私は十五歳

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刊行日 2024/08/31 | 掲載終了日 未設定

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内容紹介

自国では迫害の恐れ、そして命の危険があるために、安心して暮らしたいと願って日本へ来た家族。しかし日本で難民として認められず、しかも在留資格も認められずに「仮放免」となってしまいます。この家族に高校生のアズ・ブローマさんがいます。ブローマさんは「仮放免の子どもたちの絵画作文展」向けに「私は十五歳」という作文を書きました。「仮放免」は生活が制限されているために、ごく普通にできることもできないのです。例えば働くことも、また自分の住んでいるところからの移動などです。この作文ではそのような普通のことが「自分の夢」として語られています。この絵本を通して「仮放免」というものに関心を寄せていただきたく出版することとしました。

自国では迫害の恐れ、そして命の危険があるために、安心して暮らしたいと願って日本へ来た家族。しかし日本で難民として認められず、しかも在留資格も認められずに「仮放免」となってしまいます。この家族に高校生のアズ・ブローマさんがいます。ブローマさんは「仮放免の子どもたちの絵画作文展」向けに「私は十五歳」という作文を書きました。「仮放免」は生活が制限されているために、ごく普通にできることもできないのです。例...


出版社からの備考・コメント

新聞(全国紙)、雑誌、TVなどからの取材が始まっています。

新聞(全国紙)、雑誌、TVなどからの取材が始まっています。


おすすめコメント

「仮放免の子どもたちによる絵画作文展2023」で直木賞作家中島京子氏が優秀賞に選定した作文の絵本化です。

「仮放免の子どもたちによる絵画作文展2023」で直木賞作家中島京子氏が優秀賞に選定した作文の絵本化です。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784909809599
本体価格 ¥1,700 (JPY)
ページ数 40

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NetGalley会員レビュー

これは読んで良かった。多くの人の目にとまって欲しい絵本と思った。
タイトルからは何の話題かわからない。でも、それが良い。

ビザをある日剥奪され「仮放免」という立場に置かれた15歳の少女が書いた作文を元に作られた絵本。
恥ずかしながらそんな制度も現状も全く知らなかった。
でも特に、小さい頃に戦地から日本に避難してきて日本の教育を受けて大きくなった子どもを、日本の住民として受け入れないのは酷ではないかと思う。
絵本だからこそ気軽に知らない世界を知ることができるので、図書館等にぜひ置いてほしい。

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生まれた国の戦禍から逃れるために、5歳半の時、家族で日本に来て、日本の教育を受けて育った主人公の少女。でも彼女が15歳の時、ビザが取り上げられ、家族全員「仮放免」となってしまった。そんな少女が実際に書いた作文から作られた絵本。今、日本で暮らす同世代の子どもたちに、ビザ、入管、仮放免の意味を含め、この現実をまず知ってもらいたいし、彼女の気持ちや日本の制度について、今一度考えてもらいたい。故に絵本という形であることは、大変意義深いと思う。人権・SDGs・ドキュメンタリーとしても多方面から学べる良書。

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入管の厳しさについては昨今いろいろ報じられているが、わたしたちはまだほんの少しの部分しかしらないのだなと恥ずかしくもあり、怖くもなった。
15歳の未来が塞がれてしまっている。「仮放免」、何と恐ろしい扱いだろう。拠って立つところを奪われた状態で、どうやって生きていけというのか⁈
もどかしさに身の内が熱くなる。それでもこの少女の夢に賭ける気概を応援したいと思います。
多くの人に読んでもらいたい作品です‼︎

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入管が厳しい事は聞いたことがありましたが「仮放免」というものを初めて知りました。戦争から逃れるために自国を離れて家族で日本に来た少女。父親がビザを失った後は家族で「仮放免」という立場に。これは収容されていないというだけで他県に行くことも働くことも許されない。それでどうやって暮らしていけというのか。何も悪い事をしていないのに普通に暮らしていくこともできないなんて!これが15歳の女の子が書いた作文だということにとても胸が痛いです。こんなに辛い思いをしている子供たちがいるんだという事を多くの人たちに知ってほしいと思いました。

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最近の時世難民が不法行為をしているのを取り締まれていない、とか、
生活保護や医療行為を目的に、日本での滞在を希望して果たせない、とか、
そういうニュースをよく見かけるようになった。

私は私の生活を脅かされたり不利益をこうむりたくない。
だがしかし、不法に欲求をもってやってくる人でなく、
そこにたまたま環境として親が連れてきたなど如何にしようもない場合、
そこにいる人はどんな感じで想いを巡らされているか、
というのが素直に知ることができる本でした。

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複雑な気持ちになりました。入管員もバイトの面接員も、仕事としてやらざるを得ないことですし、一個人で自由に判断して対応できることでもない難しさがああります。
一個だけ明確に言えることは、黙れクソガキ!と怒鳴った入管のおじさんは、完全にアウトですね、日本から出ていってください。

普通の15歳は、高校受験に悩まされている時期だけど、それは本当に幸せな悩みなんだなと思いました。でもその悩みだって、自分の環境の中で最大限に闘っているので比較することも難しい。

私たち一個人にできることは少ないかもしれないけど、こうした現実を、この本を通じて知ることがまずは何よりの貢献に繋がるのではないでしょうか。

アルバイトとして推しのグッズを買いたい。そんな普通なことも、むしろお小遣いをもらわずに自分でやりくりしようとしてる真面目な15歳に、平穏が訪れますように。

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「なんみん」という言葉をきいたことはあるけどよくわからない子ども達もこれを読むと分かると思います。
私も何冊かは読んだことがありますが、難しい言葉やあまりに悲惨な状況だけが印象に残っただけでしたが、本書は淡々と事実をわかりやすく伝えてくれている印象でした。「仮放免」という制度がよく分かりました。
私たちはどうしたら良いんだろうの一歩手前として、まず知ることが大切で、最初の一歩になる1冊だと思いました。

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総ルビ付きのこの作品は、日本に暮らす難民の方のことを知らない日本の子どもにも、
日本語を習熟していない日本に暮らす当事者の方たちにも届きやすい作りだなと思いました。

入管の人が発する言葉の中には子どもが読んだら驚くだろうセリフもあり、
そんなことをいう大人がいるなんて子どもに知らせたくないと思う人もいるかもしれないけれど、
「そんなこと」を投げつけられている子どもが日本にいるということを、
その人たちには受け止めて、考えて、そしてお子さんたちにも伝えてほしいなと思います。

この本をスタートに、もっと知るきっかけになるのではないかと期待させてくれる本。

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