ほんとうは、どうしたいの? ミックをかえた たいようのことば
文/由美村嬉々 絵/すみもとななみ 監修/久野和禎
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刊行日 2024/07/30 | 掲載終了日 2024/08/08
ハッシュタグ:#ほんとうはどうしたいのミックをかえたたいようのことば #NetGalleyJP
内容紹介
子どもの心を前向きにする言葉かけの魔法がつまった絵本!
がんばっているのに、なんだかうまくいっていないみたい――
お子さんがそんな風に見えたら読んであげたい絵本です。
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「ほんとうは、どうしたいの?」
声のかけ方ひとつで、子どもたちが前向きになっていく!
最新のコミュニケーション手法「フィードフォワード」をやさしい物語にしました。
「なぜだめだったのか」「どうしたらよかったのか」と過去を検証するのではなく、「どうなりたいのか」「ほんとうはどうしたいのか」という問いかけで、未来に目を向けていくことができるようになります。子どもたちにこそ必要であると確信した絵本作家の由美村嬉々さんが、フィードフォワードを広めるべく日米で幅広く活躍している久野和禎さんに徹底的に取材。読み聞かせしながら無理なく 子育てに取り入れることができるよう、ねずみのミックの物語を書き上げました。
子ども たちは、ミックの姿から、かべにぶちあたったときどんな風に考えたらよいのかのヒントをつかむことでしょう。
◎読んでもらうなら5歳くらいから /ひとりで読むなら7歳くらいから
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* 担当編集者より*
フィードフォワード®のスピリッツが、読み聞かせにも心地よい、かわいいミックのお話になりました! 監修は、フィードフォワード®という新しいコミュニケーション術がスポーツ界、ビジネス界で話題の久野和禎さん。絵本という形に仕上げたのは、ベストセラー『バスが来ましたよ』(絵:松本春野 アリス館)の作者、由美村嬉々さんです。かねてよりフィードフォワード®を取り入れているメジャーリーガー菊池雄星さんのパートナー菊池瑠美さんも、息子さんに読んであげて、気づきがあったそうです。
ぜひ感想をお寄せください!
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文/由美村嬉々(ゆみむら・きき)
三重県生まれ。作家・編集者・絵本カタリスト®・JPIC読書アドバイザー。一般社団法人チャイルドロアクリエイト®代表理事。桐原書店、朝日新聞社勤務後、フレーベル館に入社。児童図書、保育図書の編集者を経て、出版事業本部取締役をつとめた。著書に、絵本『バスが来ましたよ』(絵:松本春野 アリス館)、『ぼくたちのことをわすれないで』(絵:鈴木まもる 佼成出版)ほか。木村美幸名義の著書に、エッセイ『これだけは読んでおきたい すてきな絵本100』(風鳴舎)、『発達段階×絵本』(共著:松嵜洋子 風鳴舎)、『100歳で夢を叶える』(晶文社)、『一冊の絵本』(径書房)、『絵本で実践!アニマシオン―― 子どもの力を引き出す26のプログラム』(北大路書房)などがある。
文/すみもと ななみ
神奈川県生まれ。多摩美術大学卒業。イラストレーター・絵本作家。『クモのシルバーくん』(絵本塾出版)で絵本作家デビュー。手がけた絵本に『オーリンとバイオリン』(イマジネイション・プラス)、『おてつだいの絵本』(作:辰巳渚 金の星社)、『キラキラげんきな めのひみつ』(監修:五十嵐 多恵 少年写真新聞社)などがある。日本児童出版美術家連盟会員。
監修/久野和禎(ひさの・かずよし)
神奈川県生まれ。プロフェッショナルコーチ・作家。東京大学経済学部卒業、筑波大学MBA。一般社団法人フィードフォワード協会 代表理事。認知科学を土台としたコーチングを学び、みずから考案した「CEO コーチング®」「ゴールドビジョンメソッド®」、そして「フィードフォワード®」の普及を行っている。著書に『思い描いた未来が現実になる ゴールドビジョン』(PHP 研究所 、『いつも結果を出す部下に育てるフィードフォワード』(フォレスト出版)などがある。
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★★★
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★★
出版情報
ISBN | 9784065364093 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
思いが強すぎて空回ったり、やりずぎたり、やっているうちに本来の目的を見失ってしまったり。
はたと気づいたときに、自分って何がしたかったんだろうと立ち止まって考えることができれば幸いですが、気づいてももうどうしようもなく引くに引けなくなっていることもあると思います。
子どもがそんな状況に陥っているとき、おひさまのように、「ほんとうはどうしたいの?」と聞いてあげられる大人でいたいと思います。
ミックは発明家。なんでも工夫してくるのが得意な子。カタバミが大好きな優しい心の持ち主。
でも、ミックの思う自分の姿は、どうでしょう・・・みんなより、ちっちゃくて、弱虫で、走るのが遅くて、声が小さくて、そして、そして、みんなよりしっぽがみじかくて、かっこわるい・・・ミックの心の中は、みんなよりだめな自分でぎゅうぎゅう。劣等感でいっぱいのようです。
