放課後ミステリクラブ 2雪のミステリーサークル事件
知念実希人
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刊行日 2023/10/28 | 掲載終了日 2024/01/08
ミステリー/サスペンス | 児童書全般 | YA/児童読み物
ハッシュタグ:#ミステリクラブ #NetGalleyJP
内容紹介
1巻は発売2ヶ月でスピード重版
4刷2万1500部突破!
本屋大賞ノミネート作家・知念実希人による初の児童書本格ミステリ小説シリーズ!
殺人事件はない。でも、トリックは超本格的。
大人も子どもも楽しめる、親子で安心して読める、児童書ミステリシリーズ最新刊。
(あらすじ)
ある雪の日。純白の校庭にとつぜんあらわれた
巨大なミステリーサークル。
だれが、なんのために、
そしてどのようにして作ったのか。
4年1組、辻堂天馬・柚木陸・神山美鈴、
通称「ミステリトリオ」が先生の依頼で動き出す!
「ぼくは読者に挑戦する」
名探偵辻堂天馬の挑戦に、キミはこたえられるかーー?
対象:小学校中学年から〜(総ルビ)
<著者プロフィール>
知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。東京在住。
東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。
2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー。「天久鷹央」シリーズが人気を博し、15年『仮面病棟』が啓文堂文庫大賞を受賞、ベストセラーに。『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』『ムゲンのi』『硝子の塔の殺人』が、‘ 18、‘ 19、‘ 20、‘ 22年の本屋大賞にノミネートされる。著作多数。今もっとも多くの読者に支持される、最注目のミステリー作家。
出版社からの備考・コメント
子どもたちにさまざまな魅力的な物語を
みなさまの応援のおかげで、放課後ミステリクラブ1巻を多くの子どもたちの手に届けることができ、さらにこうして2巻を刊行することになりました。
出版文化というものは、先人たちの努力の積み重ねにより現代まで伝わっている、貴重な財産です。書店という出版事業の最前線で奮闘し、その財産を守ってくださっているみなさまに、心から感謝しております。
ただ、文化というものはそれを作る人々、届ける人々がいても、受け取る人々がいなければ消えてしまうものです。その意味で、未来をになう子どもたちに読書の喜びを伝えることは、畑にまいた種に水をやることに似ていると思います。作物が芽吹き、花を咲かせ、そして実をつけるように、将来の読書家、将来の文化の受け取り手が育っていくでしょう。
この貴重な文化を守っていくためにも、みなさまと協力し、子どもたちにさまざまな魅力的な物語を伝えることができたらうれしく思います。
知念実希人
※書影は仮のものです。
※ゲラは校了の前のデータにつき、修正が入る可能性がございます。
おすすめコメント
<読者からの感想も続々!>
この物語はたくさんのちらばったエピソードや事件が一見関係の無いように見えても最後に全てがまとまり一つになる所がすっきりしておもしろいです。
(11才)
とてもおもしろくてぼくもミステリ本がすきになりました。あと5作ぐらいは作ってほしいです。
(8才)
知念実希人さんへ「放課後ミステリクラブ〜金魚の泳ぐプール事件〜」とても面白かったです!おまけもあって、ミステリー系が初めてでしたがとても楽しめました!2巻がとても楽しみです!
(10才)
〈かんそう〉わたしは、すいりが大すきなので、この本をかってよかったなとおもいました。この後も何十巻もだしてほしいです。「大人のミステリ小せつと全く同じ手法で書きました」とかかれていたので読み終わった後大人のミステリ小せつはこんなかんじなんだと思いました。〈作しゃさんへ〉ふりがなつきでよみやすかったです。この本は、友だちにおすすめしたい1さつでした!!!すっごくおもしろい本ですた。はんにんのよそうは、だいたいつくけど、はんにんが何のためにしたのか分からなくて「ナゾ??」の気持ちになりました。答えが分かると、「なるほど…!!」や「分からなかったー」とかのくやしさとなっとくいく気持ちが、すごくよかったなと思いました。しんかんが出たらまたかいたいなと思いました。
(8才)
ミステリクラブ、とても面白かったです!!犯人は推理できたけど、その理由までは分からなかった(くやし〜い)だから、第2かんではリベンジします!とても楽しみです。私、小説家を目指していて、今がんばって書いてます。小さいころから空想が大好きで、文をまとめるのも最近好きになってきました!これからも、ミステリクラブを書くのを、がんばって下さい。応えんしています!
