あめ Rain or Candy?
高畠純 二宮由紀子
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刊行日 2023/10/10 | 掲載終了日 2023/09/18
ハッシュタグ:#あめRainorCandy #NetGalleyJP
内容紹介
おなじフレーズなのに、こんなに違うストーリー? 短い日本語のことばと一緒に、くま紳士とブタたちそれぞれのゆかいな1日が同時に進んでいきます。オマケの英文もついて、3通り楽しめることばあそびえほんです。巻末にオマケのオマケ(解説)つき。
おなじフレーズなのに、こんなに違うストーリー? 短い日本語のことばと一緒に、くま紳士とブタたちそれぞれのゆかいな1日が同時に進んでいきます。オマケの英文もついて、3通り楽しめることばあそびえほんです。巻末にオマケのオマケ(解説)つき。
おすすめコメント
『あるひ あひるが あるいていると』のコンビによる言葉遊びの絵本。ユーモラスな絵を味わいながら、日本語の奥の深さと、英語のシャープさに触れてみてください。
『あるひ あひるが あるいていると』のコンビによる言葉遊びの絵本。ユーモラスな絵を味わいながら、日本語の奥の深さと、英語のシャープさに触れてみてください。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784652205822 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 35 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
同じ言葉のストーリーが、違う二つのストーリーであって、
同じ世界で起こっていくこと。同じ世界で違う言葉を使うこと。
言葉のしゃれの本は数あれど、この本はどことなくおしゃれです。
日本語で読んで、英語で読むこともできるし、片方だけでもいい。
選択肢が色々用意されていて、どう使うか、どう読んで伝えるか。
子供と大人が自然と説明しあったり共感できたり成長しあったりする。
絵本は一方的に伝えやすいコミュニケーションの場合もあるけれど、
確実に説明と共感がスムーズに溶け込んでいく優しい面白さがある本です。
紳士なクマとピンクの豚の性格もとてもはっきりとしているしそれぞれ楽しい。
苦悩や図々しさを控えめにとか、かっこいい品がある意識も表現されていますね。
優しい本ですよ。
これは、これは、ことばの面白さの、オンパレードです!
高畠純さんの描く、くまさん紳士とぶたさんカップルの個性がまさにこのテーマにぴったんこ。幾つかある、ことばの意味のどちら側に立つのかが、このキャラクター達のおかげでより際立ちます。だから、お見事、ストンッとハマってしまいます!
ことばの面白さはやはり、その「含み」、「隠れたニュアンス」にありそうです。だって、数字のように「1+1」といえば、答えは「2」でなければならないのです。ところが、ことばは、そうはいかない。「あめ」と書かれていれば「雨」なのか「飴」なのか、脈絡なしには答えが出ない。発音したって、「雨」を関東では「あ」にアクセント。関西では「め」にアクセント。「えっ、いまのどっちだ?! あ~めんどくさいぞ」って思うのか、「お~、面白いぞ」って思うのか、これは、人によるのでしょうね。ただ、私はダンゼン後者の方です!
文明開化の散切り頭の武士あがりの紳士のごとき、くま紳士が、「ごめん」といえば「御免」しかないし、仲の良いぶたさんカップルが「きみのそばがいい」といえばだれも「きみの蕎麦がいい」だなんて思わない!こんな、明らかな対比をユーモラスに描きあげた、その上、英語の解説まで付きちょっとお得満載の絵本です!
