おはなしサイエンス 遺伝子工学 光るマウスが未来をかえる
森川成美
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刊行日 2022/12/13 | 掲載終了日 2022/12/09
ハッシュタグ:#おはなしサイエンス遺伝子工学光るマウスが未来をかえる #NetGalleyJP
内容紹介
主人公の鍛人は、養殖マグロの衝突死問題が、遺伝子編集によって解決されるかもしれない、というニュースをきき、マグロが死ななくてすむときいて安心する。
そんなとき、大好きなおばあちゃんががんで入院する。
おばあちゃんは「遺伝子」を調べたら、治しかたがわかると聞いて驚く。
未来のお医者さんはどんな治療をすることになるのか想像して、鍛人は未来の技術にワクワクする。
【シリーズ「おはなしサイエンス」の刊行趣旨】
科学的な知識をもとに、論理的に考え、適切な答えを導く──。
それは、新しい時代を生きるために必要な力です。
その力を身につけるには、理科に親しみ、興味を持つことがいちばん。
理科の学習は、これまで以上に重要になってきています。
「おはなしサイエンス」は、
理科=科学の、おどろきや感動を、物語をとおして伝え、
「科学する心」を育むシリーズです!
●現代を代表する一流の児童文学作家の書き下ろし。
●物語の背景を、豊富なグラフや図表で説明。
●上質なイラストもたっぷり。楽しみながら科学を理解できます。
●巻末の「おはなしサイエンスひとくちメモ」で、各巻のテーマと小~中学校で学ぶ理科の内容との関連を解説します。
【シリーズ「おはなしサイエンス」のラインナップ】※刊行予定も含みます
『遺伝子工学 光るマウスが未来を変える』 森川成美・作 石井聖岳・絵
『美容の科学 神永くんは知っている』 神戸遙真・作 藤本たみこ・絵
『未来のたべもの 未来の給食、なに食べる?』楠木誠一郎・作 下平けーすけ・絵
『AI(人工知能)ロボットは泣くのか?』佐藤まどか・作 酒井以・絵
『未来の医学』片川優子・作 大管雅晴・絵
『バイオミメティクス(生物模倣技術)マンボウ、空を飛ぶ』吉野万理子・作 黒須高嶺・絵
『鉱物・宝石の科学 七つの石の物語』小手鞠るい・作 サトウユカ・絵
『宇宙の未来 パパが宇宙に行くなんて!』松素めぐり・作 木村いこ・絵
『恐竜 恐竜の町で見つけたこと』松原秀行・作 梶山直美・絵
『危険生物 ひょうたん池の怪魚?』赤羽じゅんこ・作 ウラケン・ボルボックス・絵
【著者紹介】
作/森川成美
1957年、東京生まれ。大分市で育つ。 一男二女の母。東京大学法学部卒業。季節風同人。
2009年「アオダイショウの日々」で 第18回小川未明文学賞優秀賞受賞。
『マレスケの虹』(小峰書店)で第43回日本児童文芸家協会賞受賞。
他の著書に、『アサギをよぶ声』『1週間の物語』(ともに偕成社)、『フラフラデイズ』(文研出版)、『おはなしSDGs エネルギーをみんなにそしてクリーンに 夢の発電って、なんだろう?』(講談社)、『飛べ!遺伝子を超えて」(国土社)、『てつほうの鳴る浜』(小学館)などがある。
絵/石井聖岳
1976年、静岡県生まれ。『つれたつれた』(さく・内田麟太郎、解放出版社)で絵本画家デビュー。
『ふってきました』(さく・もとしたいづみ、講談社)で第13回日本絵本賞受賞、第39回講談社出版文化賞絵本賞受賞。
『おこだでませんように』(さく・くすのきしげのり、小学館)は、第55回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定されている。
近著に『みんなとおなじくできないよ』(さく・湯浅正太、日本図書センター)、『まってました』(さく・もとしたいづみ、講談社)、『どろんこおばけになりたいな』(さく・内田麟太郎、童心社)、『オレじてんしゃ! 』(ほるぷ出版)などがある。
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おすすめコメント
物語を楽しみ、科学のワクワクを感じる!
「シリーズおはなしサイエンス(全10巻)」刊行スタート第一弾!
