森のちいさな三姉妹 森ネコさんのおかしをどうぞ
作 楠章子 絵 井田千秋
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刊行日 2023/03/03 | 掲載終了日 2023/02/28
ハッシュタグ:#森のちいさな三姉妹森ネコさんのおかしをどうぞ #NetGalleyJP
内容紹介
作 楠章子さん × 絵 井田千秋さん による2023/2/28発売予定の最新刊『森のちいさな三姉妹 森ネコさんのおかしをどうぞ』を読むことができます。
本作は、『へんくつさんのお茶会 おいしい山のパン屋さんの物語』(神奈川県児童福祉審議会 優良図書等に選定)の姉妹編です。
対象年齢は小学低・中学年向けですが、世代を問わず大事なメッセージ、イギリスの絵本のようなすてきな挿し絵でつくられているため、おとなも楽しめる作品となっています。
茂市久美子さん作「つるばら村」シリーズ、
いわむらかずおさん作「14ひきの」シリーズ、
ジル・バークレム著「野ばらの村」シリーズ
ビアトリクス・ポター「ピーターラビット」シリーズなど、
王道な絵本・児童書がお好きな方にぜひおすすめです!
◆あらすじ◆
もりもり森は、ぽっこり山の中にあります。森にはウサギやサル、リスなどの動物、そしてこびとたちが仲良く住んでいます。そしてその片隅に、三姉妹のこびとがくらしていました。
森に、ようやく春がやってきました。
気持ちがいい朝、三姉妹の末っ子 ココは、町からきたネコさんと出会います。ネコさんのおかしのお店を開くため、ココは、あるパーティーをひらめきました。けれどそれにはたくさんの問題が!? 無事にお店は開けるのでしょうか……
【作者:楠章子(くすのき あきこ)】
大阪府に生まれる。第45回毎日児童小説・中学生向きにて優秀賞受賞。2005年に『神さまの住む町』(岩崎書店)でデビュー。17年『ばあばは、だいじょうぶ』(童心社)で課題図書に選定、児童ペン賞童話賞を受賞、のちに映画化される。『ひえひえひんやりツアー』(あかね書房)など著書多数。
【絵:井田千秋(いだ ちあき)】
イラストレーター。書籍の挿し絵、装画などで活躍中。装画を手掛けた作品に「ぼくのまつり縫い」シリーズ(偕成社)、『ブレーメン通りのふたご』(フレーベル館)、著書に『わたしの塗り絵POST CARD BOOK森の少女の物語』(日本ヴォーグ社)、『家が好きな人』(実業之日本社)などがある。
販促プラン
本作品にレビューをご投稿いただいたかたの中から、抽選で3名様に、著者おふたりのサイン本をプレゼントいたします。
ぜひ本作のご感想をお寄せいただけますと幸いです。
また、この本の内容や今回のプレゼントキャンペーンにつきまして、気になった点、改善点、ご意見などがありましたら、「非公開」のコメント欄にお書きいただきたく、お願いいたします。編集部で今後の作品作りや企画に活かしていきたいと思います。
★レビュー投稿締切:2023年2月26日まで
★応募期間終了後、当選されたかたのNetGalley登録メールアドレスへ、送付先等の確認メールをお送りいたします(※メールアドレスの開示設定を行っているかたが対象となります)。
★お寄せいただいたレビューは、ネット書店やオビ等に活用させていただきます。文言が長い場合は、抜粋して掲載させていただきます。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784052056451 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
ページ数 | 160 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
『へんくつさんのお茶会』の姉妹編とあっては読まないわけにはいきません。今回も井田千秋さんのかわいらしいイラストが満載で、作品世界をしっかりと支えています。
