ちいさいフクロウとクリスマスツリー

ほんとうにあったおはなし

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刊行日 2022/10/20 | 掲載終了日 2023/12/25

ハッシュタグ:#ちいさいフクロウとクリスマスツリー #NetGalleyJP


内容紹介

小さいフクロウが、たった1羽で大きな木にすんでいました。ある日、大きな木が切りたおされ、フクロウは木のあなに入ったままニューヨークのど真ん中に運ばれてしまいました。フクロウは、のどはからから、おなかはぺこぺこでつかれきっています。森にかえることはできるのでしょうか。

小さいフクロウが、たった1羽で大きな木にすんでいました。ある日、大きな木が切りたおされ、フクロウは木のあなに入ったままニューヨークのど真ん中に運ばれてしまいました。フクロウは、のどはからから、おなかはぺこぺこでつかれきっています。森にかえることはできるのでしょうか。


出版社からの備考・コメント

ジョナ・ウィンター
アメリカの絵本作家。環境意識と社会的・人種的正義をテーマとする40冊以上のノンフィクション絵本を手がけ、数々の賞を受賞している。ジャネット・ウィンターの息子。
邦訳作品には、『この計画はひみつです』(鈴木出版)、『大統領を動かした女性 ルース・ギンズバーグ 男女差別とたたかう最高裁判事』(汐文社)、『バラク・オバマ 希望への道のり』(PHP研究所)がある。ペンシルベニア州在住。

ジョナ・ウィンター
アメリカの絵本作家。環境意識と社会的・人種的正義をテーマとする40冊以上のノンフィクション絵本を手がけ、数々の賞を受賞している。ジャネット・ウィンターの息子。
邦訳作品には、『この計画はひみつです』(鈴木出版)、『大統領を動かした女性 ルース・ギンズバーグ 男女差別とたたかう最高裁判事』(汐文社)、『バラク・オバマ 希望への道のり』(PHP研究所)がある。ペンシルベニア州在...


おすすめコメント

このフクロウは、アメリカキンメフクロウ。成鳥でも20cmくらいの、小さなフクロウです。巨大なトウヒの木のうろに入ったまま、300キロ近い距離を運ばれ、着いたところはロックフェラーセンターでした。クリスマスツリーとしてその巨木が立てられる寸前に、作業員のジェイソン・ラモスさんが見つけ、保護します。ジェイソンさんはもちろん、フクロウもさぞかしびっくりしたことでしょう。

このニュースは世界に広がり、日本でも報道されました。著者のウィンター親子は、このフクロウの回復を見守り、保護した人たちの優しさに根ざした行動に心を動かされ、本作を仕上げました。

ところで、点灯式で有名なロックフェラーセンターのクリスマスツリーは、クリスマスが過ぎるとどうなるかご存知ですか? 人道支援団体「ハビタット・フォー・ヒューマニティ」に寄付され、困難な状況にある人々のための住居建設や修理に使われるのだそうです。


このフクロウは、アメリカキンメフクロウ。成鳥でも20cmくらいの、小さなフクロウです。巨大なトウヒの木のうろに入ったまま、300キロ近い距離を運ばれ、着いたところはロックフェラーセンターでした。クリスマスツリーとしてその巨木が立てられる寸前に、作業員のジェイソン・ラモスさんが見つけ、保護します。ジェイソンさんはもちろん、フクロウもさぞかしびっくりしたことでしょう。

このニュースは世界に広がり、日...


販促プラン

12月8日(金)毎日新聞 全国版朝刊 1面・カラーサンヤツ掲載します。

パネル展用パネルあります! 書店の壁面にいかがですか?


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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784790254355
本体価格 ¥1,500 (JPY)
ページ数 31

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NetGalley会員レビュー

小さなフクロウを巡る、大きなクリスマスツリーとたくさんの優しい人達の物語。クリスマスの「読み聞かせ」に取り上げたい絵本。それだけでも心が暖かくなる。そして読み聞かせをした後に、最後のクリスマスツリーの上で満月を見上げる小さなフクロウの絵を見せながら、これが実話であることを伝えたい。命あるものを大切にする人達の優しいリレーによって、この小さなフクロウが助けられたことを。更に、この大きなクリスマスツリーが役目を終えた後、どのように使われるかも、もちろん忘れずに。

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アメリカキンメフクロウという、成鳥でも20cmくらいの、小さなフクロウ。
ロックフェラーのクリスマスの木に使う巨木の中に、生活しているなんて、
気づかないのも無理はありませんよね。

