家守神⑤忍びの里の青い影

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家守神 第5巻
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刊行日 2024/12/13 | 掲載終了日 2024/12/12

ハッシュタグ:#家守神⑤忍びの里の青い影 #NetGalleyJP


内容紹介

主人公・と祖母の宏子、そして同級生の平井と風花。ひょんなことから忍者の里・戸隠へツアー旅行に出発!

思いがけない出会いや、次々と起こる事件の連続で翻弄されるたちの運命は……。

家守神(いえもりがみ)のルーツにせまる、第5巻!

主人公・と祖母の宏子、そして同級生の平井と風花。ひょんなことから忍者の里・戸隠へツアー旅行に出発!

思いがけない出会いや、次々と起こる事件の連続で翻弄されるたちの運命は……。

家守神(いえもりがみ)のルーツにせまる、第5巻!


出版社からの備考・コメント

*校了前のデータを元に作成しております。刊行時には表現などが異なる場合がございますので、ご了承ください。

*校了前のデータを元に作成しております。刊行時には表現などが異なる場合がございますので、ご了承ください。


おすすめコメント

★児童文芸新人賞、日本児童文芸家協会賞受賞作家 おおぎやなぎちか氏が贈る、児童エンタメシリーズ!

★最新刊も人気イラストレーター・トミイマサコ氏による、おまけページや4コママンガが充実!

★個性的で魅力たっぷりの〈家守神〉たちが巻きおこす、笑いあり・涙ありのストーリー。

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販促プラン

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①レビュー応募〆切までに、シリーズ最新巻『忍びの里の青い影』のレビューををNetGalleyに投稿!

▷レビュー応募〆切:2024年12月1日(日)23:59まで


②当選された方にのみ、弊社から当選メールをお送りさせていただきます。

▷当選メールお届け:2022年12月3日(火)〜 6日(金)予定


③イベント専用フォームへ、書籍のお送り先、著者直筆サインに添えるお名前などをご記入いただきます。

※お預かりいたしました個人情報は、本イベント以外には使用いたしません。


④プレゼント発送

▷12月中旬より順次、お送りさせていただきます!

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784577052983
本体価格 ¥1,100 (JPY)
ページ数 216

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NetGalley会員レビュー

拓は、戸隠でもう一つの屏風とそこに描かれた孤独な家守神と会う。拓は様々な人や家守神達とやり取りした末に、とうとう家族全員を呼ぶ。それは、拓が家守神達と共に成長してきたからできたこと。
人と物が時を超えて支え合う物語は、更に進んでいく。

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装画を見た時、半年の間だが、これまでの4巻で様々な経験をした拓の表情に成長に感じていた。

今回の拓は、付喪神が宿る絵を江戸時代に描いた勘兵衛の子孫や戸隠の人々と触れ合っていく。明らかになる、東京の自宅にいる家守神達の由来。更にと、時がこれほどたってもこんな縁が結ばれるとは。

だから、拓は家族全員を呼ぶ。意を決して。それは、彼が我が家の家守神と共に成長してきたからできたこと。独りで寂しい家守神のことを真剣に考えられたから。正に挿画の通りに拓は成長していた。

家守神達は自分の役割を心得ながらも、自らの〝意思〟や〝願い〟を持つ存在であるとわかったから、できること。

そして、拓達家族も新しい変化を迎える。だから、彼も辛かった過去を振り返り、受け入れ、今から前に進んでいく力としていく。これからの〝彼ら〟の歩みが更に楽しみになった。

余談を二つ。
戸隠神社で柏手を打った3人。でも、3人とも願うことをしなかった。願いごとをするべきではないと感じた。受け身として願うのではなく、自ら見つけ進んで行って欲しいと、戸隠神社が諭したのだろう。
あと、とっても美味しい児童文学だった。

4巻までの流れの上に立って、これほどまでの物語を描き出した、おおやなぎちか先生に敬意を表します。

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母の再婚で佐伯家にやってきた拓と、佐伯家を守っている家守神との物語、シリーズ5作目です。
今回は長野県が舞台でした。
ハラハラドキドキに加え、長野についても知ることができ、また、読み進めるうちに勇気もいただき、目頭が熱くなりました。
拓の成長。出会いや別れ。違うなと思ったらやり直せばいいこと。良い過去も悪い過去も、全てが今に繋がっているということ。そして、自分を信じるということ。それから、お決まりの平井のギャグ!いつも彼には救われます(笑)風花の好きを楽しむ姿勢にも、今回も元気をもらえました!
どれもこれもが素敵でした。
ぜひ子供たちに読んでほしいです。
すでに6作目が楽しみな私です。

