こそあどの森のひみつの場所

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こそあどの森の物語
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刊行日 2024/10/18 | 掲載終了日 2024/10/09

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内容紹介

この森でもなければ、その森でもない、あの森でもなければ、どの森でもない、〈こそあどの森〉。

スキッパー、トマトさん、ポットさん、スミレさん、ギーコさん、トワイエさん、ふたご……。だれにでも、胸の中に秘めた大切なできごとがある。森のひとそれぞれの、ひみつの小さな物語をおさめた短編集。「こそあどの森の物語」シリーズ誕生30年を記念した姉妹編2冊目。

この森でもなければ、その森でもない、あの森でもなければ、どの森でもない、〈こそあどの森〉。

スキッパー、トマトさん、ポットさん、スミレさん、ギーコさん、トワイエさん、ふたご……。だれにでも、胸の中に秘めた大切なできごとがある。森のひとそれぞれの、ひみつの小さな物語をおさめた短編集。「こそあどの森の物語」シリーズ誕生30年を記念した姉妹編2冊目。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9874652206072
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 128

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NetGalley会員レビュー

「こそあどの森の物語」シリーズの姉妹編となる短編集の第2段。
時を重ねたこそあどの森ファンな読者はもちろん、初めましてな小さな読者にも優しく内緒話をするように語りかけてくれるスキッパー、トマトさん、ポットさん、スミレさん、ギーコさん、トワイエさん、ふたご。彼らが出会った秘密の出来事にうきうきが止まりません。
個人的にはトマトさんの「なくしたくない思い出ばかりで、わたしはしあわせものね」の言葉に幸せの真髄を感じました。
こそあどの森の時間は続いているだなぁ、と感じられるおだやかな幸せいっぱいな1冊。

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だれにでもある、自分だけのひみつの場所。
それが、こそあどの森の住人のひみつの場所となれば、かなり好奇心がそそられます。
場所自体はひみつでなくとも、自分だけのひみつの時間ということもありますね。
のんびりしていたり、なつかしかったり、うれしくなったり、『こそあどの森』の物語は、いつも心地のよいところへ連れていってくれます。
『こそあどの森』を読んでいる間が、わたしだけのひみつの時間なのかもしれません。

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子どもの良書は大人が読んでも楽しいというお手本のようなシリーズです。今までの話を知らなくても、忘れていても、どこからでも楽しめる素敵な1冊だと思います。もっともっと知られて欲しい名作ですが、メディア展開しない方がいいような気もするし、、(笑)

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一生読める本ってこういう本をいうのだなと思います。
スキッパー、トマトさん、ポットさん、スミレさん、ギーコさん、トワイエさん、シナモンとミルクのふたごそれぞれのひみつの出会いや場所、時間が紹介されます。子どもの頃は楽しく、大人になって読んだらしみじみと染み渡るような、そんな物語の連続。『ひみつ』って『大切』ってことなんだなと思いました。時間や体験と、人生の豊かさについても考えさせられます。多くのことを経験したから豊かということではなく、絶対に失いたくないような大切な思い出がひとつでもあった方がずっと豊かなのだな、と思いました。
この作品に出会った人全てに、生涯の友となり得るこの本を、大切にして欲しいと思いました。

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こそあどの森の面々が、今まで思いもよらなかったことに気づく瞬間。それが一人一人丁寧に描かれていく。
シリーズが終わっても、みんなは生き生きと前向きに暮らしているんだなぁ、としみじみ感じた。

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『どうして雨がふるのかわかった日』
スキッパーの話
雨の日、〈ないしょのひと〉の1人に出会ったスキッパー。この世界は彼らのような人に支えられ、あるいは喜びをもらっているのだろう。スキッパーはきっと忘れない。彼のダンスと笑顔と虹を。

『せんたく鬼はせんたくされない』
トマトさんの話
トマトさんはお兄さん思いで優しくて、一日一日を丁寧に生きている。だからその日その日が大切。そんな彼女にとってはいらない思い出なんてないのだから。

『木登りが思い出させてくれたこと』
ポットさんの話
森の中にできた広場でポットさんが見つけた一本の大木。それに1人で登ったポットさんの頭上、真下、左右と、自分の周り広がる世界。その中心にいるポットさん。
あぁ、その時にポットさんが感覚、自分にもあった。ポットさんに思い出させてもらった。

『小さい雪だるまがせこにあるわけ』
スミレさんの話
暖かな部屋で雪景色を見ながら一人お茶の時間を過ごしてきたスミレさん。子どもの頃は雪は見るものではなくて遊ぶものだと、ふと思い出したスミレさん。早速外にでて、今のスミレさんらしいことを。
さて、ギーコさんの反応にスミレさんは?

『カラスとなかよくなって知ったこと』
ギーコさんの話
ギーコさんのノミで彫る音を見事に真似るカラス。ずっと一人きりだった作業小屋での、ささやかなやり取り。そして、カラスはギーコさんを森に連れ出しての恩返し。
ギーコさんはそこに寝転びながら、新たな視点を。これからのギーコさんの作品づくりが楽しみだな。

『落とし物のおかげで見つけたこと』
トワイエさんの話
散歩帰りに鉛筆を落としたトワイエさん。注意深く帰ってきた道をもどっていく。様々なものがトワイエさんの目に映っていく。そして見つけた、メモ魔のトワイエさんがメモをとる必要がないと思ったものは?

『ひとりで魔女の家に行った日』
ふたごの話
今回の二人の名前はシナモンとミルク。風邪をひいて寝込んでいるミルク。それでも、いつもの遊びをやってるふたり。今回は「スミレさんは魔女」遊び。さて、シナモンは魔女の家にミルクの薬をもらいに行こうとするが?


何年たっても、ちゃんとみんなは生き生きと、そして新しい自分へとむかって進んでいる。それがわかって胸が熱くなった、短編集でした。

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家族で大好きなシリーズの新刊です。本編が終わっても続いていることに感謝したい作品。

登場人物のそれぞれが新しい場所を見つけたり、いつもの場所や馴染みのひとの違った魅力や見方に気づいたりするお話し。
些細なことだけど、小さなひみつを持つって楽しい。

毎回あたりまえで大袈裟でない登場人物たちのセリフが涙が出そうなくらいあったかくて懐かしい。
このシリーズを再読するときは、読もうかなというより(登場人物たちに)会いにいこうかなという気持ちになります。

持ち歩きやすい文庫本でも出して欲しいです。

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