机の下のウサキチ
岡田淳/作
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刊行日 2024/04/18 | 掲載終了日 2024/05/06
ハッシュタグ:#机の下のウサキチ #NetGalleyJP
内容紹介
ずっと、まっていたんだよ
ここはきみの国、いっしょに冒険にでかけよう
心はずむ岡田淳の冒険ファンタジー。
大雨の日、ひとりでるすばんをしていた小学生の一平。
おじいちゃんの書斎の、古い机の下にもぐりこむと
いつのまにか、ふしぎな野原にまよいこんでいた。
そこでであった大きなウサギ、ウサキチは一平をキョチとよび、
キョチをずっとまっていたこと、そしてそこはキョチの国だという。
ふたりは、ウサキチがなくした、はねる力をとりもどすため、さいはて山へ旅に出る。
おすすめコメント
「おそかったじゃないか。」
と、ウサギは、したしいともだちに不平をいうようにいった。
「おそかった……?」
ぼくは、おずおずとたずねた。
「いつまでまたせれば気がすむんだろって思っていたよ。」
「あのう、いつからまっていたの?」
「ずうっと、だよ。ずうっと。」
「ええっと、きみは、だれ?」
ウサギはもういちど目をまるくした。
「ウサキチじゃないか。きみがなまえをつけてくれたんだよ。わすれちゃったのか、キョチ。」
(本文より)
販促プラン
【著者紹介】
作 岡田淳(おかだじゅん)
1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業。図工専任教師として小学校に38年間勤務。その間に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』でデビューし、斬新なファンタジーの手法で独自の世界を描く。『放課後の時間割』(日本児童文学者協会新人賞)、『学校ウサギをつかまえろ』(同協会賞)、『雨やどりはすべり台の下で』(サンケイ児童出版文化賞)、『扉のむこうの物語』(赤い鳥文学賞)、「こそあどの森」シリーズ(野間児童文芸賞)、『願いのかなうまがり角』(産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞)、『こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ』(産経児童出版文化賞大賞)、巌谷小波文芸賞など、数々の賞に輝く日本を代表するファンタジー作家。ほかに『二分間の冒険』『ふしぎの時間割』『選ばなかった冒険』『フングリコングリ』『夜の小学校で』『森の石と空飛ぶ船』『図書館からの冒険』「カメレオンのレオン」シリーズ、エッセイに『図工準備室の窓から』など多数。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784036102105 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 223 |