いじめ、みちゃった!
いじめを科学の力でふせぐえほん
作: 和久田 学 /イラスト:イモカワユウとイモカワチヒロ /監修: 公益社団法人 子どもの発達科学研究所
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刊行日 2024/10/31 | 掲載終了日 2024/11/18
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内容紹介
【内容紹介】
いじめ予防の専門家がつくる、エビデンスに基づいた いじめ予防教育えほん
・子どもを被害者にも、加害者にもしないための一冊
・本当に効果のある、いじめ予防法がわかる
・5歳からの入学準備、クラスでの読み聞かせにも
本書は、国内外の膨大ないじめ研究のデータから、「本当に効果のある、いじめ予防法」を物語に織り込んだ絵本です。大人でも正解がわからない「いじめ予防」について、科学的根拠に基づいた方法を親子で学ぶことができます。巻末には、より詳しい大人向け情報ページを収録しています。
作 和久田 学(わくた まなぶ)
公益社団法人子どもの発達科学研究所 所長/主席研究員静岡大学教育学部卒業。特別支援学校の教師として20年以上勤務した後、大阪大学大学院連合小児発達学研究科博士課程にて、小児発達学の博士号を取得。現在、大阪大学大学院連合小児発達学研究科招聘教員、浜松医科大学子どものこころの発達研究センター共同訪問研究員。専門はいじめや不登校など子どもの問題行動の予防、支援者トレーニング、介入支援プログラムなど。著書に『学校を変える いじめの科学』(日本評論社)、『科学的に考える子育て エビデンスに基づく10の真実』(緑書房)。
おすすめコメント
いじめを苦にした悲しいニュースは後を絶ちません。2022年度に認知されたいじめの件数は68万件超、過去最多となりました。ところが海外では、いじめの研究が進み、科学的根拠のある予防プログラムが効果をあげているといいます。そこで本書では、実際に効果のあったいじめ予防法の8割を占めるといわれる「傍観者への教育」をテーマにしました。
いじめを経験された方、具体的なケースを知っている方には、「この本でいじめは解決できない」と思われるかもしれません。いじめにはさまざまなケースがあり、そのすべての解決方法をこの1冊で提示するのは難しいことでした。
この本で目指したのは「予防」です。深刻ないじめ被害がうまれる前に、5・6歳から読んで、いじめに対する正しい知識のタネをまき育てるための、いじめ予防えほんを目指しました。
私たちは保育者や教師ではありませんが、社会を構成する大人として、子どもたちにできることのひとつが、この本の「いじめ予防法」を伝えていくことだと考えています。
本を作るうえでは、次のことに気を配りました。
・「いじめっこ」「いじめられっこ」のイメージを固定化しない
(固有名詞を出さない/わかりやすい「いじめっこ」を描かない/キャラクターに性別を割り振らない)
・本書の描写がいじめの手本とならない
ぜひ、巻末の「大人のかたへ」「おわりに」までお読みいただければ幸いです。
販促プラン
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ご協力の程、何卒宜しくお願いいたします。
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784418248247 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 32 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
いじめを予防するという著者の意図にまさしく適した作品だと思います。幼児からでも「いじめ」とはどういうものかがわかりやすく、小学生にもぜひ読み聞かせしたい作品です。学校図書館に置いてもらおうと思います。
どんなりゆうがあってもいじめはゆるされないよ。
いじめを受けて困ってにっちもさっちもいかない経験になることがあるかもしれない。
もし自分じゃなくても、誰かがいじめを受けていて自分の気持ちがうずうずしてくる。
その気持ち、違和感があれば、いじめを受けている人のためだけでなく、
自分のためにもすっきり晴らして、みんながすっきり気持ちよくなれるような社会にしていこうよね。
と考えさせられる本です。
子どもが初めていじめの場面に遭遇した時、どうすればいいの?という疑問に答える絵本。
これから小学校高学年になる子どもがいるので、親としての対応も気になっていたところ、あとがきにばっちり大人へのメッセージが書かれていました。
いじめのない世界を作るために大人ができることは、子どもにお手本の姿勢を見せること。
人の気持ちを正しく汲み取れているか?
無意識に、あるいは良かれと思ってしていることが、実は誰かを傷つけていないか?
周りの人を大切にしているか?
大人の行動を子どもたちは真似して成長していく。
まずは一番身近な大人である親たちがいじめをしない、という当たり前のことを、自分の言動を通して子どもたちに伝えないといけない、ということがよく分かった。