めざせ! 国内外来生物マスター 全2巻
監修/五箇公一(国立環境研究所)
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刊行日 2023/12/22 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#めざせ国内外来生物マスター #NetGalleyJP
内容紹介
めざせ! 国内外来マスター(全2巻)
*図書館用特別堅牢製本図書
*対象…小学校中学年〜
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1巻)身近な外来生物問題を考えよう
国内で本来はいない地域に持ち込まれた「国内外来生物」が今問題となっています。外来生物問題の基本を押さえ、理解を深めます。
2巻)国内外来生物にもっとくわしくなろう
さまざまな生物についてさらに掘り下げるとともに、生態系を守るために実際に行われている取り組みを紹介します。
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カブトムシやメダカも「外来生物」となっている? これはどういうことでしょうか。
本書のテーマ「国内外来生物」とは、国内の生物で、本来はすんでいない地域に持ち込まれたものを指す言葉です。例えば、カブトムシがもともといない地域に持ち込んでそこで定着してしまったら、それは「国内外来生物」となってしまいます。外来生物はもともとそこにいる生物を減少させるなど、各地域の生態系を脅かす問題となっています。
また、外来生物に遭遇したときの対処のしかたや、生き物を飼育するときの心構えなどフォロー。遠い世界で起きていることではなく、自分ごととして捉え、環境への意識を高めます。
本書では、「国内外来生物マスター」をめざしながら、楽しく外来生物のことを学び、未来の自分たちの地球環境を守る意識をもたせます。
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784577052433 |
本体価格 | ¥3,500 (JPY) |
ページ数 | 48 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
第1巻は「外来生物」の説明の中で「国内外来生物」を定義する総論。第2巻は「国内外来生物」から移動性は低いが人為的に広まり、環境への影響が大きいアユとコイの個別論。
きちんとした意図に基く構成に関心した。
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『第1巻』
「外来生物」とは外国から来たものと思われがちだが、それを踏まえて「国内外来生物」をきちんとした定義づけしてあることに関心した。
そして、最初に子ども達にとって非常に身近な存在であるアメリカザリガニを取り上げ、その繁殖がどれだけ自然環境に悪い変化をもたらすかを示すのは、関心を持たせる上で適切な方法だと感じた。
更に第1巻のまとめとして、「人間のせいである」ことを明記してあることは落としてはならないことだろう。
『第2巻』
第2巻では、その「国内外来生物」に焦点を絞っている。そして、移動性が少なく人為的要素が強い淡水生物に絞ったことは、その影響力の大きさを示すのに有効だと言える。
そこで、最初に全国の川で釣られているアユを、次に環境への影響力が大きいコイを扱っているのは適切だろう。
ページ数の関係で、第2巻はこの2種のみだが、これだけで「国内外来生物」は大きな環境変化を引き起こす事を示すことが出来ている。
総論的な第1巻とより詳しい個別論の第2巻。このようにきちんと焦点化することは、子ども達の理解を図り、興味や危機感を抱かせることに有効だと考える。これをきっかけに、自主的に調べて行って欲しい。