へんくつさんは名前だけちらちらと登場するだけで、主人公の、小人の三姉妹と町から来たネコさんの物語となっています。飼い猫をやめて、わくわくを感じたいという熱い気持ちでもりもり森にやって来た。三姉妹の末の子、ココと出会って森ネコと名乗り、徐々に目的に向かっていきます。
森の動物たちの見方はいろいろだけれど、森ネコさんの作るお菓子に惹かれてなじんでいくようすに胸掴まれます。
お菓子のお店を開くためのグッドアイデアと森ネコさんが柔軟な考え方に転換できた時に答えは見えました。
そこに森ネコさんのスタートがありました。
自立って難しい。自分ひとりでがんばらなくてもいいし、支えてくれる人といっしょに一歩を踏み出せばいい。そんなことを教えてくれる物語です。
可愛らしいこびとと動物達が街のお嬢様白猫を迎えるまでのお話しですが、お互いのルールを壊すことなく上手にやりくりして解け合って行くところが素晴らしいな~と思いました。
挿し絵の絵柄も可愛くて色合いが柔らかくていいですね。
「へんくつさんのお茶会」に続く、もりもり森に住むこびとの3姉妹の物語。
末っ子のココは仕事をしている姉達が羨ましくて、ちょっと寂しい。そんなココが、「わくわく」を探しに来たもと飼い猫、名付けて森ネコと出会う。
勝手がわからない森ネコをココたちが手伝い、一緒に考えていく様子が微笑ましい。そう。どんなに張り切っていても、森ネコを森の仲間に迎えるための、もりもり森の様子を知ってるお助け係、その立場を自然にわかっているから、ココの素直さ真剣さが伝わってきて、応援したくなった。森ネコもそれがわかったからこそ、マドレーヌへの自分のこだわりより、森のやり方を選んだのだろう。
そしてココは「これってちゃんとお仕事よね?」と自問し、今回の事を振り返る。今までは憧れているばかりだったのに、初めて自分のやったことを振り返る。だからこそ、ココははっきりとこう言ったのだろう。「あたしができる、だれかのためになること見つけた!」と。自分の体験から自分で見つけたから、それは本物。ココが成長し、姉達に一歩近づいた証。
もりもり森のみんなは、きっとそれを応援するはず。ココの頑張りを見ていたから。それに協力したから。
これからのココが歩みが楽しみになる1冊だった。
まず絵がかわいい。いかにも小学生が好きそうです。
挑戦するすごさとか、大変さ、勇気がいるし、
時には臨機応変に考え方を変えてみることも必要。
そんなことを小学生にもわかりやすく伝えるお話です。
平凡な毎日を無難に過ごすか、不安なこともあるけれど、ワクワクを楽しむか。
ぜひ大人も一緒に読んでほしい一冊です。
まずこのかわいい表紙…
井田千秋さんです!そりゃかわいいわけだ〜
そんな井田さんの挿絵がたくさんで、
ページをめくるごとにキュン♡としました。
挿絵もたくさんあり、まだ文字が読めない子でも楽しめそうです。その場合は挿絵を見ながら、読む前にお話を想像して親子でお話してもとっても楽しそう…♡
こちらの作品は へんくつさんのお茶会 という作品の姉妹編なのですが、続きではないので今作を初めて読む方もどちらから読んでも大丈夫だと思います ◎
児童書ではありますが、私のように幼いまま大きくなってしまった大人にもぴったりです(笑)
自立すること、わくわくすること、
手助けをすること、助けを求めること、
臨機応変に対応すること…
この作品を通して子どもたちに伝えられることは、大人になってからも大事なことだよなあ、と。
最初はどうしたらいいか迷っていたココちゃんも、自信をつけて成長している様子にほっこり。こうやってみんなで助け合う世の中ならしあわせなのに!
児童書だからといって子どもだけが読むものではないし、この疲れるようなニュースの多い今、少し歩みを止めて大人にこそ読んでほしい世界だと感じました。
小さな子のいる方や、私のように大きな子どもの方、おいしい焼き菓子を食べながらぜひどうぞ!
絵がいっぱいの、とても可愛らしいおはなしでした。絵本を卒業した小学生の女の子に読んでほしい本です。おしゃれやお菓子づくりやパーティーや、女の子の好きなものが詰まっています。ぜひ図書館の蔵書に加えたいと思う可愛らしい物語でした。