だけど、きっと、劣等感を持たない人なんていないんですよね。でも、ちっちゃなミックみたいに自分のことばっかりを考えてると、周りを見る余裕なんてもてません。怖くて目を上げるなんてできません。だから、いつもそばで、優しく微笑む太陽や、ほんとはミックのことをちゃんと認めてくれてる友達の顔さえみていないようです。
そんなミックは、それでもどうしても、みんなとなかよくしたくて、自分なりに足掻きます。こうなればきっと、みんなは自分を見てくれる。みんなは自分をみとめてくれるにちがいない。ミックはいろんなもので自分を大きく立派に、特に尻尾は偽物のながーいコードをくっつけます。これで、劣等感を感じる部分は「隠せた」はずです。でも、おもくて、なんだか、つかれて、まわりがもっとみえなくて・・・大切なものまで傷つけてしまう羽目に。
間違いは、だれにであることです。ミックが本当に自分は何がしたいかがわかるのなら、遠回りだって大事です。遠回りした。こんなはずじゃなかった。そんな経験が、ミックに、初めて素直に太陽の言葉を受け入れる素直に深い思いにたどり着けました。
この本のメッセージ。それは、自分を見つけることの大切さ。そして、自分を見つけようとするミックの心がもとめたときに、たいようがくれたまほうのことば・・・「ほんとうは どうしたいの?」
フィードフォワードという考え方は、きっと、今しか生きられないわたしたちへ、いらぬ迷いを取り除き、ホントはどうなりたいかをまっすぐきづかせてくれるもののようです。行きたいところがあるなら、必要なものは、行けない理由じゃないはずです。自分のホントにブレーキをかけるものにあまり深くかかわらないことです。今と、未来の自分を一つにすることです。そのための言葉が、きっと、フィードフォワードの言葉。
今を輝かせる。そんな今を、せいいっぱい行き切ることの連続が、今の自分の夢、未来の自分につながっているはずです。
迷いの中で足掻くミックに、しみこんだのは、ホントの自分をおもいだすことでした。「ほんとうは どうしたいの?」
ありがとうございます。
なんだかわからないけど なんかいやだ
じぶんについてそう思うこと あるある
みんなとじぶん くらべちゃうことあるよ
じぶんだけ って思うことあるよ
どうしたい っていわれてもわからない
本の根底に流れるフィードフォワード
バック(back 後ろ 過去)ではなくフォワード(fowarad 未来へ前へ)
教示ではなく自らが気付くこと
ことばの分量以上に自らに問う時間をいただきました
「フィードフォワード」とても前向きでいい言葉を知ることができました。
うまくいかない時、振り返ってどうすべきだったか考えることも大事。
でも、それだけだと「ダメ」にばかり目が向いて、気持ちが辛くなるのも事実。
そんな時「あなたはどうしたい?」という言葉かけがくれる前向きな力は支えになるんじゃないかな。
自信のない1匹のネズミの子を通じて、優しくその事例を知ることができる絵本です。
【ほんとうは、どうしたいの?】
#由美村嬉々 #すみもとななみ #久野和禎 #講談社
他のねずみたちとはあらゆることで劣るねずみくん。
そんなねずみくんは、落ちているゴミから自分自身に足りないものを足していくことにした。
私自身の学生時代に重なるような内容で、
劣っていることで自分自身に自信がなく、まわり流されるように生きてきた。
ほんとうはどうしたい?本当に自分がやりたいこと、なりたい自分が見つかれば、劣る部分なんて気にならなくなる。
そんなことが子どもにも伝わる内容でした。
絵が可愛く、内容もわかりやすくて読みやすかったです。
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#ほんとうはどうしたいの
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#ゴミ #netgalleyjp
#絵本 #動物
#絵本好きな人と繋がりたい
「フィードフォワード」という言葉を初めて聞いた。過去を振り返り反省する「フィードバック」の逆で、未来に目を向けるためのコミュニケーション技法とのこと。
本書は、思考法の教本のようなタイトルだが、可愛らしい絵とシンプルなストーリーで、単純に絵本としても楽しく読めた。
子どもと一緒に読めば、親も子どもも、こういう問いかけや考え方、コミュニケーションが自然にできるようになれるかもしれないと思った。
自分がどうなりたいか。その問いは子供ながらに不安になるけれど、
大人になったとしても、すぐに自信を無くしたりしたらやってくる問いだ。
ミックの場合こうやって悩んだ後素直に仲良くなりたい思いを吐露し、
客観的な視点も取り戻すことができた。
これが大人になって頼る人もいなくなって、こうでもないああでもないを繰り返し、
視野が狭くなって自己嫌悪からの自己損傷や自暴自棄になったらとても怖い。
だからこうやって本を作り伝えようとしてくれている人たちがいる。
そういうことを感じられる優しい本ですね。
いつごろからでしょうか。子どもが悩んでいる時、大人が「ああしたら?」「こうしたら?」と具体的な答えを言うようになったのは。最近は子どもが悩む前に口を出す大人の方さえいます。どこからか長いしっぽを探してきて、ミックに「それをつけなさい」なんて言うような大人が。
結果、「どうしたいの?」と聞いても、自分がどうしたらいいかわからない子や、大人が答えを言ってくれるのを待つ子が増えているな、と感じます。
フィードフォワード、初めて知りました。絵本だから子どもに伝えやすいですね。幼い頃から自分に「どうしたいの?」と問いかける習慣を身につければ、他人に振り回されにくくなっていくでしょうね。
同時に、大人が子どもと一緒にこの絵本を読んで、子どもにどう関わればいいかを学ぶといいなと思いました。
むしろ子ども以上に、今の大人自身の心に響く絵本かもしれません。