Dear 16とおりのへいわへのちかい
サヘル・ローズ
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刊行日 2024/11/29 | 掲載終了日 未設定
イマジネイション・プラス | imagination unlimited
ハッシュタグ:#Dear16とおりのへいわへのちかい #NetGalleyJP
内容紹介
サヘル・ローズさんはライフワークのひとつとして、難民キャンプ等を訪問し、大人や子どもたちとの交流を長年されています。
その現場で子どもたち自身が描いた絵や手紙をサへルさんに託しています。
この絵本では、託された子どもたちの絵や手紙と共に、サヘル・ローズさん自身の言葉を添えて構成をしています。
皆さんに少しでも戦争や紛争等で難民となってしまった人々、子どもたちの事を知って欲しいという思いで企画をしました。
サヘル・ローズさんはライフワークのひとつとして、難民キャンプ等を訪問し、大人や子どもたちとの交流を長年されています。
その現場で子どもたち自身が描いた絵や手紙をサへルさんに託しています。
この絵本では、託された子どもたちの絵や手紙と共に、サヘル・ローズさん自身の言葉を添えて構成をしています。
皆さんに少しでも戦争や紛争等で難民となってしまった人々、子どもたちの事を知って欲しいという思いで企画をしました。
おすすめコメント
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784909809629 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 40 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
生まれた境遇によって圧倒的なハンデを背負う。
自分や周囲の人のせいでなく、全然関係のない誰かのプライドの為に。
子どもたちがそう感じて、思いを吐き出すのは当然。
難民と呼ばれる人は、自分から好き好んで難民になったわけでない。
不幸があっても、責任をとってくれる人がいない。だから感情も生き場がない。
あなたがもし私の立場だったら、という共感力がこの子達からの訴えにはある。
世の中を動かせる力のある人はどうぞ共感力を養ってくださいと思わされる本でした。
「個人」としてではなく「難民」というくくりでのみ扱われること。
それは「私」としてではなく「女/男」とか「日本人」とか、
自分では選べ何くくりでしか見てもらえないことと同意なのに、
「難民」に対してはそれをしてよいと思う人がいる。
そのことで踏みにじられた尊厳が子どもたちの言葉から痛いほど伝わってくる。
すべての人と個人として向き合うことは、
気力も体力も心もなかなか持たないとは思うけれど、
それでもやはり相手のことをまずは「人」として、
「くくり」とは切り離した存在としてみることが大事で、
お互いがそうやって思いあうことによってのみ、
誰かだけのものではない「平和」な暮らしが実現するのではないかと、
綴られた手紙を読んでいてつくづくと感じました。