でもね、きっと、二宮由紀子さんの言いたかったのはその先。
こんな豊かなことばだからこそ起こり得る「行き違い」、「勘違い」があることに、この絵本を通して気づいてほしい。そして、大切なことは、丁寧に慎重にことばを紡いでほしいってことじゃないかしら。自分からすれば当たり前に思えることばも、相手にどう伝わるのかを発する前にもう一度深く考えてほしい。色んな人の言葉の裏にどんな気持ちがこもっているのか、雑にではなく大事に汲み取って欲しい。間違っていたら、丁寧に次の言葉を紡いでほしい、てことじゃないかしら。
そうすれば、世界に起こるもめごとだってゆるやかにほどけていくはず・・・
思いを伝えるための「ことば」。ゆたかな「ことば」。大切に使っていきたいですね。
ありがとうございました。
全く同じ日本語が全然違う意味を表す。ことばを知っていればいるほど、その違いは楽しい。
二宮由紀子さんと高畠純さんのコンビ、またもや息もぴったりでページをめくるのが楽しいです。おまけに英文併記で、ちらっと英語ではこういうのか⁉︎と心に留め置いたりする。
くま紳士にはくま紳士の、2匹のブタたちにはブタたちの、1日の充実があって、そんな中で同じことばが全く違うシチュエーションで飛び出てくる。割と長い文章もうまくことばと絵でまとめられているのがさすが‼︎それに、くま紳士とブタたち、いつしか同じシーンで登場しているし、まるっと楽しめましたよ!オマケのオマケまで、ありがとうございました。
高畠純さんのイラストが、同じ言葉でちがう意味になるのを面白くわかりやすく伝えてくれていました。それでも、わかりにくいときに英語を読んでみると、あらたな発見が!
虫の英訳に「ふむふむ」と思いました。また、幼い子どもにはわかりにくい言葉もあるなとはじめは思ったのですが、逆に英語を習い始めたばかりの高学年や中学生が、英文とイラストから同じ日本語になるように訳してみよう、ということばあそびをやってみたいなと思いました。
日本語の「同じ言葉」を英文で言い換えるとさぁ、どうなる?
くま紳士と2匹のぶたさんが、左右のページで違う行動をするのがとてもおもしろくてくすっと笑ってしまいました。
カラフルな色彩とキャラクターの設定が抜群で、学習用としてもぴったりな絵本です!
意味が2つある言葉をたくさん集めたかわいい物語。意味の違いを簡単な英語で書いてあるところも面白い。もうおしまいかな、と思ってもまだまだ出てくるところがすごい。子どもはもちろん、大人でも最後のページまで楽しめる。
くまが左ページ、ぶたは右ページで、同じ文章なのに違う行動で話が進んでいきます。幼稚園のおゆうぎかいなどに盛り上がりそうです。二宮由紀子&高畠純では『あるひ あひるが あるいていると』など、たくさんの絵本があるのですね。
ことばあそびは子どもたちが大好きですよね。
同じ文章でも見開きで全く違う状況なのがおもしろいです。
日本語は同じなのに英文にするとはっきりと意味が違うのもおもしろいですね。
日本語の持つ懐の深さを楽しく味わえる1冊ですね。
子どもたちと大いに盛り上がりそうな作品。日本語の豊かさを楽しめる一冊。
少し子どもにとっめことばのなじみのない言葉もあるが、絵があるからこそわかりやすい。最後のオマケのオマケは、日本語だけでなく、英語のニュアンスの楽しさも教えてくれる。同音異義語の学習の導入にぴったり。
ややっあめがふってきたぞ!
降ってきたのは、なんだろう。雨?飴?
こうやって、話はどんどんつづいてく。いい感じで、つながってく。
大きな声で読んでみよう。どう響くか?どんな意味になるか?
どんな絵が思い浮かぶか?
日本語って面白い。こうやってみて初めて気づくことがある。
言葉の面白さ。
漢字の面白さ。
漢字は日本語を難しくする。
でも漢字によってこんなに広い世界が広がる。
英語で説明もついているよ。
同音異義語を使った言葉遊びの本。
「けっこうです」のように、場面や言い方によって意味が変わることばを集めている。
二匹のブタと紳士の異なるストーリーが次第に一つの場面で展開されるのがおもしろい。
また、この本の特徴は、日本語だけではなく英文も添えられていること。日本語の意味がより明確に理解する手助けになっている。
悩ましいのは、この絵本を誰が読むか、ということ。出版社サイトには低学年〜と記載されているが、選ばれた言葉のなかには難しいように思われるものもある。
絵の楽しさから、言葉のおもしろさ、英語の興味とひろがっていくといいなと思う。