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家守神シリーズ第5巻。東京の佐伯家にある屏風が、長野は戸隠にある屏風とつながってしまう。その理由は……。と言う展開。オンライン会議のように屏風を通じて話し合う面白さや、特別な墨で描かれたハグロトンボ、6人目の家守神・小太郎(コタ)に特別な力があったりという細部の設定の見事さなど読ませどころは満載だ。なによりも主人公・拓の成長が素晴らしい。「まちがえたら、やりなおしてみればいいべ」という金魚ちゃんの言葉を受け入れる柔軟さ。「……でも、今のお蝶さんのほうが、ずっとかっこいい。それは、つらい経験を忘れずにその事実と向き合っているからなんだ」という気づきは、拓自身がいじめられたり逃げるように転校したりした経験の意味を振り返るきっかけになっただろう。そして未来に思いをはせ、「きっと家守神たちが見守ってくれる。でも生きるのはぼく自身だ」と考える強さ。ライトで自然な語り口ながら、大切なことを伝えてくれる物語だ。トミイマサコによる絵も生き生きとしてあたたかく、魅力的。

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個性豊かな家守神たちと、彼らの姿が見える拓が活躍する物語。登場人物が魅力的で続きが楽しみだったシリーズです。
今回は東京を離れて、拓の大叔母が営む戸隠の旅館で体験ツアーに参加することになったいつものトリオですが、3人ともまた一段と頼もしくなっていたのが嬉しい。今回は拓の又従兄弟の咲良ちゃんや信山家の家守神のコタも加わって、より賑やかになりました。年齢が変化しない家守神たちが、それぞれの家で子どもたちの成長をずっと見守っていることに心が温かくなります。
江戸時代から交流のある佐伯家と信山家の家守神たちが、枕屏風を介してweb会議のように繋がるところが面白かったです。お蝶さんは強いけど、この先も佐伯家との繋がりが何らかの形で続くといいなぁと思いながら読み終えました。
次巻は佐伯家のニューフェイス登場になるのでしょうか。拓の喜ぶ顔が目に浮かび今から楽しみです。

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シリーズ5。いろいろな変化と広がりが見られた巻でした。
拓の祖母・宏子の里、戸隠の旅館への体験モニターツアーに出かけ、そこで勘兵衛が描いたもうひとつの屏風とその家守神・コタと出会う。今のコタの立場の不安定さを解消すべく、拓は動いた。佐伯家と信山家の関わりの深さも一層理解できたし、絵師勘兵衛を介して両家が、物も人も時代を超えて受け継いできた心の在り方も見えた。
拓たち家族が増えること、平井、風花という友人たちの将来に対する考え方もしっかりしてきた。そして、何より家守神たちが、新たな出会いから掴み取った、いちばんよい在り方を決めたことは大きかった。みんなが安心して過ごせるように心を砕く場面は感動しかなかった。
早や次の巻が待たれます。

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大人気シリーズ『家守神』の第5巻(最終巻)。第1巻から読んでいるが、母の再婚をきっかけにいじめから開放された少年・拓が再婚先の家に古くから住む「家守神」たちとの交流によって、だんだんと逞しく成長していく姿が第5巻でも生き生きと描かれている。春休みに戸隠山のふもとにあるおばあちゃんの実家でもある旅館「くるみ屋」の「体験ツアー」に参加することになった拓と拓の友人、妖怪好きの風花とダジャレ好きで料理が得意な平井。今回は、佐伯家の家守神たちを描いた絵師、信山勘兵衛のふるさと、戸隠が舞台。そして登場するもうひとりの「家守神」の小太郎(コタ)。佐伯家の「家守神」たちと戸隠に住む「コタ」との出会いから佐伯家と信山家とのルーツ、そして「家守神」の歴史が紐解かれていくのだが、その中には「家守神」たちの深い家族愛が存在する。コタの家主である幹彦先生が高齢化のため施設に入ることで居場所を失い、孤独になったコタ。同じように佐伯家にいる五人の家守神たちのなかでひとり悲しい過去をもつお蝶さん。コタの気持ちを本当に理解してあげれられるのは「孤独」という悲しみを味わったことのあるお蝶さんで、お蝶さんの「意思」は他の「家守神」たち、そして拓の心も動かしていく。人に作られて大切にされた古いもの(百年)には「つくも神」が宿り「家守神」となる。しかし、そうした古いものは家主が引っ越しや家を売らなければならない時にどう扱われなければならないのだろうか。「家守神」シリーズはエンタメでありながら、古いものを大切にする心、そして大切にしてきた古いものとどう向き合っていけばいいか、を教えてくれたとても心温まる話だった。

