ねむれないよるのこと
なかざわくみこ/作・絵
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刊行日 2024/08/26 | 掲載終了日 2024/08/31
ハッシュタグ:#ねむれないよるのこと #NetGalleyJP
内容紹介
みんなが寝静まった夜にはじまった
ぼくだけのひみつの旅
人気のロングセラー絵本『なぞなぞのみせ』の作者
なかざわくみこの最新作!
「おやすみなさい」といって、ふとんにははいったものの、なんだかどうしてもねむれない男の子。
とうとうおきあがって電車のおもちゃで遊びはじめると……。
画面の隅々まで描きこまれた絵は、緻密にしてあたたかさにあふれています。じっくり絵を読み込む楽しさ満載です!
みんなが寝静まった夜にはじまった
ぼくだけのひみつの旅
人気のロングセラー絵本『なぞなぞのみせ』の作者
なかざわくみこの最新作!
「おやすみなさい」といって、ふとんにははいったものの、なんだかどうしてもねむれない男の子。
とうとうおきあがって電車のおもちゃで遊びはじめると……。
画面の隅々まで描きこまれた絵は、緻密にしてあたたかさにあふれています。じっくり絵を読み込む楽しさ満載です!
出版社からの備考・コメント
【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。
販促プラン
【著者紹介】
作 なかざわくみこ(中澤久美子)
1983年東京に生まれ、千葉で育つ。文化女子大学造形学部卒業。白泉社MOEイラスト・絵本大賞第8回年間グランプリ受賞。絵本に『なぞなぞのみせ』『おばあちゃんとおんなじ』『さがしえ12つき』『かあさんのまほうのかばん』『まんぷくよこちょう』がある。
【著者紹介】
作 なかざわくみこ(中澤久美子)
1983年東京に生まれ、千葉で育つ。文化女子大学造形学部卒業。白泉社MOEイラスト・絵本大賞第8回年間グランプリ受賞。絵本に『なぞなぞのみせ』『おばあちゃんとおんなじ』『さがしえ12つき』『かあさんのまほうのかばん』『まんぷくよこちょう』がある。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784033503202 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 32 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
全然眠れない夜。遊び始めた男の子の前に現れた思いがけない魔法。おもちゃの電車に乗って、出発進行!着いたところは台所町。隅々までの濃やかな描き込みには饒舌なお話が詰まっています。物珍しく、楽しく遊んで気持ちは膨らむ一方。
帰りの電車が名残惜しい。いつのまにか睡魔に引き込まれて目覚めた朝。
一転してこの子のおうちの台所に目を見張りました。
何度も見返して、全部呼応していることにびっくり、わくわく。
ラストのページのあるものから、どうしてこの子がゆうべ眠れなかったのか、わかっちゃいました!
童心に帰ったような、とても楽しい読書体験でした。
眠れない夜ってあったよな、そこから空想が膨らむんだよな、という子どもの頃の景色を久々に追体験したみたい。
部屋も、商店街も、キッチンも、細部まであたたかな書き込みに満ちていて、これぞ手に取って広げることができる紙の絵本の醍醐味だなと思います。
はてさて、あのプレゼントの中身はなんだったのかな?
眠れない夜に、この子が「だいどころまち」まで行ってくる絵本。その子の描き込まれた気持ちや願い、楽しさを共に味わう。
そして夜が明ける。この子が眠れなかった理由が、そっとそっと最後の絵に。なるほど納得!
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寝れないでいるこの子の、その動きを見事に表し、そこから読み取れる気持ちをこまやかに表現していく、細かく優しいコマ割りに胸を打たれた。
また、車両内の広告の楽しいこと楽しいこと。一つ一つ読んで確かめてしまう。
そうして到着した「だいどころまち」。その大きくびっしりと描き込まれた絵には、この子の想い、願い、そして夢でうめつくされていた。それを見ていく嬉しさ。
ただ、夜はいつの間にか明けるもの。そして、朝にかわす元気な挨拶は決まってる。気持ちよさが伝わってくる台所の絵。
最後の絵は、ひっそりと描かれた絵。それは、夜が明けた今日がどんな日か、そしてゆうべ、この子がなかなか寝付けなかった理由を無言で教えてくれていた。この子は今日がこの日だったから、寝れないで「だいどころまち」まで行けたのか。
おめでとう。「だいどころまち」が夢では無いしるしと共に、おめでとう。
だれにだって、あるねむれないよる。なんだか、いっこうにねむくならないのです。もちろん、大人になった今だってあるけれど、子供の頃の眠れない夜は果てしなく長いのです!
