そうじきのなかのボンボン

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刊行日 2024/02/09 | 掲載終了日 2024/02/09

ハッシュタグ:#そうじきのなかのボンボン #NetGalleyJP


内容紹介

世界にはまだ、誰もしらない不思議とすてきがいっぱい!

スペインで絵本作家デビューした作者による、日本初作品。

<​あらすじ>

古い掃除機の中で暮らす、ボンボンとボンボンパパ。掃除機が吸い込んだ「おもしろいもの」を使っておうちを作ります。ところがついに掃除機が壊れてしまいます。どこかへ運ばれるボンボンたち。突然、光が差しこんできたその先には…。

世界にはまだ、誰もしらない不思議とすてきがいっぱい!

スペインで絵本作家デビューした作者による、日本初作品。

<​あらすじ>

古い掃除機の中で暮らす、ボンボンとボンボンパパ。掃除機が吸い込んだ「おもしろいもの」を使っておうちを作ります。ところがついに掃除機が壊れてしまいます。どこかへ運ばれるボンボンたち。突然、光が差しこんできたその先には…。


出版社からの備考・コメント

【加藤絢子/作・絵】

静岡県生まれ。多摩美術大学絵画学科版画専攻卒業、銅版画を学ぶ。ゲーム会社で3Dデザイナーとして勤務後、フリーのデザイナーとなり、イラスト、銅版画作品、アニメーション等を多数制作。「そうじきのなかのボンボン」で第10回武井武雄記念 日本童画大賞 絵本部門 審査員特別賞受賞。スペイン語の絵本作品に『EL CASTILLO SIN SOL』( 文・Jose Sanabria / Thule Ediciones刊)、『El puente del rey』(文・Jose Sanabria /Editorial El Ateneo刊)がある。日本では本作が初めての絵本刊行となる。

【加藤絢子/作・絵】

静岡県生まれ。多摩美術大学絵画学科版画専攻卒業、銅版画を学ぶ。ゲーム会社で3Dデザイナーとして勤務後、フリーのデザイナーとなり、イラスト、銅版画作品、アニメーション等を多数制作。「そうじきのなかのボンボン」で第10回武井武雄記念 日本童画大賞 絵本部門 審査員特別賞受賞。スペイン語の絵本作品に『EL CASTILLO SIN SOL』( 文・Jose Sanabria...


おすすめコメント

  • 第10回 日本童画大賞 絵本部門 審査員特別賞受賞作を加筆修正して刊行!
  • スペインで絵本作家デビューした作者による、日本初作品!
  • 「掃除機の中」という視点のユニークさは秀逸!
  • 第10回 日本童画大賞 絵本部門 審査員特別賞受賞作を加筆修正して刊行!
  • スペインで絵本作家デビューした作者による、日本初作品!
  • 「掃除機の中」という視点のユニークさは秀逸!

販促プラン

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  • いただいたレビューはPOPなどに使用できればと思います。
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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784577051788
本体価格 ¥1,450 (JPY)
ページ数 34

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

暗い中、光さす物達の様子が細々とふわふわ感いっぱいに描かれた雰囲気いっぱいの絵。そして親子の表情がなんとも微笑ましい。
古い掃除機の中って、色々なものが詰まってる。でもそれは古い古いものばかり。ボンボンとボンボンパパには馴染みのものばかり。でも久々に動いた掃除機が吸い込むものは、2人にとって初めてのものばかり。だからちょっとピントはずれのやりとり。でもそれが、親子の仲良しさを感じさせる。
そして突然の外の世界。ずうっと狭くて暗い、閉された世界に住んでいた2人。どうなるかと心配していたら、楽しそうで本当にほっとした。
そこは、遠くまで見通せないくらい、明るくて暖かくて広い広い世界。そして、古い掃除機の中よりもっともっとおもしろいものがある世界。そんな新しい世界は、ボンボンとボンボンパパの楽しい世界。飽きない世界。よかったね、2人とも。

開いたら、掃除機の中の2人の様子。だから読み聞かせをする時は、それをまず見てからそこはどんな場所なのか想像させてから、読み聞かせを始めたい。そして最後の見開きでは、新しい世界での2人の生活を考えさせ、更にどんなことをしていったかを考えさせていきたい。と思った。

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古い掃除機の中はボンボンとボンボンパパにとって安心できる、閉ざされた世界。ふたりだけの世界はなかなか居心地がよかったのです。そん日々に、動かないがずの掃除機が動き始めるや、ふたりの家は吸い込まれたものでぐちゃぐちゃになり、入ってきたものを見定めてはそれなりに楽しむことが続きました。
そしてとうとう、掃除機は壊れ、ボンボンたちはゴミ捨て場に放り出されます。ここからのふたりの変化が見ものです。光を受け入れ、新しい世界に飛び込んでいく。恐れるより楽しさ、珍しさの方が勝ったのです。いきいきと暮らしを楽しむふたりは色のある世界に生きていました。
加藤絢子さんの独特の絵と色使いの変化に気持ちを掴まれました。

