くじらのぷうぷう
はら まさかず/文、山本 久美子/絵
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刊行日 2023/08/30 | 掲載終了日 2024/09/02
イマジネイション・プラス | imagination unlimited
ハッシュタグ:#くじらのぷうぷう #NetGalleyJP
内容紹介
お母さんと別れたばかりのクジラのぷうぷうはひとりぼっちです。周りのおさかなはぷうぷうが怖いのかみんな逃げてしまいます。お友だちができないかなぁ。そこへ見たこともない子が近づいてきたのです。
海に捨てられるプラスチックゴミと海に住む動物とのことを描いた絵本です。
お母さんと別れたばかりのクジラのぷうぷうはひとりぼっちです。周りのおさかなはぷうぷうが怖いのかみんな逃げてしまいます。お友だちができないかなぁ。そこへ見たこともない子が近づいてきたのです。
海に捨てられるプラスチックゴミと海に住む動物とのことを描いた絵本です。
おすすめコメント
お母さんと別れたばかりのクジラのぷうぷうはひとりぼっちです。周りのおさかなはぷうぷうが怖いのかみんな逃げてしまいます。お友だちができないかなぁ。そこへ見たこともない子が近づいてきたのです。
海に捨てられるプラスティックゴミと海に住む動物とのことを描いた絵本です。
お母さんと別れたばかりのクジラのぷうぷうはひとりぼっちです。周りのおさかなはぷうぷうが怖いのかみんな逃げてしまいます。お友だちができないかなぁ。そこへ見たこともない子が近づいてきたのです。
海に捨てられるプラスティックゴミと海に住む動物とのことを描いた絵本です。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784909809490 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 40 |
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NetGalley会員レビュー
根が正直で内向的なくじらのぷうぷう。自分のせいで友達がいないって感じてる。
今の時代、内向的な子供もたくさんいて共感しやすく物語に入っていく。
自分はとても好きで癒されるけど、ほかの人から見たらただのごみみたい。
そういうのは現代の推し活動でもよくありそうなこと。
一見よく見えなくても自分が好きだという気持ちの純粋さで周囲は理解してくれる。
そうやって友だちの輪というものが、自然にできてくる。
プラスチックやごみの海洋問題は困ることで、あまりにも海洋が広すぎて、
人類全体が協力しなければ無理だけど、自分だけ例外みたいな価値観がどうしても残る。
海っていうものの現代の課題、楽しい物であってほしいという願いがこの本から感じられます。
ひとりぼっちのくじらのぷうぷう。なかなか友だちができません。体の大きさで敬遠されるのかなと悩みます。ある時出会った汚れた人形を抱えながら海を行くと、傷痕のあるうみがめが声をかけてきました。心が温かくなってお互いに友だちだと認め合います。ぷうぷうの目と心を通して見えてくる海の異物(ゴミ)のこと。うみがめのアドバイスは的確でも、ついそれらに反応してしまう危険性も指摘しています。ぷうぷうたちのすることに興味を示す魚たちが自然と繋がっていきました。お話の中に子どもたちと話し合いたいテーマがいくつもあります。
クジラの子どもぷうぷうの最初の友達は、海を漂うプラスチックのお人形。友達が増えたぷうぷうは、みんなでプラスチックごみをきれいにし始める。でもこのお人形はごみじゃない。友達だから。
SDGsと優しい心が見事に融合した絵本。
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海にただようプラスチックごみは大きな問題となっている。その実態を伝えるだけでなく、優しく心なごむ内容の絵本に初めて出会った。
最初は一人ぼっちだったぷうぷうが、うみがめをはじめとするたくさんの友だちといっしょに、海をきれいにしようとしていくなんて。
その手には、プラスチック製のお人形さんが。でもこれはごみではない。ぷうぷうの最初の大切な友だち。大切にすれば、プラスチックだってごみなんかじゃないんだ。
そしてぷうぷいは、お人形さんがもともといた陸のみんなとも友だちになりたくなる。友だちといっしょに海面にでて潮を高く吹き上げたぷうぷう。
きっと友だちができるよ。だって、こんなに優しくて友だち思いなんだから。
ひとりぼっちのくじらのぷうぷうに初めてできた友だちはプラスチックの人形だった。
フィクションで海洋のプラスチックごみ問題を小さな子どもたちにわかりやすく伝える良い本だと思った。
ぷうぷうにプラスチックの人形以外の友だちができた後も、プラスチックの人形をぞんざいに扱うことなく大事な友立ちとして扱ったことに心温められた。
かわいいお話かなと気楽にパラパラめくっていくと、気付けば目が離せなくなっていた。
主人公ぷうぷう、名前がまずかわいい。声に出して何度も読みたくなる。
そして、主人公の温かく豊かな感情の変化が表情や色合いを通して深く伝わってくる。
読み終えたとき、良い環境を守っていきたい気持ちが自然と芽生える絵本です。
「いっしょにいればともだち」という言葉が心に残りました。
ウミガメが(わかっているのに)ビニールを見て口を開けてしまう場面が、かわいい無邪気な絵だからこそ深く刺さりました。
小さい子どもも読みやすく、一緒に考えるきっかけになる絵本だと思います。
美しい青が、広い海をひとり泳ぐくじらのぷうぷうの孤独感と響きあうようです。捨てられて漂う人形が、陸でも海でもゴミであること、プラスチックとわかっていてもウミガメは食べようとしてしまうことなど、廃棄プラスチックの問題を柔らかく、でもしっかり伝えていると感じました。
くじらとウミガメが友だちになることは、ファンタジーですが、人形が喋りだしたりしないことが現実的でよかったです。