(12才)
わたしはミステリーなどほんがすきです(天まくんに、にてるかも?)。りくくんと、みすずちゃん、てんまくんのミステリクラブ2かんもたのしみです。あとおまつりいきたいな〜。てんまくんのめいすいりもすごかった!
(6才)
わたしは、天馬くんが事件をかいけつするところがすきです。最初から最後までおもしろかったです。作者さん、本をつくってくれて、ありがとうございます。
(9才)
なぜか読みたくなるような気がして読んでみるとすごくおもしろかったです。自分ははじめてミステリーしょうせつを読みました。おもしろかったので友だちにおしえてあげたいです。一番さいしょの金魚の絵がものすごくきれいでした。まだまだつづきが読みたいです。これからがんばってください。
(9才)
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1巻へのレビューありがとうございました。2巻へのレビューもぜひお願いいたします。
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。
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※SNSに感想をお書きになる場合は「#ミステリクラブ」をつけて投稿をお願いします。
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出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784909044471 |
本体価格 | ¥1,100 (JPY) |
ページ数 | 160 |
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NetGalley会員レビュー
〈人物紹介〉で横並びする、表情豊かなでファッショナブルな陸たちの服装から察する通り、今は冬。次のページはお約束の〈学校の地図〉。そして今回の事件は、雪に覆われた校庭に描かれた巨大な〈ミステリーサークル〉。そして勿論、周囲の雪に足跡などは一切ないのはお約束。
そこで、4年生のミステリクラブの出番。話す言葉の端々にミステリを絡めてくる天馬。いがみ合う1年生と6年生の仲介をする、平和主義者の苦労人陸。スポーツ万能、食欲旺盛で天真爛漫な美鈴。ミステリではバディが多いが、個性が際立ちそれが見せ場となって見事に噛み合っている、バディより更に魅力的な「トリオ」。読んでいる子どもなら、きっと憧れそうな3人組。
今回は予想よりずっと早く、
「ぼくは読者に挑戦する」
と天馬が言ってきたので驚いた。あれだけで全てのヒントが? 更に「誰が=Who」「なぜ=Why」「どうやって=How」と謎解きのポイントをきちんと示してくる。まさに、子ども向けながら『本格』。
そして示された「解答」のヒントは全てがきちんと描かれていた。そして、天満が示した〈ミステリーサークル〉をつくった『犯人』は『悪人』ではなかった。それを見破っていた天満だからそこ、読者に対して「なぜ」を強調したのだろう。
これぞ、「子ども向け」の「日常」の『本格ミステリ』。
存分に楽しんで読ませていただきました。第3巻、今から期待です。
「小学生のミステリー事件でしょう」と言うなかれ!
陸くん、美鈴ちゃん、天馬くんのコンビで1つずつ手がかりを探します。
ちょっとした会話にもヒントがあるので見逃さないように読み進めますが、
事件の解き明かしがわからなくても、大丈夫!
後の説明で理解できれば、あぁなるほどなと勉強になると思います。
イラストが随所に挿入されているのも惹きつけられる魅力なので、巻末の”おまけ”とともに楽しんで!
今作も面白くてほっこり癒されながら楽しく読みました。雪が積もった校庭に現れたミステリーサークル。その謎をミステリクラブの三人が華麗に解き明かす。三人のバランスが絶妙で読みながら自然に微笑んでいました。内容は児童書向きですが、謎は大人向きなので老若男女が楽しめてとても好きなシリーズになりました。イラストも可愛くて、特にラストの絵はとても印象深く心に刺さりました。
次作も早く読みたくてウズウズしています!
子ども向けの心があたたまるミステリー。
作者のあとがきに書かれた思いとこのトリックがリンクする。
作者のインタビュー記事に3人であることの大切さが書かれていたが、なるほど、天久鷹央シリーズも3人がうまく役割分担している。明晰な頭脳の持ち主、武道の出来る助手、そしていつも明るく元気な3人目。
「勉強していろいろなことを知っていると、おとなになっなのき、幸せになるための役に立つ。それが勉強するための目的」とあとがきで著者は述べる。
宇宙人がいるかいないか意見が分かれる1年生と6年生。
校庭にあらわれたミステリーサークル。
子供の頃に出会いたかったと思えるミステリーなのにほっこりするお話。
雪の積もった校庭に現れたミステリーサークル。誰かのイタズラか、宇宙人の仕業か…
前作に引き続きミステリトリオの3人がそれぞれの得意分野を武器に謎を解いていくストーリーは、児童向けと侮れない謎へのワクワクする気持ちと解明された時のスッキリ感に引き込まれます。
魅力ある登場人物達も好印象。
ミステリー初めて読む子達への入門編としてとても良い作品だと思います。
「ようこそ。ミステリ好きの人生へ」という言葉から始まる、児童向けミステリの第2弾。
児童向けだけれど大人が読んでも十分面白くてワクワクする。今回は「雪のミステリーサークル事件」。
雪が降った日曜日、突然校庭にミステリーサークルが出現。一体誰が、何のために、どのように作ったのか。
本編が面白いのはもちろんだけど、知念さんの「あとがき」もステキ。
勉強する本当の理由をこんな風に言われたら、きっと小学生の頃の私はもう少し真面目に勉強していたかもしれない。
読後感も温かく、子どもにも安心してオススメできる一冊。次巻が今から楽しみです!
