こそあどの森のないしょの時間
岡田淳
ログインするとリクエスト可能か確認できます。 ログインまたは今すぐ登録
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのEメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2024/05/21 | 掲載終了日 未設定
ぜひ次のハッシュタグを付けてSNS等へご投稿ください:#こそあどの森のないしょの時間 #NetGalleyJP
内容紹介
この森でもなければ、その森でもない、あの森でもなければ、どの森でもない〈こそあどの森〉
スキッパー、トマトさん、ポットさん、スミレさん、ギーコさん、トワイエさん、ふたご。──だれでも、胸の中に大切に秘めている大切なできごとがある。森のひとそれぞれのないしょの話を1話ずつおさめた短編集。
「こそあどの森の物語」シリーズ誕生30年を記念した姉妹編。
この森でもなければ、その森でもない、あの森でもなければ、どの森でもない〈こそあどの森〉
スキッパー、トマトさん、ポットさん、スミレさん、ギーコさん、トワイエさん、ふたご。──だれでも、胸の中に大切に秘めている大切なできごとがある。森のひとそれぞれのないしょの話を1話ずつおさめた短編集。
「こそあどの森の物語」シリーズ誕生30年を記念した姉妹編。
おすすめコメント
稀代のストーリーテラーである岡田さんですが、この物語の誕生は原稿用紙からではありませんでした。その始まりの舞台はスケッチブック。岡田さんは絵を描きながら〈こそあどの森〉へ入っていったのです。文章で「作りあげる」前に、スケッチブックの向こうに現れてくる世界を訪ね、そこに住む者たちと出会い、つきあいながら、まさに「生まれる」ように誕生した物語世界は、やがて本当に存在している森のように、作者と読者の中で広がっていきました。――シリーズの姉妹編となる本書は、森の人たちそれぞれの、だれにも言わない内緒の話を7篇集めた短編集です。これらのお話は、こそあどの人たちの魅力をさらに深めてくれるだけでなく、読者それぞれの胸の中にある森にそっとかくれている、大切な時間を思い出させてくれるかもしれません。〈松田素子(編集者)〉
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784652206065 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 128 |
関連リンク
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
全12巻の「こそあどの森の物語」シリーズ30周年記念の新作と言うことで、英題をみると「Other Stories of the Kosaido Woods」とあった。つまり、姉妹編という事。再び森に住む彼らに再開できることにわくわく。
そして懐かしい人々が主人公の短編が始まった。
木と心で楽しく会話するうち、あることに気づいたスキッパー。大人になった時、彼はどんな想いで木が落とした葉を見つめるのだろう。
「迷う事があると知らない所に行ってしまう」王様。その迷い事を解決するヒントを与えるトマトさん。そんな彼女自身の迷い事に、思わず微笑んでしまった。
〈シカエシ〉の仕返しは仕返しではない事に気づいたポットさん。〈オカエシ〉に素直にお礼を言うポットさんの様子に、我が身を振り返ってしまっていた。
「ひなたぼっこ」について考え始めたスミレさん。その結論があまりにもスミレさんらしくて、一緒に微笑んでしまった。
ギーコさんが子どもの頃に母さんからもらった缶、〈あの箱〉。そこに入れられたものは、拾ってくれたギーコさんのために、ずっとずっと待っているのだろうな。
トワイエさんが目撃した儀式。きっと季節ごとに繰り返されているのだろう。物語を綴るトワイエさんだからこそ、こそあどの森が見せたかったのかな?
ふたごのミルクが止まらない、止まらない。はらはらしながら読んでいると、助けてくれたのはシナモン。やっぱりふたご。ふたごはいいなぁ。