アフリカで、バッグの会社はじめました

寄り道多め、 仲本千津の進んできた道

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刊行日 2023/06/30 | 掲載終了日 2025/03/31

ハッシュタグ:#アフリカでバッグの会社はじめました #NetGalleyJP


内容紹介

第70回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 中学校の部

目の覚めるような原色に、花や動物、サークル模様がデザインされていて、持つだけで心が華やいでくる――人気のバッグ・ブランド「リッチーエブリデイ」を立ち上げた仲本千津さんは、いま注目の「社会起業家」です。

千津さんは、子どものころから「人の命を救う仕事をしたい」と思っていました。最初は医師になりたいという夢をもっていましたが、それをあきらめることになり、つぎに国連職員を目ざします。大学に入り、今度は研究者への道を進みましたが、銀行員として社会人生活をスタートすることになりました。それでも、自分の夢をかなえる仕事を探しつづけた千津さんは、転職先の仕事でアフリカ・ウガンダのシングルマザーたちに出会います。「彼女たちの力になれるビジネスはないだろうか」。そして千津さんは、アフリカンプリントを使ったバッグをつくる会社を立ち上げました――。

バッグづくりを通して、アフリカの貧困問題を解決し、女性を勇気づけ、輝かせたい――迷い、遠回りしながら、自分の信じる道を歩んできた仲本千津さんの姿を描く “進路決定”ドキュメンタリー。

第70回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 中学校の部

目の覚めるような原色に、花や動物、サークル模様がデザインされていて、持つだけで心が華やいでくる――人気のバッグ・ブランド「リッチーエブリデイ」を立ち上げた仲本千津さんは、いま注目の「社会起業家」です。

千津さんは、子どものころから「人の命を救う仕事をしたい」と思っていました。最初は医師になりたいという夢をもっていましたが、それをあきらめる...

おすすめコメント

将来の夢が何度も変わり、銀行員になっても、仲本千津さんは「こうありたい自分」をずっと大事にしてきました。

色あざやかなバッグと彼女の生き方は、「自分の好きな色を選んでいいんだよ」というメッセージです。


将来の夢が何度も変わり、銀行員になっても、仲本千津さんは「こうありたい自分」をずっと大事にしてきました。

色あざやかなバッグと彼女の生き方は、「自分の好きな色を選んでいいんだよ」というメッセージです。



販促プラン

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)2024年版

特集 SDGsに取り組もう 選定作品

【テーマ 5 ジェンダー平等を実現しよう】

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)2024年版

特集 SDGsに取り組もう 選定作品

【テーマ 5 ジェンダー平等を実現しよう】


出版情報

ISBN 9784378015637
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 136

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

千津さんの仕事のやり方の中で特に大事だなと思ったのは、製品の品質が悪くても「可哀想だから買ってあげてください」というやり方をしてはいけないと考えたことです。デザインがステキで、縫製もしっかりしているから、高くても買ってもらえる製品を作ることをモットーにしているのです。

そうすることによって、ファンも増えるし、ウガンダの女性たちの所得も増えるし、という良い循環を作ったこと、それこそが「人の命を救う仕事」を継続するために必要なことです。

何かをしようとした時に、それが上手く行かないことがあって、そのまま頑張るのか、違う道を探すのか、それは本人の自由であるはずです。これまでの日本では「継続」こそが大事と考える人が多くて、そうでない人を非難するようなこともよくあります。でも、千津さんのように紆余曲折があっても、自分がやりたいことの元となるところがしっかりと守られていれば、それでいいはずです。

色々やってみたからこそ、色々なことが分かった、という千津さんの生き方は実に見事だと思います。

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バイタリティが凄い。行動力も凄い。
ですが、私が一番すごいなと思ったのは、ずっと学び続けようとする姿勢です。
大人になればなるほど学ぶことが嫌になり、苦痛になってきます。興味のあることなのに、そこまで情熱を注げない人も多いはずです。
ですが、仲本さんは若いときからの情熱をずっと持ち続け、学び続けている。それが凄い。
私たちが、好きなことをして生きるのに大切なことは、学び続けようとする情熱なんじゃないでしょうか。そう思わせてくれた本でした。

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仲本千津さんの半生を描いた作品。第70回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(中学校の部)にも選ばれているらしい。わたしはカラフルで変わったデザインの多いアフリカ布が好き。なので読めて良かった。仲本千津さんのことは知らなかったし、こんな素敵なブランドがあることも知らなかったし、アフリカについても少しだけど知ることが出来て良かった。千津さんの行動力がすごすぎて圧倒されちゃうけど、信じた道を突き進んでいる感じがカッコ良い。

