一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション
鹿島和夫 ヨシタケシンスケ
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刊行日 2023/05/19 | 掲載終了日 2023/05/24
ハッシュタグ:#一年一組せんせいあのね #NetGalleyJP
内容紹介
鹿島和夫と担任した小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」から、54篇のつぶやきをセレクト。笑いをさそうもの、胸をうつもの…こどもたちから生まれた生のことばがヨシタケシンスケの絵とタッグを組み、新たに心をゆさぶる。
鹿島和夫と担任した小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」から、54篇のつぶやきをセレクト。笑いをさそうもの、胸をうつもの…こどもたちから生まれた生のことばがヨシタケシンスケの絵とタッグを組み、新たに心をゆさぶる。
おすすめコメント
多弁な子からも緘黙の子からも、伝えたい気持ちをひきだした鹿島和夫。
くすっと笑えるもの、じーんと胸をうつもの…生のことばは、実にふくよかでみずみずしく、熱をもって迫ってきます。
時に近くで一緒に笑い、時にそっと一緒に泣いている…そんなふうに絵で参加してくれたヨシタケシンスケは、まるでもうひとりのクラスメートのように感じます。
…今も、あちこちの教室で、新しい一年生の「せんせい、あのね」がうまれています。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784652205488 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
ページ数 | 111 |
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NetGalley会員レビュー
大好きなヨシタケさんの本
小学校一年生の子の心が
とても純粋で汚れのないものなのだと
心が温かくなりました
不思議なことを一生懸命自分なりに
考えて、解決しようとするけど分からない
きっとこうだからじゃないかという
子供ながらの推理もわりと図星なところが
とてもとてもよい
曇りなき眼で見た世界を知る彼ら彼女らの言葉は真理をつく。
子どもたちの豊かな感性に、気付きをもらう作品。
文だけ読んだあと、ヨシタケさんのかわいい挿し絵を見ると、自分が持ったイメージと同じものと違うものと。
それもまた楽しい。
面置きで陳列したくなります。
神戸市小学校で教員を勤める著者。
《先生あのね張》に寄せられた表現活動を紹介した一冊。
お米屋なのに朝食にパンを食べるおとうさんへの疑問
空の星が星の形をしていないことの不思議
など関西の子どもならではの鋭いツッコミの数々、思わずニヤニヤしてしまう一冊です。
こどもたちがどのように感じたり考えたりしているのか。
それがどのような言葉で表現されるのか。
とても興味深い1冊でした。
印象に残ったつぶやきはいくつもありますが、この本のレビューを書くのに取り上げるべきは、
「こども」
というつぶやき。
この本を読み始めれば、すぐにこどもの頃の気持ちがよみがえります。
子どもならではの瑞々しい自然の描写あり、くすっと笑える視点あり、大人がドキッとするような鋭い指摘あり。
大人が想像して書くことができない、一年生という年代ならではの純粋で素朴なつぶやきが詰まっている。
親としては、子ども相手だと思って誤魔化してはいけないなと、背筋がピンと伸びました。
ヨシタケシンスケさんの絵が、文章と絶妙にマッチしていて、「せんせいあのね」と子どもたちが語りかけてくる姿が浮かび上がってきます。
この本を編んだ鹿島和夫先生は今年惜しまれつつ逝去されたそうです。先生との交換日記 #あのね帳
今はあのね帳用のノートが市販されて売られているらしい。
こどもたちが自由にかいた文章、詩。
とらわれることなく、かっこつけることなく。
言うは易し行うは難しだが、こどもたちの中にある、心の動きの素直な表現、魂の自由な発露。読んでみれば先生がいかに子どもたちといい関係を気づいてきたか、がよくわかるような気がしてくる。こんな表現を引き出せるとは。
否、引き出す、とかいう言葉もふさわしくないかもしれない。
ときどき訪れる近所のお菓子屋さん六花亭の冊子を手に取るとき子どもたちの表現の幅広さにいつも胸打たれている。サブレーにほりこんである子どもたち達の言葉も。そんなことを思いながら堪能しました。ヨシタケシンスケさんの絵もいつもながら言葉によりそう感じでとても楽しい。
ページ右側につぶやき、左側にヨシタケさんのイラストは、どちらを先に見ても楽しめると思います。
短いつぶやきもちょっと長いつぶやきもそれぞれ味わい深いですが、
私のお気に入りは“すきなこども”というタイトルのつぶやき。
「ぼくはむりです」という言葉とイラストがマッチしていてとても良かった!
