Dear 16とおりのへいわへのちかい

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刊行日 2024/11/29 | 掲載終了日 未設定

ハッシュタグ:#Dear16とおりのへいわへのちかい #NetGalleyJP


内容紹介

サヘル・ローズさんはライフワークのひとつとして、難民キャンプ等を訪問し、大人や子どもたちとの交流を長年されています。

その現場で子どもたち自身が描いた絵や手紙をサへルさんに託しています。

この絵本では、託された子どもたちの絵や手紙と共に、サヘル・ローズさん自身の言葉を添えて構成をしています。

皆さんに少しでも戦争や紛争等で難民となってしまった人々、子どもたちの事を知って欲しいという思いで企画をしました。

サヘル・ローズさんはライフワークのひとつとして、難民キャンプ等を訪問し、大人や子どもたちとの交流を長年されています。

その現場で子どもたち自身が描いた絵や手紙をサへルさんに託しています。

この絵本では、託された子どもたちの絵や手紙と共に、サヘル・ローズさん自身の言葉を添えて構成をしています。

皆さんに少しでも戦争や紛争等で難民となってしまった人々、子どもたちの事を知って欲しいという思いで企画をしました。


おすすめコメント

著: サヘル・ローズ俳優、タレント。1985年イラン生まれ。幼少時代を孤児院で生活し、フローラの養女として7歳のときに引き取られる。8歳で養母とともに来日。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し、舞台にも立つ。近年では自身がメガホンを取った映画「花束」も公開されるなど、表現の幅を広げている。また芸能活動以外では、個人で国内外問わず支援活動を続けており、2020年にはアメリカで人権活動家賞を受賞。著書には『言葉の花束』(講談社)、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏との共著で写真詩集『あなたとわたし』(日本写真企画)がある。

著: サヘル・ローズ俳優、タレント。1985年イラン生まれ。幼少時代を孤児院で生活し、フローラの養女として7歳のときに引き取られる。8歳で養母とともに来日。レポーター、ナレーター、コメンテーターなど様々なタレント活動のほか、俳優として映画やテレビドラマに出演し、舞台にも立つ。近年では自身がメガホンを取った映画「花束」も公開されるなど、表現の幅を広げている。また芸能活動以外では、個人で国内外問わず支...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784909809629
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 40

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NetGalley会員レビュー

生まれた境遇によって圧倒的なハンデを背負う。
自分や周囲の人のせいでなく、全然関係のない誰かのプライドの為に。
子どもたちがそう感じて、思いを吐き出すのは当然。

難民と呼ばれる人は、自分から好き好んで難民になったわけでない。
不幸があっても、責任をとってくれる人がいない。だから感情も生き場がない。

あなたがもし私の立場だったら、という共感力がこの子達からの訴えにはある。
世の中を動かせる力のある人はどうぞ共感力を養ってくださいと思わされる本でした。

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「個人」としてではなく「難民」というくくりでのみ扱われること。
それは「私」としてではなく「女/男」とか「日本人」とか、
自分では選べ何くくりでしか見てもらえないことと同意なのに、
「難民」に対してはそれをしてよいと思う人がいる。
そのことで踏みにじられた尊厳が子どもたちの言葉から痛いほど伝わってくる。

すべての人と個人として向き合うことは、
気力も体力も心もなかなか持たないとは思うけれど、
それでもやはり相手のことをまずは「人」として、
「くくり」とは切り離した存在としてみることが大事で、
お互いがそうやって思いあうことによってのみ、
誰かだけのものではない「平和」な暮らしが実現するのではないかと、
綴られた手紙を読んでいてつくづくと感じました。

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Netgalleyで知らなければ手に取らなかったかもしれません。読んで良かったです。
日本でぬくぬく平和に暮らしていたら知らないこと、それが手紙から直に伝わりました。
海外の孤児から日本で家族を待ち暮らすようになったサヘル・ローズさんだからこそ、作れた絵本だと思います。
図書館や図書室にぜひ置いて欲しい絵本です。

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日本は恵まれた国なんだな、と思います。私が同じようになったら……と思うと、勝手な大人たちを恨む気持ちがよくわかります。とても、心にきました。
とても遠くの国の出来事のようで、しかし、とても身近な問題なのだな、と。
プライドで戦争するたちがいなくならない限り、プライドで戦争する人たちは被らない被害を受ける人がいる、ということ、誰もが忘れてはならないのだと思います。

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しょっぱなから鼻がツーンとなった。
死がとても身近にあるような過酷な状況のもと、どれだけの子どもたちがどれだけ深く心身に傷を負っているのだろう。
怒れる子どもはまだいいのかもしれない。
怒る気力も起きずに諦めの境地にいる子どもも多いのだろうなと思う。

こういう過酷な状況下で暮らす子供たちがいるということを、わたしたちはニュースなどを通して知っていたはず。
でも、何もできないから、と目を背けていた。
気づかないふりをしていた。
今、著者のサヘル・ローズさんから、それを突きつけられて、「わたしたちは、どうすればいいと思う?」と問われているように思った。
わたしたちは、どうすればいいのだろう。
日常の会話で、こういう子どもたちの事を話題にできることが普通になれば、少しは状況はよくなるだろうか。
みんなで考えるためにも、多くの方に読んでいただきたいと思った。

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