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妖怪好きにはワクワクのシリーズの5作目。
拓のおばあちゃんの実家は旅館。
モニターツアーとして、平井と風花も一緒に忍者の里・戸隠へ行くことになる。
本来なら友達と一緒に楽しい旅行になるはずだが、旅行の前に佐伯家では困ったことが起こっていた。
忍者姿の不思議な男の子は幽霊?
一緒に消えたお蝶さんはどこに?
お蝶さんを連れ戻すことはできるのか?
戸隠での出会いから、佐伯家を守っている付喪神たちのルーツを知ることになる。
何度読んでも「ウチにも付喪神がいたらいいなあ」と思ってしまう。
昔のように何度も修繕して使い続ける文化が少し廃れてきたからこそ
拓たちのように古いものの向こうに作った人、それを使ってきた人の気持ちを見て大切にしたいなと思う。
きっとこのシリーズを手に取った子供たちは、拓たちの冒険を通して同じ気持ちになるのではないだろうか。

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「お、お藤さん。ちがうと思う」ぼ、僕お藤さんに逆らっている?
あのちょっと怖い、お藤さんに托くんは自分の考えをまっすぐ伝えるシーンがありましたね。托くんは1巻から今回の5巻までのお話の中で、とうとう、自分のすべてを抱きしめ自分の人生を力強く歩き始めました。
いじめられていた辛かった過去も、新しい家族、新しい街での生活、風花ちゃんや、平井くんとの素敵な出会い。そして、家守神たちとの奇想天外な出会い。そんな、自分と、自分の周りに起こったすべての出来事をまっすぐにうけとめられる、こころの強さと深さが托くんの中で育っていますね。
起こったこと、感じたこと、考えたことすべて。もちろん、考え続けだした答えは、間違っていたこともあったけれど、間違いなく自分で歩いてきた自分の大切な宝物の時間。そんな、忘れたいようなことも、忘れられないことも、すべてを抱きしめ始めました。
鶴吉さんに最初に教えられた、自分の目で見ることの大切さ。それから、托くんは、一つ一つ、人の目や、噂ではなく、自分で見て、調べ、そして、考え、迷いながらでも誠実に自分の答えをうみだそうとしてきましたから・・・
これからも迷うことはきっといくらでも起こるはずです。でも、きっと、大丈夫。ちゃんと、自分の目と、頭と、心で、生きていくことでしょう。
おおぎやなぎちかさんは、シリーズを通して、家守神のような見えないけれど確かに生きている存在を描いてこられました。見えないものを頭から否定してしまう現代人に、「謙虚になれ」とくぎをさしてくれました。そして、見えなけれどたしかにあるものを見るには全身の感覚を総動員して見ようとすること、関心をもって察していくこと・・・その心の使い方を忘れてはいけないことを教えてくれました。
ただ、前回までのお話でもときに触れられたのは、そんな存在が見える力があったとしても、そのことに溺れてしまわないこと。かぶれてしまわないこと。「見える」自分が特別なのだと思わないこと。だって、自分が特別だと思うことは、当たり前に生きていく大切を見失ってしまうから。
今回、霊とか、妖怪の世界に没頭する人は、やや、現実逃避的な心が潜んでいる、その危険をおおぎやなぎちかさんは、しっかり警告している気がします。霊とか妖怪、家守神。それらが、確かに存在して、不思議な力を持っていたとしても、あなたは、あなたの体と、心でしっかりと、自分の、自分だけの人生を生きていかなくちゃだめですよ。それが、あなたに生まれたということ。あなたの出会いを抱きしめて、愛してください。それがあなたの今回の人生の目的、人生の宝物なのですよ・・・そんなメッセージを受け取りました。最後の文章は高らかな宣言に聞こえます。
今回で、第一シーズンの完結でしょうか。次は、戸隠編かしら。楽しみです。ありがとうございました。

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既存のキャラクターの他に、新たに戸隠にある屏風に描かれたトンボの化身小太郎が加わり、佐伯家と篠山家のつながりの深さが語られる。
戸隠の名前の由来となった天照大神の伝説や、小太郎の描かれた墨の秘密など、興味深い神話や昔話が織り込まれ、いつも通り楽しく読んだ。
「間違ったらやり直したらいい」という、単純だが真理である金魚の言葉もよかった。
しかし、お蝶の他のキャラクターたちの活躍があまり見られず、少し残念に思った。
特に、最終巻だったので、全てのキャラクターが思う存分に各々の能力を発揮し、大円満となってほしかった。

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家守神の5巻。
5巻からの初めましての読者でもすぐにお話に入れます。
はじめに様子を説明してくれているので。
今回は、おばあちゃんの妹の家(旅館)に行くお話です。
家守神が見える拓と、感じることができるけど見えない風花と、全く見えない平井の3人。
神社に言って願いを言わず、自分で叶えると言う。
素敵です。
作者さんの言葉一つ一つが分かりやすくて読みやすい、そして美しい児童文学です。
それぞれの成長をうれしく思ってしまうのです。
考えて、自分ができることをして、相手を思いやって、思いやられて。親子で読んで欲しい一冊です。

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