小学校の教員をされた方なら、「せんせい あのね」を知らない人はいないでしょう。
子どもたちの素直の作文が、子どもの本音を表すのが絶妙に上手いヨシタケさんの絵と並び、あのね帳が21世紀バージョンになってる!とただただ感激です。
鹿島さん、今年の2月に亡くなられたと知りました。この本が発行されるのを楽しみにされていたのでしょうね。
ああ、懐かしい。うちの子たちも「あのね帳」に綴っていました。
ここに掲げられた子どもたちのことば。1年生の心の襞が具に記されていて、読みながらわたしの心の中は「‼︎」や「⁉︎」の符丁でいっぱいになりました。思わず破顔させられるもの、「なんと……!」と感心させられるもの。先生に語りたいことの核心がかわいらしすぎて、一生懸命すぎて、しまいに涙ぐんでしまいました。子どもたちのことばは真っ直ぐで、自分の気持ちに正直で、いきいきと光っています。大人への疑問も、口では言えないことも、文章でなら差し出せる。なんと子どもたちは周りの大人をよく見ていることでしょうか。その視線に耐えられる大人になりたいなぁと思います。
なるほどと思ったりそうだよねと思ったり、こどもたちの素直なことばに触れ、ちょっぴり子どもだった頃の気持ちを思い出しました。大人になって世間体とか欲とかで汚れてきた心を洗濯してもらった気分です。ヨシタケシンスケさんの絵もとっても良い!この本にぴったりですね。
やっぱり子どもは幼いながらもよく見ているし、感じとっている。
大人目線で読むとホロリとさせられたり、ハッとさせられたり、忘れていた気持ちを思い出したりしました。
そして何より、ヨシタケさんの絵が合っていて、さらに良い作品ですね。
一度読んだことのある本。でも、これは、全く新しい作品です!
多分、こどもたちのつぶやきは、つぶやく感動が生まれたその瞬間に、言葉に埋め込まれたタイムカプセル。それを、どう受け取るのかは、受け手の感性をどうチューニングするかにかかっている気がします。
この作品集も、当時、様々に語られたのを思い出します。「子供の純粋さ信者」的に言われることも。もっと伸びやかに、もっとおおらかに語られれば、楽しいのに・・・そんな風に批判めいた意見にちょっと心を暗くしたのをも思い出しました。
しかし、今回、ヨシタケシンスケさんというスタジオオーディエンスを迎えたことで、この作品集は、命の光を強くしました!タイムカプセルに閉じ込められていた、子供のリアルな生きたつぶやきたちを、見事に解凍し、いきいきと、込めた思いのホントの色合いを伝えることに大成功を収めているように思えます。
子供ごころのままのヨシタケシンスケさんの描く絵は、ときに、そこ明るい笑い声を発し、これは何も深読みせずに笑えばいいんだよって教えてくれたりするのです。ときには、いやいや、大真面目に大人っておかしいじゃんって、子供の「大人のあたりまえ」への不信に共感していたり、あっ、そうだ、これは自分も感じてた何気ない出来事や世界への切ない感動だ。それを、その子供なりの感性で言葉にしたものなんだと、気づかせてくれたりします。つまりは、大人の偏見をのぞいてくれるのです。色眼鏡を外させてくれるのです。その分、恐ろしく刺さるものもあります。いっしょに血を流すような痛みを覚えるかもしれません・・・
さあ、もう一度、子供の心でこのつぶやきをきいてみましょう。自分の中にピカピカしたこころがかえってくるのに気づくはずです!
かつて、読んだ作品だと思わないほうがいい。それくらいのパワーが有りました。ありがとうございました。
子どもの感性って凄いなとあらためて思いました。私たち大人の方が語彙力があるはずなのに、子どもたちのまっすぐな語彙に心打たれます。忘れてしまった何かを思い出させてくれるようなあのね帳、素適でした。
心のうちにある気持ちを、こういう風に表現できる子どもであってほしいと思います。
ヨシタケシンスケさんの絵をもってきたところに、編集者さんの有能さとセンスの良さを痛感。
ほっこり、なるほどお、にこにこ、そんな気持ちにさせるかわいらしい作品になっています。
それにしても、鹿島先生が今年亡くなられていたなんて。
びっくり。
この素敵な詩を書いた子どもたちだって、今はもうかなりの年齢なんでしょうね。
どんな思いで、この本を手にするのでしょう。
時の流れを感じて、切なさを知る。とっても不思議な素敵な本でした。ありがとうございました。
タイトルとヨシタケシンスケさんの絵に惹かれて読みました。
私も小さいころ、不思議に思ったり、感じていたのに、この気持ちどこに忘れてしまったんだろう。
心がキュッキュッと音をたてていたような気がします。
いま、もうすぐ3歳になる娘がいます。こうやって色んなことを感じる気持ちを娘と一緒に忘れないようにしたいなと思います。
1年生の担任という立場から読めたので、面白かったです!
