ぷうぷうとごみくじら
はら まさかず/文、山本 久美子/絵
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刊行日 2024/07/29 | 掲載終了日 2024/09/27
イマジネイション・プラス | imagination unlimited
ハッシュタグ:#ぷうぷうとごみくじら #NetGalleyJP
内容紹介
2023年8月刊行の『くじらの ぷうぷう』の続編となります。
2050年海は魚よりゴミの数が多くなると言われています。第一弾でプラスチックの人形と仲良くなったクジラのぷうぷうですが、周り大量のゴミが漂っているの気づきます。そしてぷうぷうたちがゴミを食べないように注意しながら吹き飛ばしていると、そのゴミが集まり始めて大きなゴミのクジラになっていきます。そしてそのクジラは陸に打ち上げられた瞬間にゴミと変化をし、海を汚している人間の前に大きな山となって現れます。海洋汚染を考えていく絵本です。
著者より
ごみを見つけたら、ひろいます。あたりがきれいになって、気持ちいいですね。ごみをひろって、集めて、ごみ箱へ捨てて…。そのあとって、どうなるんでしょう。汚いから、ひろって、集めて、目の前からなくすだけでは、ごみはなくなりません。くじらのこども ぷうぷうは、そのことに気づき、悲しくなります。今あるごみをどうすればいいか、そして、これからごみをできるだけ少なくするにはどうすればいいか。ぷうぷうといっしょに考てみませんか。
おすすめコメント
2023年8月刊行の『くじらの ぷうぷう』の続編となります。
2050年海は魚よりゴミの数が多くなると言われています。第一弾でプラスチックの人形と仲良くなったクジラのぷうぷうですが、周り大量のゴミが漂っているの気づきます。そしてぷうぷうたちがゴミを食べないように注意しながら吹き飛ばしていると、そのゴミが集まり始めて大きなゴミのクジラになっていきます。そしてそのクジラは陸に打ち上げられた瞬間にゴミと変化をし、海を汚している人間の前に大きな山となって現れます。海洋汚染を考えていく絵本です。
著者より
ごみを見つけたら、ひろいます。あたりがきれいになって、気持ちいいですね。ごみをひろって、集めて、ごみ箱へ捨てて…。そのあとって、どうなるんでしょう。汚いから、ひろって、集めて、目の前からなくすだけでは、ごみはなくなりません。くじらのこども ぷうぷうは、そのことに気づき、悲しくなります。今あるごみをどうすればいいか、そして、これからごみをできるだけ少なくするにはどうすればいいか。ぷうぷうといっしょに考てみませんか。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784909809582 |
本体価格 | ¥1,700 (JPY) |
ページ数 | 40 |
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NetGalley会員レビュー
海洋のごみは本当に厄介。捨てるのは一瞬でも漂って迷惑を受けるのはとても長く、
どこでどんな量の迷惑が生まれるかも想像しにくく期間もわからない。
ぷうぷうのように善意で集めることが可能で、協力してくれても、
元を断つことが出来なければいたちごっこ。
海洋だけでなく陸上や途上国でも土に同化しないごみの問題は多数ある。
ごみの元を絶ったり、ごみは仕方がないけど収集と焼却など、
きちんと処理する責任、自分だけがよかったらいいマインドがましになる世の中になってほしいと思わされます。
SDGsと優しさの絵本第2弾
ぷうぷうは気づいた。ごみ達は陸に帰りたいのではないかと。大きなくじらになって陸に戻ったごみ達は人々からどう思われたろう。でも、ぷうぷうらとの思い出があれば、きっと……
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いつものように、海のプラスチックごみの掃除に励むぷうぷうたち。あたりを綺麗に安全にしていくことは、気持ちいいこと。でも、ぷうぷうはとうとう気づいてしまった。掃除してもどこかにやらなくては、ごみはなくならない。ならどこに? ごみだってもといた陸に戻りたがっている。そう思ったから、ぷうぷうは悲しくなったんだ。
お母さんくじらよりも大きくなって自分から陸に向かっていくごみたちの、あまりの勢いに、ぷうぷうは心配になったのだろう。だからこそ、陸に行けば「友だち」ができると伝えたくて、ただのごみとは思っていない自分たちを忘れてほしくなくて、抱きしめたはず。
陸に戻り、ごみの山にもどったくじらは、驚いて集まってきた人々の気持ちを受けて、怒っていたろう。ごみとして捨てた人々を恨んだろう。でも、ある子どもがその中の一つをひろうと、ごみはくじらとしての心に戻った。抱きしめられたことを思い出した。きっと、そう。
そしてきっと、子どもの友だちとなるはず。友だちになるとは、相手を大切にすること、ごみではなくなることだから。
ぷうぷうはもうひとりではないことに、まずほっと胸をなでおろす。海を漂うゴミを陸に戻してあげようと、仲間といっしょにゴミをまとめにかかります。これはまさに今問題となっている太平洋ゴミベルトのようでもあります。大きなくじらほどになったゴミたち。打ち上げられたそ大きなゴミの塊は、人間に何かを訴えかけているようです。
ぷうぷうたち、海の仲間が安全に暮らせるようにするためにも、海洋ゴミの問題は看過できないことです。
陸からきたごみクジラを陸に返そうとぷうぷうと海の仲間たちは奔走(泳?)する。
集められたごみの塊がクジラのように見えたので、ごみクジラと命名。
ごみまでも擬人化してしまうのは、おもしろい。
浜に打ち上げられたゴミを遠巻きに見ている人たちが、ごみ問題をどう扱ったらいいのかわからないわたしたちを上手く表していると思った。
最後に、一人の男の子がごみを手にするのだけれど、その時にごみのクジラがぷうぷうに思いを馳せるのが、「へえ」という感じだった。
ぜひとも第一作の『くじらのぷうぷぷう』とあわせて読みたい絵本!
主人公のぷうぷう、とにかく優しいく愛情深いんです。読んでいてとても優しい気持ちになります。
海洋汚染について押し付けがましくなく、すーっと心に入ってきます。小さい子どもでも自然と考えさせてくれる絵本です。
1作目からずっといたコバンザメくん。気になっていました。
この子とは友達にならないんだろうかと。気づいてなかったんですね。近すぎて気づかない。灯台もと暗しということか。
それにしてもこんなに海の中にはゴミが漂っているのか。わかっていても見えない部分をぷうぷうたちが教えてくれたように思います。