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千津さんの発想力って、誰しもアタマの中でシュミレートしたりは、あるんじゃないかと思うけれど、
大抵はそこ止まりで、なかなか実際の「動き」には繋がらないと思うが、彼女はそれを本当にやってのけている。
「想いを現実に繋げていく」ところがスゴいっ!
そんな彼女だからこそ、周囲が応援したくなるし、またアフリカの人々からも「信頼」で繋がっている。
そして、彼女のサイトのバックたちは、とても魅力的!
支援、というより、欲しくて購入したい!という品々ばかり。
「仲本千津」さんという自身がやりたいことを見つけ、実際にそれに邁進しづけていることが、
結果、世界で羽ばたいていることを知ることが出来て、嬉しくなる!
笑顔の素敵な彼女に大いにエールをおくりたくなる1冊。
余談だが、直、ワタシのクローゼットには、千津さんのバックが並ぶ光景が目に浮かぶ。

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「人助けだと思ってバッグを買ってもらいたくない」「持続して商品を買ってもらえるように」自分で考えて自分で会社を作る、すごいけど、すごい人感がなくて、なんかいいな。って思いました。熱量ではなく、でも周囲を巻き込んで(助けてもらって)よいものを作り上げていく姿は自分のなりたいものへの希望を与えてくれるような本だな。会社の名前の付け方も、協力を仰いだお母さんの働きも素晴らしい。こんなお母さんに育てられたからこんなすてきな大人になったのかな、とか考えしまった。

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アフリカで、バッグの会社をはじめた仲本千津さんに、取材を通じて出会った著者が、「自分の将来のことを考え始める年頃の女の子をそっと後押ししてくれるような本をつくれないか」と思い書かれた本。

バイタリティーあふれる一人の女性の活動を追うことで、銀行の仕組み、国連の仕組み、紛争の起こる理由など、簡単ではあるけれどわかりやすく書かれてありました。

「豊かな国の人が支援し、貧しい国の人が支援される仕組み」ではなく、自立できるように、片方が片方を助けるだけでなく、助ける方にもメリットがある仕組みで成果をあげている「テーブル・フォー・ツー」の活動に感銘を受けた仲本さん。
では、仲本さんの会社は、品物以外にどのようなメリットを顧客に届けるのか。
それは、「こうありたい自分」を表現する同調圧力にも負けない勇気でしょうか。

仲本さんが凄い人なのはもちろんなのですが、この本を書かれた著者の江口さんも素晴らしいと思いました。
女の子だけではなく、子どもだけでもなく、多くの人に読んでもらいたいと思います。

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人間ってすごいよね、可能性のかたまりなんだよね、できないことなんてないんだよね。
子どもたちに伝えたいことが、たくさんたくさんつまっている素晴らしい本でした。
イラストもかわいくて、素敵で、ぜったいに子どもたちに紹介して、可能なら、ゆっくりと読み聞かせしたいと思った本でした。
多くの子どもたちの手に届きますように!
読ませていただきありがとうございました。

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第70回青少年読書感想文全国コンクール中学生の部の課題図書。
ウガンダだけでなく日本でと問題になっているシングルマザーの貧困問題、発展途上国の経済問題、環境問題、色鮮やかなアフリカプリントで作るバッグに込める思いなど「社会起業家」として仲本さんが大切にしている考えが、読みやすく分かりやすく文章で書かれていて、あっという間に一気に読んでしまいました。
中学生は進路について決めたり考えたりことを求められますが、知識や経験はこれから吸収していく時期だと思います。この本での書かれる仲本さんの"寄り道"は、読み手の中学生にとって「決めた進路は変えてもいい」「迷いながら進めばいい」と勇気がもらえるのではと思いました。

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ひとりの社会起業家の歩みを丁寧に追ったドキュメントです。
ルビが比較的多いので小学校高学年ぐらいから大人まで、スムーズに読めるのではないでしょうか。
筆致もテンポよく感じよく、とても誠実です。
最初は医師を目指し、次に国連職員を目指し、しかし社会起業家になっていく、という道筋が、腑に落ちるように描かれています。
終盤の、彼女がなぜ頑張れるのか、「救える命を救いたい」と強く思うのか、という辺りでは目頭が熱くなりました。
ひとりでも多くの人が読んで前向きに人生を歩むきっかけにしてくれたらいいな、と思うような良書です。

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沖本千津さんのパワーとエネルギーに、読んでいるこちらが力をもらった。女性ならではの視点が、明日のわたし達の暮らしや未来、地球を明るくしてくれる。決してここに書かれている良いことばかりではないなず。応援したくなる。私も、バックを持って歩きたくなった。

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