あるある…と思ったり、こんなこと思ってるのか!と思ったり。
子どもの頭の中の世界は広いな…大事に汲み取ってあげなきゃなと思いました。
先生という立場だけでなく、いろんな立場の大人の人に読んでほしいです。
おとながはっとして、じんときて、どきっとする。そんなこどもの純真な詩集でした。出席番号順に生徒の「あのね」が綴られている構成がとてもすてき。
こどもたちのピュアなことばがヨシタケさんのイラストと素晴らしくマッチしている。一年一組のみんなのファンになってしまいました。
こどもの文を読んでいると、ほのぼのすることもあるけれど、ドキッとすることもある。
こんなにズバッといわれちゃうと、わたしも同じだよって白状しちゃう。わたしにもむりです。
大人は勝手なことばっかりいうけど、それって大人にだってできないことばっかり。
おかあさんは、いろんなことをできるこになって欲しいっていうけど、全部は無理だよ。
ねぇ、全部できなくてもいいじゃない。
この中の、いっこできたらほめてよ、おかあさん。
この本のどのページを開いても、すなおな言葉に出会ってしまう。
むかしむかし、わたしもこどもでした。同じようなことを考えていたはずなのに、最近はそういうことを考えなくなってしまいました。
それは、なぜなのかしら?
とても懐かしい気持ちになりました。
信号のみどりは、なんでみどりなのに、みんなは青というのか?
たいようは、赤くないのに、なんでみんなは赤い色で描くのか?
もしかしたら、わたしだけみんなとは違う色が見えてるのかもしれない。
あんなに固執していた色のこと、久しぶりに思いだしました。
きっとこの絵本は、子供が読んでも
「ふーん、そんで?」とかしか思わないのでしょうね。だって、同じ気持ちだろうから。大人がよむべきですね。
1年生のピュアで拙いコトバたちが、ヨシタケシンスケのイラストで、可笑しみのある新鮮な印象を与える。ヨシタケマジック。
1年生はまだまだ思いを表すコトバを持たない(足りない)ので、それでもここまで書けた事がすごい。「せんせいあのね」っていう素敵な語りかけが成立する、先生と子ども達の関係が微笑ましい。
こどものつぶやきには自分が読むときにも、私の中の架空の子供の声で語りかけてくる。
文章の表裏も深く考えなくていい。ただゆっくり子供の声を想像して読めばいいのだ。
読んだ余韻のもと、絵を見つめるとヨシタケシンスケ氏の絵が。
ああ、彼もこの本を読んで思ったことを絵にしてくれいるんだ。
僕の思いとヨシタケ氏の想いもさして変わらない。いうなら僕もヨシタケシンスケだ。
という気持ちになってだらだ多と好きなものを眺めていられる本です。
俳句とか短歌は基礎知識はいるけど子供のつぶやきはそういうのいらないから、
あんまりうまくない俳句をおおっいいですねとか、私も読みますでほぼ川柳とか、
がっかり批評を自分がしたりもしなくていいし、楽しさもわかりやすいですね。
この本を読んでいる間、最初から最後まで、笑いながら泣き、泣きながら笑いました。子供たちのことばでどうしてこんなに切なくなるのでしょう。とても不思議な感覚です。どこか遠くに忘れ物をしてきてしまったような。。。宝物のようなことばを集め、私たちに届けてくださった鹿島先生に感謝いたします。図書館用に一冊、そしていつでも開けるように、自分用に1冊購入いたします。
以前読んだ事のあるたくさんの[せんせいあのね]、がヨシタケシンスケのイラストで帰って来た!
子どもたちの詩は色あせる事なく、その時に思った言葉で紡がれ、そこにヨシタケシンスケの絵、いう事ありません。
大人になってしまうと忘れてしまっている事も、この本で少しだけ思い出せたような気がします。
セレクションという事ですが、是非第2弾も!
