デラシネ

放浪捜査官・草野誠也の事件簿「鏡の海」篇

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刊行日 2024/12/05 | 掲載終了日 2024/12/12

ハッシュタグ:#デラシネ #NetGalleyJP


内容紹介

村ミステリーの真骨頂!

じっとりとした本格ミステリー好きにオススメ!

「このミス」大賞作家による待望の新シリーズ開幕!

元刑事と現役キャリア組の異色のコンビが誕生―!

瀬戸内の美しい海に面した村で起きた転落事故。真相の裏に隠された悲しき過去とは……。


ある事件での出来事が影響し、警察官を退任した元警視庁捜査一課の草野誠也は、友人の出版エージェント社長の紹介でライターとして全国を巡る。

「日本のウユニ塩湖」と呼ばれる美しい海岸を有する香川県の小さな村で草野は、有名竹細工アーティストが不可解な転落死をしていたことを知る。

さらに、その事件を再調査するために全国の警察署査察顧問として香川を訪れていた警察庁キャリア組の白羽雅也と再会する。白羽は、査問会で草野を退職に追いやった張本人であった。

いがみ合う草野と白羽。村に漂うよそ者を寄せ付けない不穏な空気。アーティストの事故現場に残された不可解な竹の傷。そして、転落した崖にあった謎の祠。事故か、それとも殺人か――。

刑事をやめたからできること、現役だからできること、それぞれの立場から二人は徐々に事件の真相に迫り――。

「このミス」大賞作家による待望の新シリーズ開幕!


村ミステリーの真骨頂!

じっとりとした本格ミステリー好きにオススメ!

「このミス」大賞作家による待望の新シリーズ開幕!

元刑事と現役キャリア組の異色のコンビが誕生―!

瀬戸内の美しい海に面した村で起きた転落事故。真相の裏に隠された悲しき過去とは……。


ある事件での出来事が影響し、警察官を退任した元警視庁捜査一課の草野誠也は、友人の出版エージェント社長の紹介でライターとして全国を巡る。

「日本の...


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出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784267024399
本体価格 ¥800 (JPY)
ページ数 256

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

著者の作品を読むのは「このミス」の大賞を受賞された『郷間彩香』シリーズ以来久しぶりでしたが、相変わらず読ませますね、一気に読了です。内容紹介によれば新シリーズだそうで、今回は元刑事のまさしくデラシネ(根無草)の旅人が活躍するウエイトが高かったですが、これから現場仕事には弱そうな現役キャリアさんもどのように活躍されるのか乞うご期待ですね。続編が楽しみです。

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このミス大賞作家で、お仕事系のミステリを得意としているようだ。まさに今の時代のニーズにぴったり。
プロフィールを見ていると産業医が主人公のもの、海上保安官が主人公のものがあるようで、なかなか興味深い。ぜひ読んでみよう。

この作品は割とオーソドックスなリタイア警官もの。ただ面白いのは、友人の出版エージェントの勧めでライター業を始めるところ。なのでリサーチを手伝ってもらったりしているところが興味深い。
出版エージェント業の詳細を知らないのでその一端が垣間見れるのがいい。編集者とは立ち位置が微妙に違うようだが、仕事としては近いところもあるようだ。

ストーリーはクラシックなので安心して読み進められる。中堅作家のようで安心して読み進められるし、きちんと納得もさせてもらえる。閉鎖的な村で起こるミステリは、村ホラーのような独特な雰囲気があって楽しめる。
そして、対する相手に、現役時代に因縁のあったキャリアがいるのもいい対比になっていて、このあたりもさすがの中堅力。

ラストは主人公と出版エージェントの担当とのやり取りで終わっているので、この2人で続く次作にも期待したい。

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放浪中の元刑事・草野が、偶然訪れた小さな村で起こった不可解な転落死に疑問を抱いた事で、壮大な闇へと引きずり込まれていく。土地と、人と、長い歴史が継いだ驚愕の真相に足元が揺らぐ、村ミステリ新シリーズ。

草野の退職理由と、険のある白羽がどう絡んでいるのか、まずその点に好奇心を擽られた。意外なようで納得感のある、両者の性格が表れる真相に、名状し難い気持ちとエンパシーを感じた。
大筋の方の真相は割と推測出来る流れで、それはわかってた!と少し拍子抜けしそうなフェイズで、一気に舵を切られる。こちら側が主導権を握ったと思った矢先の急展開など、先手先手を打ってくるのが巧い。
デラシネと白羽の凸凹コンビがまた見れるのか、恋愛要素も深く絡んでくるのか、今後にも期待の旅ミステリ。

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一気読みでした。出てくる人たちがとても人間味に溢れていて、多少あれ?という展開であっても、物語を支えているように感じました。
担当編集者さんとの今後のやり取りも気になります。ぜひシリーズ化して、日本各地の色々な場所で事件を解決していって欲しいです。

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