怪盗ギャンビット1
若き“天才泥棒”たち
ケイヴィオン・ルイス、訳:廣瀬 麻微
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刊行日 2024/03/21 | 掲載終了日 2024/03/31
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内容紹介
ハリウッドで映画化決定!
期待の新人作家による、超・話題の怪盗サスペンス小説!!
たちまち27か国以上で出版決定!!
「ハラハラどきどきのスリラー……読みはじめたら、止まらない!」
――BARNES & NOBLE(全米最大の書店チェーン)
「若き怪盗たちによる究極の闘い……スピード感にあふれ、驚きの連続で、読者は圧倒されるだろう。スリル満点のジェットコースターのような小説だ」
――カーカス・レビュー誌(全米で最も信頼される書評誌)
「どんでん返しがつづくプロットは映画〈オーシャンズ8〉を彷彿とさせる。読者はこの10代の怪盗ロザリンに、ハートを盗まれることまちがいなし!」
――ブックリスト誌(米国図書館協会による書評誌)
2024年ウォータ―ストーンズ児童文学賞(※イギリスの権威ある児童文学賞)最終審査作品に選出 ※2024年2月8日現在
◆あらすじ
ロザリンは、伝説的な怪盗一家のひとり娘で、天才的な盗みの能力をもつ少女。だが彼女は、家業から離れ“ふつうの大学生”になることを夢見ていた。
そんなある日、ロザリンの母親が捕まり、10億ドルの身代金を要求されてしまう。
途方にくれるロザリンのもとに、
〈怪盗ギャンビット〉への招待状が届く。
それは、世界中から選ばれた新進気鋭の泥棒たちが盗みの技を競い合う、違法で危険なコンテストだった。
母を救い、自分の未来をつかむために
ロザリンは命を賭けた闘いに身を投じる――!
出版社からの備考・コメント
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784041135525 |
本体価格 | ¥2,300 (JPY) |
ページ数 | 480 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
誘拐された母親の身代金10億ドルを用立てるべく、少女怪盗ロザリンは多種多様な若手怪盗達との競演に挑む。
たった一つの勝利の座を得るため争う、青春アクション・サスペンスの第一巻。
このような題材から、一見では「HUNTER×HUNTER」におけるハンター試験編のようなバトル・ロワイアルもの(訳者あとがきによると、著者は「HUNTER×HUNTER」の読者のようだ)、あるいは「嘘喰い」のようなギャンブル×デスゲームものを思い浮かべる方もいるかもしれない。
しかし本作品の本質は戦いや策謀、生死のヒリつきよりも、登場人物たちの生々しい心の動きや、光と闇を併せ持つ人間関係にある。
表題ともなっているゲーム「怪盗ギャンビット」の本質はリアリティ・ショーそのもので、主人公ロザリンはその演者の一人と言える。
先程例に挙げた「嘘喰い」にも似た趣向はあるが、より現代のエンタメコンテンツにフィットした趣向であること、大人達が子供同士の争いを企画し、搾取するという構図の薄気味悪さに焦点を当てている点で大きく異なる。
主催側の大人達が仕組んだ檻の中で信頼と裏切りが曖昧にもつれ合い、葛藤を生む構図はむしろ「推しの子」に代表される現代芸能サバイバルに近いと言えるだろう。
インスタやGoogleマップを活用し、「猫が溶ける」「推し」などのスラングを発するロザリア達怪盗は紛れもなく現代の若者であり、その精神は年齢相応に柔らかく、脆い。
ロザリアの幼馴染にして宿敵であるノエリアとの対立や、華麗な競争相手デヴローとのロマンス、その他様々な参加者との交流は、怪盗ギャンビットの勝敗と切っても切り離せない因果関係を生み出してしまう。
人間関係がもつれ合う果てに、ロザリアは何を眼にするのか。
続刊が楽しみな一作だ。
17歳の主人公ロザリン。彼女は優秀な怪盗となるべく訓練を受けてきた。彼女にはふつうの生活を送りたいという夢があった。
それなのに母親が捕まり、母親を助けるために“怪盗ギャンビット”に参加する。
その参加者は世界中から集められ若手の怪盗たち。
ロザリンは母親を助け出すことが出来るのか。
480ページあるので読みはじめは不安でしたが、予想もつかない展開に興奮し読む手が止まりませんでした。“怪盗ギャンビット”とはいったい何なのか。若手の怪盗たちは次に何をするのか。誰が味方なのか敵なのか、ロザリンの淡い想いや忘れられない過去など、読み応えがありとても面白かったです。
読みながらある映画が思い浮かびました。あとがきで著者が影響された映画に「オーシャンズ8」とあり、やはりそうなんだと納得しました。
映画化計画が進められている本作。監督の名前も明かされていますが絶対面白いはずと実写化に期待が膨らみます。
続編も楽しみにしています。
伝説的な怪盗一家の後継者ロザリンが
捕らえられた母の身代金を稼ぐために
世界中の若き天才たちが盗みの技を競う「怪盗ギャンビット」に挑戦する。
親子の葛藤あり
恋あり
裏切りあり
友情あり
もちろん盗みあり
とてもスリリングで一気読み間違いなし。
それにしても、これが児童書?
ロザリンも他の登場人物たちもすごく大人っぽいし
恋の駆け引きめいた会話も読んでいてどきどきしてしまう。
(もちろん、年相応の脆さなんかもあるのだけど)
日本では成り立たないなぁ…と感じつつ。
映画化も楽しみだし
続きも気になります。
「ページを捲る手が止まらない」とはこの作品の為にある言葉なのではないかと思うほど、面白かったです。久々に海外作品で「面白い」と思えました。
面白いポイントとしては「文章のテンポの良さ」が今作の面白さの最大ポイントではないかと思いました。
今作は映画化決定との事で納得です。ただ映像作品ならではの色々カットされてしまったり、別作品のようになってしまって面白さ半減するのだけは避けてほしい、、、。文章ですら映像が流れてくるようなテンポの良さ、海外特有の読みづらさがなく海外作品を苦手とする人にも読みやすいと思います。これは訳者さんの力がデカいと思いました。
1つ難点があるとすれば登場人物の多さに誰だか分からない問題があるかなと思います。これは海外小説を苦手とする人がよく言う問題なのでその辺が読者にどう影響するか気になるところではあります。
続編があるとすれば絶対に読みたい作品です。絶対希望です。
読んでいる間、ずっとロザリンと一緒に疾走しているような感じだった。
テンポがいい。
ロマンス、友情、スリル、アクション、サスペンスと全てが詰まっていて、全く飽きることがなかった。
主人公のロザリンが17歳なので、ちょっと青臭いところもあり、それが、また物語を面白くしていると思う。
今、473ページもある「1」を読み終わったばかりなのに、早く「2」を読みたくて、うずうずしている。
まるでジェットコースターに乗っているような感覚。ロザリンと共に喜んだり絶望したり激しいアップダウンを繰り返し、読者を飽きさせない。登場人物みんなが魅力的でキャラクターが立っている。きっとお気に入りの怪盗が見つかるはず。私のお気に入りは何といっても主人公のロザリン!普通の人生に憧れながらも類まれなる才能で難題をクリアしようとする姿を応援したくなる。バトルロワイヤル的な展開もワクワクがとまらない。ロザリンは、囚われた母を救うため、騙し騙されながらも怪盗ギャンビットの頂点を目指す。頑張れ!ロザリン。と思っていたらだんだん不穏…。ナニコレめっちゃ面白い。