よるのあいだに・・・
みんなをささえる はたらく人たち
文/ポリー・フェイバー、絵/ハリエット・ホブディ、訳/中井はるの
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刊行日 2022/10/20 | 掲載終了日 2024/03/31
ハッシュタグ:#よるのあいだに #NetGalleyJP
内容紹介
≪本文一部抜粋版≫
わたしがパジャマにきがえるころ、ママは、でかける。
たいせつな仕事にいくんだ。
わたしがねているあいだも、町にはあかりがいっぱい。
おおきなビル、よるの道、せんろのうえ・・・・・・たくさんの人が はたらいている。
どんな人たちが、みんなのくらしを ささえてくれているんだろう?
私たちが生活する中で、なかなか直接目にすることのない、夜間にはたらく人たちの仕事を、子ども目線のやさしい表現で追いかける絵本です。
第69回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校低学年の部
出版社からの備考・コメント
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 8 働きがいも経済成長も】
児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)2023年版
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販促プラン
★本キャンペーンは終了いたしました
【レビューキャンペーン「SDGsを広げよう! テーマ5~9」】
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出版情報
ISBN | 9784776410676 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
ページ数 | 32 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
冒頭の部分を拝見できたので、後から書籍で全部拝読したいと思います。大きさのある、絵本でこれから、夜に何があるのだろうかという、わくわくと期待感が生まれてくるような展開だと思いました。カバーも夜の様子がそれぞれ描かれていて、窓から見える様子は温かみを感じるようでした。
絵が素敵。はっきりした色使いがかえって幻想的なムードを高めている。街の様子がよく書き込まれていて楽しい。夜中に仕事をしている人たちの様子が学べ、いろいろな人がいて自分の生活が成り立っているのが感慨深い。
夜の間に、みんなのために仕事をしている人がいる。昼間にやる仕事ばかりではなく、他にもいろいろな仕事があることをこの絵本は教えてくれるのではないでしょうか。
カラフルだけど、夜にピッタリの色彩のイラストがいいと思いました。
夜がぶたいの絵本ですが、色使いがきれいで手に取ってみたくなりま。私たちが一日の活動を終え、休息している間に色々な場所でたくさんの人たちがはたらいている。そういう人たちがいてこそ、私たちの生活が成り立っているのだということを感じることができる素敵な絵本です。
朝、お日様と一緒に起きてお仕事に行くのが当たり前と思っているけれど、夜にお仕事に出かける人もいる。そういう人たちがいてくれるからこそ、マーケットでお買い物が出来たり、安心して電車に乗ることができるんだね。子供たちに、大切なことを気づかせてくれる絵本です。
シンプルなタイトルのとおり、よるのあいだに活動している人たちのすがたが直球でとびこんでくる。静かに、確かに生きている人たちが、おちついているけど明るい色彩の絵で、心に残る。まず読み聞かせで、子どもたちに紹介し、また何度も自分で読んでもらえる絵本です。
朝、お店にきちんと商品が並んでいてすぐに買い物ができるのも、電車が時間通りに安全に走っているのも、夜ほとんどの人が眠りについている間に働いてくれている人たちのおかげ。私たちの生活を支えてくれている人たちの事をやさしいタッチの絵で分かりやすく描いていて、色々な仕事について理解を深められ、リスペクトできるようになる絵本。できれば子どもたちと一緒に話し合いながら読みたい一冊。
読ませていただき、ありがとうございました。
なるほどなるほど、そういった方向性の本なのか。
固定的な価値観ではなく、柔軟で新しい方向性をもつ価値観があちこちに読み取ることができて、続きがもっと読みたいと思いました。
ここの語句ってこの絵の部分をいってるんだよね、とかあれこれ考えながら読むのがとても楽しかったです。ありがとうございました。
特に物心がつき始める小学生の子供達からすると、周りの子達との環境もあり、親が夜間のお仕事をしてたりすると、恥ずかしく思うものなのでしょうか。
『なぜこの絵本ができたのか?』というところにフォーカスしてしまいます。
昼間では物理的に困難なお仕事があるんです!だから夜間に働いてはるんです。
子供達には、こういう絵本をもっと見て欲しいと思います。
#よるのあいだに
自分に見えないものは存在しないわけではない、ということが可視化されている。
中井はるのさんの翻訳されたものは、次の作品も読んでみたい、と思わせる。
これからニュースを見る目が変わってくる子もいると思う。
読めるのは最初の数ページだけなので、結末は分かりません。ママの大切な仕事は何なのか気になりました。わたしが眠る夜の間にも支えてくれる人がいることを気づかせてくれるのでしょう。パパが洗い物をしていたり、働いている人の性別なども固定されていないようで、多様性にも配慮されている絵本だと思いました。
みんなが寝ている夜。でも夜働いている人がいます。そのおかげで私たちは便利な生活を送ることができているのです。夜は多くの人が家に帰っています。だから人も少なく人が多いとやりにくい仕事もやりやすくなります。また、夜の間にやっておかないと次の日にこまることもあります。何も夜活動するのは、泥棒のような怪しげな連中ばかりではないのです。子供たちに、そのことを理解させ、夜働く人に感謝するようにしましょう。
「わたし」がもう寝た後の暗い夜の街での、人々の営みが明るく鮮やかに描かれている絵。その仕事の邪魔をしないようにと、小さな字で語られる絵本。
その絵の中で、荷物を配達し、品物をならべ、工事をする様々な人々。彼らの様子が、夜が明けて動き出す人々への思いと共に綴られていく。
朝が開けてからの小さな「わたし」の生活は、このような人々により、どんな思いでどうやって支えられているか、それをやさしく教えてくれる絵本。
一緒にベッドに入って読み聞かせをして、ちょっと語り合ってから、寝ていく我が子にこの人々の夢を見て欲しいと願う、そんな「子どもの世界」を広げてくれる絵本。
子どもたち、特に幼児さんたちにとって世界は自分が目をつぶって見えなくなったら、お休みしていると思っているくらいなので、まさか自分が寝ている間に世の中が動いていようとは想像もつかないのだ。
でも電車が好きな子が、保線作業などが夜中にされているなどと知るや否や、まるで自分がその作業をやっているかのように
「ねぇ知ってる?!夜中に線路をなおしている人たちがいるんだよ」と披瀝するから面白い。
つまり子どもたちは自分の知らない世界で、世界が動いているということに実は敏感でアンテナがあるのだ。この絵本はそのアンテナに対応して、それ知りたかった!そうなんだ!に応えてくれる。
それがまたワクワクの扉を開ける。
日中働いて、夜は暗くなれば寝る生活をしている私たちの多くは、夜、働いている人たちの姿を知らない。この絵本は大胆なカラフルな色使いのイラストと優しい文章で、読む人たちを夜の世界へと誘いでくれる。最初の3ページだけの公開で最後までは読めていないが、それでも家族で夕飯を食べ終わり、洗い物をするお父さんと歯をみがき、パジャマに着替えてお母さんを見送る娘のシーンから始まるこの物語は、お母さんがとても「たいせつな仕事」に行き、その仕事を誇りに思っていることが想像できる。