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古い掃除機の中に、懐かしい世界がありました。光は乏しくても、ボンボンとボンボンパパの心は、暖かで、明るいのです。
「ねえ とうちゃん、これは なあに?」
「ほほう、いいねぇ!これはぼうしだよ」
「とうちゃんは なんでも しってるなあ」
帽子といっても、人間にはコーヒーフレッシュか何かの空のプラスティック容器。吸い込まれたゴミの中に、これを見つけたボンボンとボンボンパパのやりとりです。あなたは、これを笑いますか?いやそれは違うとただしますか?でも、それは、余計なおせっかいのようです。二人にとっては、本当にそれは、すてきな「帽子」なのですもの。
こうして、二人は、私達からすると、なんとも窮屈で、汚くて、真っ暗で、ホコリだらけなお家で、愉快に暮らしていく、しあわせな工夫の天才なのです。どんな世界にいても、文句を言って、あれが足りない、これが足りないと苦情の山で、悩みと嫉妬の尽きない私達からすると、彼らは、とーっても幸せな時間を生きている気がするのです。
この古い掃除機の中の、懐かしい世界には、「とうちゃん」がいます。パパじゃなくて、「とうちゃん」が。とうちゃんは、こんな「世の中を面白がる力」をくれるのです。「かあちゃん」は登場しなかったけど、かあちゃんのくれた「やさしさ」がボンボンとボンボンパパのふたりをささえているのでしょう。そんな、素敵な親の子供ボンボンはちゃんと、成長していたみたい。だって、新しい展開にまず勇気を出せたのは、ボンボンですものね。
現代日本の皆さん、加藤絢子さんは、かっこいい、シュッとした「パパ」じゃなくて、世界を楽しむ力をくれる「とうちゃん」を取り戻してほしいって、教えてくれてるのかもしれませんね。ありがとうございました。

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古い掃除機の中に住む、ボンボンとボンボンパパ。
真っ暗な中の絵はすこーし怖いような、でもすぐに色んなものが見えてきて、
ワクワクハラハラしながら読みました。
見返しの絵も可愛くて、最後のシーンなどはそのまま額に入れて飾りたいくらい素敵です。
発売を楽しみにしています。

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普段何気なくゴミを取らなくちゃって掃除機をかけている
中がどうなっているかなんてなかなか考えない、
まとめて捨てたら爽快っていつも使うことばかり考える
それが掃除機から普通に感じること

私はTVゲームが好きで、パッと見た瞬間Machinariumとか、
LITTLE NIGHTMARESみたいな世界観が戻ってきた感じで嬉しかった

小さきものも、自分の世界はどんなくらいの広さが
自分たちに与えられているのか、読み手にも問われているように感じます
今の世界が私にとって大きいのか小さいのか
それが最後良かったと、振り返れる人生にしたいと思いました

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壊れかけの掃除機の中にはかわいらしいボンボンと愉快なボンボンパパが住んでいます。掃除機がすってきた様々な材料からボンボンパパが作り出すもので幸せに暮らしていたのに、とうとう壊れてしまった大切な住みかは捨てられてしまいます…。
掃除機が稼働するたびにお部屋がぐちゃぐちゃになっちゃうとか、暗さが必要なのかと思っていたら実は明るい空の下でもポジティブに過ごしてみたり、ファンタジー風味の丁寧な暮らしを味わう感じでした。
キュートなボンボンたちが何者なのかは明確にされてませんが、ラストで仲間が訪ねてきているのを見ると、実は私たちの周りにも潜んでいる愛らしい小さき者なのかもしれませんね。

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ユーモラスで可愛らしいキャラクターと少し不思議な雰囲気漂う掃除機の中の世界。創意工夫をこらしながら楽しく暮らすボンボンとボンボンパパの空気感がほわほわと暖かくてとても好きです。
子ども達の想像力を刺激してくれる絵本だと思います。

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そうじきのなかにいるのね! その設定が新鮮で面白いです。正体はいったい? 母さんはいないの? なんて、ついつい思ってしまいますが、とにかくハートフルでほっこりした物語でした。絵柄がなんともいえないくらいに個性的で、ホラーっぽいのかなあという初見を軽々とくつがえし、どこかノスタルジックなそれでいて、異国的な、ノーマンロックウェルみたいな感じもあって、あっというまにひき込まれました。最後の空が見える開放感がいいですね。希望に満ちた世界で終わるところがうれしいです。読ませていただき、ありがとうございました。

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あれあれ?かわいいけど、内容としてはちょっと物足りなかったかな。ボンボンとボンボンぱぱには、もっといろいろな冒険をして欲しかったなぁ。掃除機の中の彼らの世界を、もっと描いて欲しかったです。絵はかわいく、最近はやりのモフモフな感じに「触ったらどんな感じがするのかな」と思いました。

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古いそうじきの中に住んでいるって言うだけで、興味がわいてきます! 

子どもたちの中には、大切なおもちゃの小さな部品を、お母さんがそうじのときに吸い込んでしまった経験があるかもしれませんね。
我が家も大泣きされたことが何度もありました。

ボンボンとボンボンのとうちゃんの温かな世界が加藤絢子さんのなんとも言えない雰囲気のある絵によって描かれ、より豊かに想像力が膨らみました。

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まず古い掃除機の中になにかが住んでいる!という発想がおもしろい。色彩を抑えた独特の画角の絵がとても楽しく、美しい。お話は静けさとハラハラが交互にきて、でもどんな状況でも楽しみを見つけていくふたりに安心します。光と影の描写が綺麗で、細かいところまでゆっくり眺めたくなりました。

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これほど古くはないし、強力な吸引力はないけど、うちの掃除機にもボンボンは住んでくれているかも?
ボンボン達の暮らしの様子にほっこり。(笑)
途中、どうなるのかハラハラしましたが、最後に広くて楽しい場所で楽しそうだったので安心しました。
今までに見たことのない場所からのスタートが新鮮でした。

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古い掃除機の中で暮らすふわふわの親子ボンボンとボンボンパパ。掃除機の中で部屋を作り、吸い込んでくる面白いものを拾う。しかし、掃除機が動き出すと部屋は大変なことに。パステル調の柔らかい印象の絵本。親子はホコリの妖精なのかな。可愛らしさがいい。スペインでデビューした日本人作家の作品。

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