1ねん1くみの女王さま どきどきキャンプ
いとうみく モカ子
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刊行日 2024/07/19 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#1ねん1くみの女王さまどきどきキャンプ #NetGalleyJP
内容紹介
つむぎは小学校1年生。学校の同じクラスには、自由奔放で、女王さまみたいなひめかちゃんがいる。振り回されることもたくさんあるけれど、ひめかちゃんがいると、いつも楽しい!
夏休み、学校でお泊まりキャンプが開催される。つむぎは、ひめかちゃんと同じ班。年上の小学生、中学生も巻き込んで、色々驚きの出来事が――。たくさん笑えて優しい気持ちになれる、友だちとの物語。 ひとり読みにも、読み聞かせにもおすすめの1冊です。
【著者紹介】
◎いとうみく 神奈川県生まれ。『糸子の体重計』で第46回日本児童文学者協会新人賞、『空へ』で第39回日本児童文芸家協会賞、『朔と新』で野間児童文芸賞を受賞。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。作品に『かあちゃん取扱説明書』「おねえちゃんって」シリーズ、「車夫」シリーズ、『真実の口』『夜空にひらく』など。
◎モカ子 広島県生まれ。京都精華大学美術学部卒。絵本ワークショップあとさき塾14期生。主な作品に『しょくパンにんじゃ』、『ライタのたてがみ』、「おばけのモジくん」シリーズ、『ルンバさんのたまご』『うめぼしくんのおうち』、『ロールパンバス』などがある。
※お寄せいただいたレビューは、ネット書店やオビ等に転載させていただく可能性があります。(文言が長い場合は、抜粋して掲載させていただく場合もあります。)
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784052059582 |
本体価格 | ¥1,200 (JPY) |
ページ数 | 96 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
いつも通り元気なひめかちゃんと、振り回されつつも仲良く?過ごすつむぎちゃんたち。今回は夏休みのキャンプに出かけます。相変わらずの女王様ぶりのひめかちゃんに、余裕な態度で接する中学生のなつきちゃん。縦割りの班でひめかちゃんのペースに巻き込まれながら、様々な冒険をします。ひめかちゃんの家庭事情が垣間見えたところも、これからのお楽しみですね。
大好きな『1ねん1くみの女王さま』(学研プラス)シリーズ最新刊。今回もいとうみくさんの弾ける文章とモカ子さんの元気いっぱいの絵が最高です!夏休みに入ってつむぎとすずの楽しみはサマーキャンプ。小学1年生で子ども達だけでお泊りってすごい冒険。きっとドキドキ、ワクワクだろうな。でも待って。あれ、あの自分勝手でわがままな女王さま、ひめかちゃんも参加するって!まるで海外旅行に行くみたいにガラガラとスーツケースを引っ張ってサマーキャンプにやってきたひめかちゃん。しかも着てきた服はいつものふりふりレースのついたワンピース。どこに行ってもひめかちゃんはひめかちゃんなのですね。しかも今回は年上のお兄さん、お姉さん達まで巻き込んで女王様ぶりを発揮。遊びでは「ひめかちゃんルール」まで作っちゃいます。さてさて、どんなサマーキャンプになってしまうのでしょう。無事にキャンプは終了するのでしょうか。ひめかパワー、健在です。
低学年の女子に人気のシリーズ。女王さまとかげで呼ばれているひめかちゃん。物語の前半で、下校中の子どもたちの会話や行動で、ひめかちゃんの女王ぶりがよくわかる。その上で、夏休みのキャンプが始まる、という物語の展開も子どもたちにわかりやすい。
ひめかちゃんの女王とよばれるようなわがままぶりは、実はほかの子たちもちょっとやってみたいなぁと思うようなこと。キャンプに大荷物のキャリーバッグで登場したひめかちゃん。中には、ぬいぐるみも入ってる。わたしだって、持ってきたかったのに、と思う子は多いだろう。だから、ひめかちゃんをずるいと思うより、自分がやりたいことをやっててうらやましいと思う子も多いだろう。でも、自分はちゃんとやってるし!という気分にもなれる。そんなところがこの本の人気の理由かと感じた。
新作もやっぱりひめかちゃんはひめかちゃんですね。しかし、ここまでわがまま放題なのに誰も怒ったりしないのは毎回感心します。
受け入れるみんなのお陰で、ひめかちゃんもすくすく成長していける環境が素敵です。
夜の図書館のシーンはドキドキハラハラしたけど最後のひめかちゃんのアレで笑ってしまいました。
このシリーズは読みやすい文章量と内容なので、赴任校で必ず購入させてもらっています。
第4巻
相変わらず1年1組の「女王様」ひめかちゃんは我が道を行く。つむぎちゃん達が参加したサマーキャンプにまで登場!皆を巻き込んでの身勝手大騒ぎ!!
キャンプが終わって去っていくひめかちゃん。その後ろ姿を見て、つむぎ達は……
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ひめかちゃんの「女王様」振りには、今回も一点の曇りもない。そんな彼女の立ち振る舞いをニコニコ読めるのは、彼女には邪気や悪気がこれっぽっちもないこと、それを知っているつむぎちゃん達が嫌な顔せずに巻き込まれていってあげてるからかな?
それにしても今回は、『うさぎの おひめさま』の騒ぎが楽しかった。夜中の図書室は確かにこわかったろうけど、トラブルに大慌てしたろうけど、あれだけ皆を脱力させるひめかちゃんって、純真爛漫過ぎる。だから、恨めない、怒れない。その顔を見ているとニコニコしてくる。
だからサマーキャンプが終わって、「女王様」が去っていく時、それを見送る皆の表情が同じだったんだな。
そして、ひめかちゃんも、また。
第5巻(2学期編?)が、今から楽しみだ。