伐採した時、またはする時に、野生の動物の巣がないか、ちょっとでも注意を向けていれば、
小さなフクロウは、長い旅をしたり、お腹を空かせたりすることはなかったかもしれませんね。

でも、その後の、優しい人たちの手によって、
小さなフクロウは、「ロックフェラー」と名付けられ、手厚い保護を受けたあと、また野生に戻ることができました。

クリスマスの夜、温かい気持ちになれるお話です。
フクロウの可愛らしい絵や、華やかな絵は、
読み聞かせる人や、子どもたちの心を和ませるでしょう。

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こんなことが本当にあったのですね。
かわいらしいちいさなふくろう。びっくりしたでしょうね。
遠くまで運ばれている間、よく逃げ出さなかったな。怖くて震えていたのか、腰が抜けてしまっていたのか。
色々と想像しました。
優しい人々のおかげで、森での生活に戻れて良かったです。
元気で暮らしていますように。

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実話を元にした小さなフクロウと人との繋がりが描かれている絵本。
静かで緑豊かな森やキラキラとした都会ロックフェラー・センター。可愛いらしく温かなイラストと共に物語は進んでいきます。
子ども達と読みながら優しさや自然について考えるきっかけになりそうです。

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フクロウって身近な鳥って思う人は少ないだろうけれど、
姿かたちは格好よく知的なイメージがあるよね。

アメリカに住む小さなフクロウがニューヨークの真ん中に運び込まれる
大きな木の中にいてそのまま連れてこられたっていうのが面白く、
いい木だなあっていうのは人間だろうがフクロウだろうが同じ価値観で、
っていう一致のようなものもとても面白い。
こうやって、皆が助けたりロマンや相手を思いやれるっていうのが、
人間だけでなく、言葉の通じない生き物にもちゃんと届かせたいなあ、
という気持ちがすんなりとはいってくる本です。クリスマスいい日になってほしいな。

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「ほんとうにあったおはなし」という紹介に惹かれて読みました。ロックフェラーのクリスマスツリーが本物の木なのは有名ですが、住みついていたフクロウが逃げずに一緒に運ばれていたことに驚きました。その後のフクロウの様子もとても心温まるおはなしでクリスマスにぴったりだと思いました。他のクリスマス絵本とは違う視点で、絵もとてもキレイです。クリスマスツリーの横で子どもに読み聞かせてあげたい一冊です。

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とっても可愛い!!!表紙がまず可愛すぎて飾りたくなっちゃいますね。ページを開いても優しい落ち着いた風景が広がり、寝る前の読み聞かせにもぴったりな優しい絵本です。
何だか一生大切に持っていたくなるようなそんな本だと感じました。

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クリスマス
すべての生きとし生けるものへの愛を、命のつながりに感謝をする日でもあります。

そのクリスマスツリーのために伐採された木に住んでいた小さなふくろう。
読んでいる子どもたちは、ふくろうの気持ちでこの絵本を読むことでしょう。

小さな穴とそこに住むふくろうに気づかず、どんどんと都会にはこばれていく木。
ハラハラがとまりません。
気づけばそこは住んでいた森とは全く違う大都会。キラキラした光に包まれています。

ふくろうの戸惑い。助けてあげて、気づいてあげて。

そこから物語は、人々のやさしさを描き出します。

実話ということですが、今までに気づかれなかった小動物はいなかったのでしょうか。
クリスマスツリーを美しいと思う心と、そこを棲み処として生きていた動物がいたはずだということへの
想像力もこれからは、育みたい。
大人の私は、ただ「ふくろう良かったね」だけではなく、そういった生態系へのまなざしも
子どもたちに伝えていきたいと思うのです。

この絵本は、心温まりながら、今後の環境への提言も実は含んでいるのではないでしょうか。
そんなことを考えさせられた一冊でした。

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温かみのある絵で心が和む。それと同時にフクロウ目線で見ると、人間の身勝手さに、申し訳ない気持ちも湧いた。フクロウにとっては大事なお家、人間にとっては1シーズン使用するだけのクリスマスツリー。それでも、優しい人達の手で、このフクロウが救われたのでホッとする。この絵本を読んだ子供達はどのような感想を持つだろうか。本物の木でできたクリスマスツリーを見ながら、小さな森の住人に思いを馳せてくれるといい。

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