1巻より好み。読み易いし大人でも引き込まれる。
誰でも「あ~そうだったか」と理科の授業を思い出すし、
ミステリー好きな人は、エラリー・クイーン熱が再燃するかも?
読後は心温まる。
親子で、そしてあとがきまで読んで欲しいなぁ。
数々の大ヒットミステリ作品を生み出している知念先生が子どもたちのために良質なミステリを読んでもらいたくて書いたということがとてもよく伝わる。シリーズ二作目も謎解きがきちんと本格的。幼い頃、学校の図書室でワクワクして読んだホームズ、ルパン、乱歩…あのときの感覚が大人の私にもよみがえるようだ。本当ならできないだろうなぁという探偵部屋などフィクションならではの遊び心も子どもをワクワクさせちゃうと思う。次回作もとても楽しみだ。
小学生向けミステリ小説の第二弾。
前作でミステリの面白さを小学生に伝えたい、という著者のメッセージがあったが、今回は勉強する意味についても触れられている。
学校で学ぶいろんな科目の知識が、人生を豊かにする。その実例として、校庭に現れた雪のミステリーサークルの謎が描かれている。
ミステリーサークル、小学生の頃に知って、少しの不気味さとロマンを感じたことを思い出した。今の小学生も同じ感想を抱くのかな。
わくわくしながら、天馬くんと一緒に謎を解いてみてほしいと思う。
前作に引き続き、「今どき」のミステリー。
ジュブナイルだからといって子供しか読まない作品ではない。大人が読んでもきちんと手応えがある。メインとなるミステリ、そして登場人物、展開。どれもが大人にも納得の出来だ。
子供はちょっと背伸びしたい存在。だからこのくらいきちんと手応えのある作品が大切なのだ。
「ようこそ。ミステリ好きの人生へ」
知念先生の児童書本格ミステリ小説シリーズ第二弾。大人も楽しめるシリーズです。
ある雪の日校庭に現れたミステリーサークル。
子供の頃見た海外でのミステリーサークルのニュースを思い出しました。
そのミステリーサークルが校庭に現れるなんて、それだけでも楽しそうですね。
なぜミステリーサークルが出現したのか?
謎を解くために必要な事は一体何でしょう?その答えのようなあとがきが素晴らしかったです。
年齢関係なく学び続けることの大切さを改めて実感しました。
待ってました!「放課後ミステリクラブ」の続編!子供向けのミステリ小説と侮るなかれ、大人でも難しい謎解きに子供でなくても夢中になります。その上理科の知識や勉強の大切さ、そして人を思いやる心まで教えてくれます。是非子供達に読んで欲しい。子供の頃の自分にも読ませてあげたい!と思ってしまうほどお気に入りです。第三弾を楽しみにしてます!
知念先生の待望のシリーズ二作目!季節は変わって、三人組の衣装も冬武装でまたまた登場してくれました。今回も学校内での事件からの謎が三人組を巻き込んで行きますが、事の始まりは、ある少年の優しさからくるものでした。誰も傷つけないストーリーは、小学生がワクワクしながら読むのにぴったりだと思いました。三人組には、これから季節毎に会える期待大ですね。
シリーズ2。子どもたちが読むのにぴったりなハートフルミステリ。
ミステリですから、どきどきもハラハラも必要ですが、怖すぎず謎解きを目いっぱい楽しめるのがいいですね。天馬、陸、美鈴のミステリトリオの息もぴったりで、小気味のいい展開。
読者への挑戦も物語の中に参戦できるようで楽しい。
意地悪そうな6年生たちの本心にもぐっときました。子どもたちの世界は存外柔軟であるとわかります。巻末の本格ミステリの紹介も、ここからステップアップしていける配慮で、ミステリ好きな子がどんどん読み込めるようになると良いと思います。
知念実希人さんのあとがきは、子どもたちへのエール。温かいことばが沁みました。
放課後ミステリクラブ2 雪のミステリーサークル事件/知念実希人 ライツ社
ー 子供向けでも真剣勝負な内容。人生初のミステリーにオススメなシリーズ ー
4年生の天馬くん、陸くん、美鈴ちゃんの通称「ミステリトリオ」が
小学校に起こる謎の事件を解決しちゃうシリーズ。2作品目。
雪が降る日曜日、担任の理子先生からミステリトリオに突然の連絡で学校へ。
「あれを見てよ。」と3階の校庭から見えるのは、ミステリーサークル!
