よるよ
コジヤジコ/作 中山信一/絵
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刊行日 2023/08/29 | 掲載終了日 2023/08/31
ハッシュタグ:#よるよ #NetGalleyJP
内容紹介
「さかさことば(回文)」からひろがるふしぎな夜のできごとを、
何層にも重なり合うクレヨンが色鮮やかに描きだす、
ナンセンスなユーモアたっぷりのことば遊び絵本!
とある夜。海にうかぶ島に、3匹の動物がいました。いぬと、くまと、ねこです。
海に星がひとつ、落ちました。すると、星の光は海からむくむくと顔をだし、かがやく夜の虹になって、空へとのびていくではありませんか!
動物たちは、のびる虹に連れられて、夜空のうえで出会いました。
「どもどもど」「やあやあや」「わんわんわ」
夜の虹の世界は、摩訶不思議。虹のうえでトランポリンみたいに跳ねたり、虹のなかでプールみたいに泳いだりと、3匹はへんてこな冒険を楽しみます。そのうちに、虹にあいた大きな穴を見つけて……?
出版社からの備考・コメント
ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。
【ご注意下さい】
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販促プラン
【著者紹介】
作 コジヤジコ
1977年生まれ。回文家。会社員をするかたわら、回文づくりをライフワークとして、ZINEなどを制作。作を担当した絵本に『まくらからくま』(岩崎書店)がある。
絵 中山信一(ナカヤマシンイチ)
1986年神奈川県生まれ。イラストレーター。広告や書籍、アパレルグッズなど幅広い分野のイラストを手がける。絵を担当した絵本に『うそ』(主婦の友社)、『音でよむ昔ばなし ももたろう』(文響社)がある。またラッパーとしても活動しており、HIPHOPユニット「中小企業」やソロによる音源、アルバムも発表している。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784033521602 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 32 |
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NetGalley会員レビュー
よるよ 読ませていただきました。
パッと見、タイトルや表紙からは内容が読み取れず、怖い本かな?と思ってドキドキしながら読みましたが、夜の暗い感じがありながらも明るい光の線のようなものが多く描かれていて優しくて静かな印象を受けました。また、回文ということもあって、思わず声に出したくなるような文章でした。
特に好きなのは、にじがでてくる時の「ににににに」という擬態語です。押さえつけられながらも何とか跳ね返そうとしている力の均衡が感じられます。読み聞かせる大人も楽しめると思います。
ただ、一つ「すもうをする」という表現が気になりました。基本的に相撲は「取る」ものであると思うので(調べられる範囲で調べたのですが、「相撲をする」という表現は見つけられませんでした。)、絵本は言葉を覚える期間にある子供も読むからこそ、適切な表現を用いていただきたいと思います。(でも回文で作るのは難しいですよね…)
以上の点のみ気になったため星4つにさせていただきました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
夜の虹が美しくえがかれていました。幻想のような場面の中に、可愛らしい3びきの動物、いぬ、くま、ねこが登場。虹の上で、回文に合わせて、飛んだら跳ねたり、滑ったりする様子がかわいく描かれている。短い回文のアレンジで楽しめるので、おさない子どもとも繰り返し読みながら楽しむことができそうです。
夜という設定で、背景の黒も効いています。そしてラストが朝につながってるのもいいと思いました。
回文がそのままオノマトペとなって、心のドアを叩く。夜は怖いものではなくて、心広げてその手触りを楽しむもの。夜の揺らぎ、夜のたゆたい。出会ったものたちはみんな繋がることで、世界を拓いていく。虹さえも、月さえも、自分たちのもの。柔らかな冒険が続く楽しさ。そして、なんと美しい朝!ラストで、一気に場面転換。それさえもちゃんと回文に収まっていて、小気味よい快感に包まれます。