この絵本の男の子は、お昼に昼寝をしたわけでもなさそうです。ひょっとしたら、特別な明日が待ちきれなくて、ワクワクが眠気を吹き飛ばしちゃってるのかもしれません。
さてさて、さて。どうしよう、ぜんぜんねむれないと思って、おふとんの上でおもちゃの電車であそんでいたら、窓の外からからバッタさんにはなしかけられたのです!
「スミマセーン!ソレ 、ボクガ ノル デンシャ ナンデスケド!」
それからは、もう、世界は一瞬に変わっちゃうのです。男の子は、がたたん ごととん がたたん ごととん 揺れる電車のなか。
デンシャの広告もなんかへんてこ。本棚一周旅行、バッタ印バター、キッチンサーカス?!バッタさん、モシャモシャさん、花の咲いたサボテンさん(夜はしぼんでる)や、殻付きピーナッツさん、そして、相棒のおもちゃの恐竜くんと、夜に燦然と輝く「だいどころまち」へやってきたのです。
街は、キラキラして楽しそう!わたぐもパン、ホシクズアメ、”発光”ピクルス・・・
本当にこれは「夢」の世界です。寝てみる夢。起きてみる夢。その両方がこの「だいどころまち」にはひしめいています。だって、見るものどれも、どこかでみたことがあって、どこでも見たことのない街を作り上げています。すみずみまで、夢にみちたこのまちは、見れば見るほどに愉快が弾けるのです。
男の子が、特別な日を前に、心が体の縛りを抜け出して、本当に行ってみたくなる「夢の町」を生み出したのでしょうか?異世界と呼ぶには身近で温かで懐かしい「だいどころまち」。それこそ、眠れない夜に、絵本隅々から、ワクワクを届けてくれる絵本です。デジタル画と違い、レイヤーも使えない、一度書き込めば治すのも大変。そんな手書きの絵本ならではのぬくもりが、眠れない夜にはとってもしみてきそうです。ありがとうございます。
なんとか寝ようとあれこれがんばってる姿が微笑ましいです。開き直ったおかげでワクワクいっぱい。これは楽しいよね!って。
読み進めるうちに、「これは夢? だとしたら起きた時、どこにいるんだろう?」なんて想像したりして。
ストーリーはもちろんですが、絵がよくできてるなあと実感。テレビドラマなどにある「伏線とその回収」って感じでしょうか。最後まで読んでから何度も前にページをめくり直しました。よくできてますね〜!
大人気絵本『なぞなぞのみせ』の著者・なかざわくみこさんの最新作は、ある眠れない夜に男の子がバッタに誘われて不思議な“だいどころまち”を訪れる、楽しくて幸せな夜の世界へおでかけするおはなし。
いつまでも眺めていたくなる、びっちり、しっかり、心が満腹になるほどに書き込まれた絵は読んでいる自分も一緒に夜の町を散策しているような気持ちにさせてくれます。
夢のようなひとときの終わりがみえた時、男の子が「また こられるかな」とつぶやく姿がとてもキュートです。
眠るというのと電車っていうのは親和性があるのかも
揺れる心地よさとリズム。それが前へ進んで自動的に目的地に目が覚める
夜の街に対するあこがれや、自分の大事なものが人間かそうでないか、
なんだか楽しい要素ワクワクする要素を集めて、大事な日を迎えるっていいですね
ねむれなくて、ふとんの中でごそごそしてると、バッタが一匹やってきて、男の子が遊んでいた電車のおもちゃに乗り込みます。
どこまでが現実で、どこからが夢なのか。
夢の中は、カラフルでごちゃごちゃしていて、都会の繁華街のようでとても楽しいです。
翌朝の台所の場面で、これってあの夢の中のあれ? と、繁華街を見返してみると、あれもこれもあってうれしくなりました。
絵合わせのようにして遊ぶこともできるかもしれません。