付近に足跡も無い…だれが?なんのために?どうやって!
読みやすい文章、たくさんのかわいいイラストを見ながら読んでいくと…
「ぼくは読者に挑戦する」と名探偵からの挑戦状が!
伏線かなぁと思うところはあるけど、まったく謎が解けません。
はい、解けないまま、続きの解決シーンを読みました。
しかも、後味が最高に気持ちいい、感動的なエピローグ。
うーん、やられました。
これを読んだ子供達は、親や友達に話したくなりますよ。
見事にヒント(伏線)があって、それが答えにつながる(回収)んですから。
子供達がこの本をきっかけに、本好きやミステリー好きになったら嬉しいですし、
本格ミステリーに負けない骨格がしっかりした構成を分かりやすく書いてあるので
小説家を目指す若い人も読んだらいいんじゃないかと思いました。
続編が出て嬉しいです、さらに3巻も来春には発売するようですね。また読みます。
素敵な物語をありがとうございます。
#フタバ図書 #読了 #NetGalleyJP
シリーズの1に引き続き2も読ませて頂きました。今回もミステリークラブ3人がそれぞれの特技を活かして大活躍している姿とほっこり幸せになれるストーリーで楽しませて頂きました。子どもたちの発想がとっても自由で、それもこのミステリーにひと味もふた味も面白さを加えているのですね。こんなクラブがあったらな、絶対入りたいな、なんて大人ながらに思ってしまいます。次回作もまた楽しみにしています。大人も童心に返って自由になれる作品でした。ありがとうございました。
今回も程よい事件の謎とき、ミステリクラブ3人の安定感が安心して読めた。まあ、現実ではありえない内容でも(小学校で部室で居残りできる、夜の学校に集合する等々…)楽しんで読めると思う。三者三様の特技を活かしているのもいいし、何気に最強の陸が弱腰で優しいのもイイ。
子どもたちにむけて、ミステリーを好きになってもらえるように、との思いが溢れるようなシリーズ第二段。
ある雪の日のできごと。学校の校庭に突如あらわれた不思議な模様。ミステリーサークル!?
子どもたちの心のうごき、殺人はもちろん、根っからの悪者がいないあたたかい世界。
さりげなく名作ミステリが紹介されているのもよい。十○館の○◯とか。これから寒くなってくる、季節的にもちょうどよいかも。
児童ミステリー小説「放課後ミステリークラブ」の第2弾です。美鈴のミス、天馬のテ、陸のリの3人組で語呂合わせにもなるミステリクラブ、素晴らしいですね。今回の事件は、雪の降る冬の朝に学校の校庭に突然現れたミステリ―サークルの謎に挑むという大人でも首をひねる難しいトリックが描かれた前作以上に複雑で面白い出来でしたね。前作と同様に読者への挑戦状で頭脳の対決を挑むのとミステリーの名作を紹介してくれていますね。今回は天馬君が唯一配慮を欠く面がありましたので反省して今後に生かして欲しいですね
「放課後ミステリクラブ」二冊目。今回は雪の積もった校庭に現れたミステリーサークル。周辺に足跡がない状況で、誰が何のためにどうやってこれを作ったのか…ミステリクラブの三人が今回も乗り出します。学校生活で彼らが見聞きすること、経験することがみんな伏線。満を持して解決に至るとき、知念さんがどれだけ公平に綺麗に物語を作り上げたかに気づかされます。とにかく、美しい。そしてあとがきがまた良いのです。なぜ勉強しろと大人が言うのか、著者のメッセージをたくさんの子供たちに受け取ってほしい。私も一緒にシリーズを追いかけます。
大人が読んでも楽しいし、子供が読んだら新たな発見と学びに繋がる。
ミステリといえばただ謎を解く楽しさに満ちているようなイメージですが、本作は前作同様、子供の時分に得ておきたい人と人との感情の交わし合いだとか、日常のちょっとしたことに興味を持つことの大切さを教えてくれます。
特に今回は「謎を解く」その行いのために必要な要素を、さりげなく学校生活に結び付けているのが素敵だなと思いました。
どのようにしてミステリーサークルは描かれたのか。
その論理を構築するには知識が必要で、それを獲得する最初の一歩となるのが小学校だから、このシリーズを読めば授業を受ける意味がガラリと変わること請け合いでしょう。