再び以前の[せんせいあのね]、手にしたいと思っています。
何も予備知識なしに読んで、大人が子供のふりをして書いた文章なのかなと思ってしまったのですが、これが本当に一年生の子どもが書いたと知って驚きました。すべてを悟っているような文章もあれば、一年生らしい文章もあってよいと思います。先生からのお返事も読めたらよかったかなと思いました。
子供の純粋なつぶやきに、ほっこりとするものからちょっとドキッとしたりくすっと笑えたり。
子供って面白いことを考えるなあとすごくわくわくしながら読みました。
そしていつものイラストがまたなんかじわじわくる。
「おとうさんは こめやなのに あさ パンをたべる」と、せいるすまん、めっちゃ面白かった。
せいるすまん、めっちゃわかるわかる!やったことある人も多いはず!
子どもたちのまっすぐな思いが、こんなにもすてきな口語詩になるとは。笑い泣きしてしまいました。
関西弁が可愛すぎる。
ヨシタケシンスケさんのイラストも表現に寄り添っていてほっこりする一冊です。
ぜひ手に取って子どもたちの感性を直接感じ取りたいです。
ヨシタケさんのイラストに惹かれて読みましたが、内容もとても面白い本でした。
子ども達のつぶやきの視点が思いの外鋭くて、大人はドッキリすることもあるのではないでしょうか。
改めて、子どもの発想の豊かさに驚きました。
子どもたちの素直な本音に降参でした。
年を重ねる毎に『忖度』とか『遠慮』とか『見栄』などのベールがかかって行き、こんな素直な気持ちを文章にできなくなる...その時の年齢でしか表現出来ない文章にほっこりしたり、クスッとしたりしながら堪能しました。読ませていただき、ありがとうございました。
子どもって本当にほんとうに、面白い。
発想が豊かで、変な理屈と理論に支配されていない軽やかさ。
それでいて言葉の使い方が正しいのだ。
そのくすりと笑える軽やかさと、優しい心になれる詩がたくさん。
子どもが紡ぎ出す言葉にこんなにまで惹かれるのはなぜだろう。
そこに加えて、ヨシタケシンスケさんの絵が絶妙に具合がいい。
読んで、絵を眺めて、また読んで、また絵を眺める。二度美味しい。
手元で時々開いて、私自身のなかの子どもの心にも問いかけていたい一冊。
子どもの発想は本当にバラエティに溢れていて、中には大人よりも的を得ていることばもあり、かつては自分もそんなふうに思っていたかなぁと思い起こしてみたりして楽しく読める本でした。時として子どもは着眼点はそこか!と思うようなことを言って驚くことがあります。「子どもの言うことだから」とあしらわずちゃんと向き合って話をしないといけないと再確認しました。
1年生の子どもたちのかわいさに思わず頬が緩んでしまいます。どの子のつぶやきからも家族や先生から愛され大切に育まれているのが伝わり、温かい気持ちになりました。関西の子ならではの笑いのセンスは大人顔負けで、子どもたちの観察眼の鋭さに脱帽です。
本書に収録されている子どもたちは、もうすっかり大人になっているはずなのに、個性溢れる文章が全く古びていないのも凄いと思います。あえて言えば「つうちぼ」という名称に時代を感じるくらいでしょうか。地域差もあるかもしれませんが…。
ヨシタケシンスケさんの絵も大好きなので、54枚分のイラストが堪能できて大満足です。我が家では「ヨシタケシンスケ展かもしれない」で購入した「見せようと思ってたプリント入れ」を小学生の娘に持たせるようになってから、プリントの出し忘れにコラーッと言うことが減りました。腕白な子どもたちを相手に奮闘する親御さんと先生の癒しのためにぜひお薦めしたい一冊です。
鹿島先生のあのねがリニューアルされ、こうしてヨシタケさんの絵とともにまた広く知られていくのはとても嬉しいです。ダックス先生やほかの本も、こうしてコラボされて新たに出てくると嬉しいです。この時代だからこそ、あの頃の先生たちの姿が必要な人がいる気がします。
かわいらしい内容にほっこりしました。ヨシタケシンスケさんの絵もぴったりでとても楽しめました。
楽しかったことも嬉しかったこともいやだったことも、素直な気持ちを文字にできるのは、しあわせなことですね。
子どもたちの純粋な言葉にクスッと笑わせられたり、ハッと気づかされたり何の気兼ねもなく読める本でした。
ヨシタケシンスケさんのイラストが文章を引き立てる良いアクセントになっています。
欲を言えば少し物足りない気がします。