#よるよ #NetGalleyJP 8月末偕成社さんから刊行予定とのこと。「よる いるよ」「よる いぬ いるよ」夜の景色を背景に単純化されたイヌ・クマ・ネコの意匠とバックの鮮やかな色味が目を引く、回文遊びの絵本。そろそろ夏が終わる時期に少し涼しくなった夜の風を感じながら夜の空へ。「夜の虹」をいう発想も面白い。最後のページ、回文ではないけど反対から読むと新しい日に飛び出していく感じがして楽しい。本の形になったら是非手に取ってみたい(*´ω`*)
とても絵が素敵な絵本です!!くまさんも素敵ですが、なんと言っても背景が素晴らしい。読み聞かせもしているので、実際はどの年齢層だろう?コロナ前と違う状況下で楽しめるのはどの学年だろう?と考えたところ、幼稚園年中年長がゆったりと時間がとれて楽しめる気がします。大人もお部屋に飾ったり、気持ちを落ち着かせたい時に読んだり活用できる絵本かなと思います。
夜を舞台にした回文多数。小学生の息子と一緒に読みましたが、文を前から読み、後ろから読んでは「うわっすごい」と盛り上がりました。わいわい楽しみながら読むことができました。
そして色彩、言葉のチョイスがガラリと変わるラストがうまい!笑いと共に晴れ晴れとした気持ちになります。
夜の森を舞台に動物たちと回文の世界を楽しむ絵本。
愛らしく独特なゆるいキャラクターと回文の心地よいリズムが織りなす物語は、子供から大人まで口に出して読みたくなると思います。
回文を通して言葉を楽しく学習することもできそうです。
低学年に かなり 喜んでもらえそうです。
いちどめは、何も言わずに読んであげて
2度目で回文だと説明してあげたりしたら
楽しんでもらえそうな絵本ですね。
最後のページも しかけ絵本のようで
楽しんでもらえる一冊だと思います。
言葉のリズムが耳心地よく
よるのにじにうっとりして(のぼりたい)
眠る前に読んだら良い夢が見られそうです。
日本語だからこその面白さを追求した文章に脱帽です。
この絵の美しさが紙でどうなるのか楽しみです。
本の内容紹介に興味を持ったので、読んでみました。
回文やっぱり面白い!
そこに、なかなかシュールな3匹の動物達…
コジマジコさんの文と中山真一さんの絵が、見事にマッチしていました。
コジマジコさんの前作「まくらくま」も気になっていた一冊だったので、これを機会に読んでみようと思っています。
中山真一さんの絵は、スマホだとクレヨンの良さがあまりわからなかったので、発売されたらじっくり手にしてみたいです。
こわい話と暗い色にこわそうな顔をしていた娘が、単純な言葉の繰り返しに喜んで見ていました。暗闇の中で虹が出たら雪が降ったり、いろいろな場面に興味が惹きつけられたようでした。また読む!の声があがりました。
回文作りをライフワークとされているというコジヤジコさん(流石ペンネームも回文ですね)の、いぬとくまとねこが集まり夜の虹にまたがって仲良く遊ぶ言葉遊び絵本ですね。虹の色は七色というよりもクリーム色の印象が強くて夜の暗闇の印象を打ち消して気持ちをご陽気にしてくれますね。三匹の動物は気楽に飛んだり跳ねたりして楽しくやっていますね。子供達に言葉遊びの面白さを教えてくれて、よしこれなら簡単にできそうだから自分でも作ってみようかなと気軽に思わせてくれる良い絵本ですね。ちなみに夜の虹は英語でムーン・ボウと言うのですね。まあ題名は「夜よ」と呼びかけるのではなく今は「夜よ」と確認しているような感じですね。まあそんなものは見れば一目でわかるのですけどね。真夏の真昼は炎天下ですから夜が舞台の絵本は暑苦しくなくて涼しい感じで読めて丁度いいのではないでしょうかね。
回文なんていつ振りだろう?回文だけなのにとても素晴らしかった。多分、子どもはこういうの好きなんだろうなって思った。回文ってきっとテンション上がるよね。
そして、何より!絵が綺麗。絵?というより色彩?と言うべきなのかな?全ページ目を引くような出来栄えでした。
発売されたら購入しようかな。まだまだ小さい息子だから字は分からないけど、絵は楽しんでくれそう。
回文ということがすぐわかる本です。
回文を意識して読み始めるのだけれど、文章はあっさりとして、
逆に夜の景色、皆が夜は眠らなきゃいけないのに、
特別な日に祝いながら楽しんで夜更かししているような楽しさ。
回文を確認するようにまた一から読むと、
また夜の楽しさ。虹とか月とかの夜の中での映え方が
とてもきれいで憧れる本ですね。
全て回文、という謳い文句に惹かれて読んでみました。文章自体は短いものが多く、回文としてはちょっと物足りないかな?と思いました。しかし、なにしろ圧巻だったのが絵です。クレヨンでぺったりと塗ってある動物たちのちょっと無表情な感じが個人的にツボでしたが、背景が美しい!夜空にかかった虹!空想の世界をひろびろと、のびのびと遊びまわったような開放的な読後感でした。ああ楽しかった。ありがとうございました。