよ」「みんな、元気な王さまになってほしい」と、子供たちに伝えたかったんだと思います。おとなもきっと、子どもに読み聞かせたら「うちの子も王さまと同じだな」と思うでしょう。” (理論社創立75周年アンケートより）
そういう思いで亡くなる直前まで描いていた「王さまたんけんたい」の絵をこの本に収録しました。
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784652206690 |
| 本体価格 | ￥1,500 (JPY) |
| ページ数 | 158 |
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NetGalley会員レビュー
レビュアー 1049450
恥ずかしながら、わたしは王さまシリーズを読んだことがなかった。
たくさん出ているし、長いこと続いているシリーズだから面白いのだろうとは思っていたが、思った以上に素晴らしかった。
50年前の作品なのに、古い感じが全くしない。
自分の欲望に忠実に生きている王さまの物語を読んでいるうちに、心が解放されるような気がした。
また、和歌山静子さんの絵がとてもかわいらしくて、このわがままな王さまにぴったりはまっている。
王さまの話を子どもの頃に読んでいなかったことが残念だ。
もしかしたら、母は、わたしが王さまのように我儘になっては困るので、意図的にこの本を避けていたのかもしれない、とふと思った。
