おしゃれまほうがっこう　100まいのドレス

まあ、なんてかわいらしい‼︎フリルとリボンと宝石に彩られたドレスたちは、どれもみんな美しくて、眼福そのもの。
ララちゃんが迷いをお友だちに素直に相談する姿勢がすてき。そこには学ぼうという気持ちがあるからです。どのお友だちも個性的で、自分のそれをちゃんとわかっていて、ドレスに表現できているところがすごい！
紙の本なら、巻末のドレスの着せ替えが楽しめるのですね。小さい頃、紙の着せ替え人形であれこれ遊んだことを久々に思い出しました。
夢いっぱい、着ることやおしゃれが好きな子どもたちに喜んでもらえること、請け合いです！

この本を手にしたこどもたちのきらっきらっした表情が目に浮かぶ。
悔しいなあ。私の子育て全盛期に出会っていたかった。
私なら、長時間移動を強いられる時とか月曜午前の病院の待合室で、
バッグにそっと忍ばせて、ぐずりかけたこどもの目の前にさっと取り出す。
そこから展開される、創るわくわく、自分だけのきれい、もっともっと、まだまだ、の好奇心。
まほうつかいがおしゃれをまなぶ「おしゃれまほうがっこう」は
こどもたちの好きがあふれている。
どれがいい、じゃなくてどれもいい。ぜんぶ好き。
巻末の驚きが、それを教えてくれた。

とても可愛い世界が広がっていて、ニコニコしちゃいました♡
お友だちに会いに行っていろんなファッションを一緒に楽しむというコンセプトが素敵！
シールを貼って自分の手でおしゃれさせるのも、お子さまが喜びそうだな、楽しい体験が出来そうだなって思いました！

最近はインターネットなどで服を選んだりすることも多くなっている時代。
自分に対して、この服を着ることによってどんな感じに見えるか、
どういう自分でありたいか、お気に入りのポイント秘密のおまじない要素などもある。

100枚のドレスっていう有名なエスティスとスロボドキンの作品があるが、
どの服も着放題選び放題という夢があるが、この作品はそうではないぶん軽さがある。
もともとコーデネートされているシールを張る感じになっているけど、
誰が誰に合うかどういうののほうが感性がフィットするかなど、
女の子の基礎教養として成り立つ本であればいいなと思います。
その続きに成長して色の制約や組み合わせ、コーデの自由感も後に広がるといいですね。