「君も名探偵になれる」
そう、天馬君に背中を押されるような気分になるし、小説が現実の先にある媒体なのだということも実感できる。
私が子供だったなら、きっと、本作を介して友達との交流を増やしたことでしょう。ちょっとしたヒーロー気分に浸れるのも物語の醍醐味であります。
また、真実の先にある「なぜ、そんなことをしたのか」にも心を動かされるものがありました。ただ謎を解くだけではなく、そこまでのプロセスに目を向けることで、きっと人としてより成長できるものとなる。
だから「広い視点を持っていこう」という意味では、遠目からでないと全貌がはっきりしないミステリーサークルと同じかもしれません。
そして、舞台となる冬の雰囲気を十分魅力的に表す文章も想像力を育んでくれて、本シリーズが春夏秋冬を網羅するのであれば、一年を通して何度でも読み返せるものとなるのでしょう。
そうすることでミステリにさらなる興味を抱かせることにもなるし、考えることの大切さをも意識に刷り込んでいける。
ミステリートリオがこれからどんな謎を追いかけていくのか、とても楽しみです。
★★★★★
シリーズ2作目。今回は途中で犯人、方法は分かりましたが犯行理由には思い当たらず、ほろっとさせられました。天馬君のこき使い振りにはちょっと引きましたが、なんだかんだみんな良い子達な優しい世界。相変わらず小学4年生とは思えない本のチョイスも良いですね。3作目も楽しみです。
さすが知念さんですね。
児童向けミステリーとなっていますが
いやいやそこはチャンとミステリー。
大人でも楽しめますね。
パートー2なので人物像を知るにはやはりパート1から
読んでみるのもいいかも。
#ミステリクラブ
#NetGalleyJP
懐かしさ満載の知念さんによる児童書。児童書といっても侮れない流石のミステリを読む事が出来る。今回は表紙にもあるように『雪』の中で事件が発生する。『誰が』よりも『どうやって』が大きな謎を呼ぶ。雪の中でのトリックは出尽くしたと言って良い程。児童書にてそのトリックに挑む作者の本気度に大人の私も嬉々として読み進める。物語に登場するミステリの名作の紹介も巻末にあり、沢山の子供達がミステリの楽しさを知ってくれたら同じくミステリファンとして嬉しい。
知念さんが大人のミステリ小説と全く同じ手法で書いたと言われていますが、読了して納得しました。小学生にミステリの謎解きを楽しんでほしいという思いを、すごく感じられました。挿絵もかわいいし、3人のキャラも物語を円滑に進めるのにピッタリで、子どもにもわかりやすい設定になっていると思います。次回も楽しみです。私が小学校の司書なら、間違いなく購入します。
前回は夏祭りのシーンが印象的だったが、今回の季節は冬。白い雪が降り積もった校庭にミステリーサークルが出現。しかもサークルの近くには足跡一つない。
小学生らしい頑固さと優しさと入り混じった今回の事件。擦れてしまった私はミステリーサークルの謎にすぐ気がついてしまったが、小学生の私だったら感動したと思う。あとがきにも書かれてあったが、学校での勉強はその後の人生で必ず役に立つ。あー、小学生に戻って勉強をやり直したいくらいです。次回作も今から楽しみにしています。
ミステリというと複雑なトリックがでてきて、難しいものと捉えられがちだが、この話のトリックは知識があればたどり着くことができるシンプルなもので子どもたちの好奇心も育てられそうな内容であった。また、手がかりも一つずつ集めていくところもわかりやすく、知識も等身大の小学生であるところに好感をもつことができる。読めば、まさにミステリ入門の児童書であることがわかると思う。
小学生の時にこの本が図書室にあったら、喜んで読んでいただろうなあ。
日常生活に現れた謎を、ミステリトリオが解決していくお話。殺人事件はないので安心です。
今回は小学生が学ぶ知識がヒントにもなっているので、さらに面白いのではないかと思います。
読んで想像する楽しさ、現実からちょっと離れてドキドキワクワクする冒険、それが読書の魅力の一つではないでしょうか。この作品でそれを体験してもらえるのでは。
第三弾が楽しみです。