1巻目のテーマは「遺伝子工学」
遺伝子を研究することで、病気が見つかり、栄養たっぷりな食べ物がうまれています。
そんな科学の最先端を、物語で楽しく知ることができます。 <対象:高学年以上>
物語を楽しみ、科学のワクワクを感じる!
「シリーズおはなしサイエンス(全10巻)」刊行スタート第一弾!
1巻目のテーマは「遺伝子工学」
遺伝子を研究することで、病気が見つかり、栄養たっぷりな食べ物がうまれています。
そんな科学の最先端を、物語で楽しく知ることができます。 <対象:高学年以上>
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★★★★★
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★★
出版情報
ISBN | 9784065298930 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
講談社の「おはなしサイエンス」という、「科学する心」を育むシリーズの第一弾。
遺伝子工学というから、どれほどややこしい話なのかと、構えて読み始めたのだが、80ページと短く、カラーで絵や図が豊富に載っていて、とても読みやすかった。
主人公の性格や病気の家族の話をうまく盛り込んで遺伝子の説明がなされているのだが、科学の知識を得るだけでなく、物語としても楽しめる。
科学に興味がある子なら小学校四年生くらいからでも読めると思う。
科学に興味のない子なら高学年になってからうか。
しかし、読んだ後は科学に興味を持つようになるのではないかと思う。
今後のラインナップを見ても、内容はもちろんのこと、人気作家の名前が並び、とても楽しみなシリーズである。
「おはなしサイエンス」シリーズ1。わたしたちの暮らしの中でともすると「聞いたことある」くらいでスルーしがちな科学の知見にがっちり食い込んでいくシリーズのようです。
おばあちゃんのがん治療や、マグロの養殖に最適な性質を作ったりできると聞きかじった遺伝子編集。主人公・鍛人の落ち着きのない性格を交えながら、知り合いの研究者から丁寧な説明がなされていく。わたしは大人ですが完璧な文系人間。この本で遺伝子編集とはどういうことか、理解することができました。新型コロナのワクチンがなぜこれほど短期間でできたのかもやっと納得がいきました。大いなる可能性を秘めた遺伝子工学、人類の可能性を広げてくれそうですね。
「遺伝子工学」という難しい名前からきっと内容も難しいんだろうなぁ、と思いきや「おはなし」で分かりやすく進めてくれるので、内容も頭に入りやすかった。主人公の小学校6年生の鍛人(たんと)のおばあちゃんががんになり、がんの場所や年齢のため、通常のがん治療に使う「抗がん剤」が使えず、治るかもしれないひとつの治療方法が「遺伝子治療」。私も、鍛人のお父さんと同じく「遺伝子治療」というと「遺伝子をいじって、変えてしまう」と思ってしまったが、「がん」は「遺伝子が壊れる病気」、つまり「コピーミス」によっておこる細胞のがん化で、マウス実験の話しも盛り込みながら、「コンパニオン診断」の説明へと「おはなし」でやさしく繋いでくれる。巻末の「おはなしサイエンスひとくちメモ」には「遺伝子組み換え食品」や「新型コロナウィルス」のワクチン(「遺伝子ワクチン」)の説明もあり、「遺伝子工学」の研究は未来を救う技術として大切なものなんだな、と認識した。
これからまだまだ刊行予定が続く「おはなしサイエンス」シリーズ、楽しみです。
2022/11/16にリクエストして、翌日DLし 一気に読みました。
主人公 小6の鍛ちゃんが、学校や家庭の中で遺伝子について考え学ぶのに合わせて、読者も遺伝子について基本を思い出したり最新情報を知ることができます。
ストーリーに引き込むイラストもあって、グイグイ話を読みすすみながら、無理なく遺伝子のことを知ることができるとてもいい本だと思いました。
鍛ちゃんのおばあちゃんがガンにかかってしまい、落ち込む家族。
遺伝子にかかわる治療法の話に両親は戸惑います。
最新の検査法の 「コンパニオン診断」「遺伝子パネル検査」って?
こんな治療法があることは知りませんでした。これはがん治療の希望ですね。
お父さんが、鍛ちゃんのことを認めるなど、家族の良さも描かれていて 気持ちよく読めました。
おはなしサイエンス、という講談社の新しい切り口の、ものがたりと科学のシリーズ全十巻の皮切り。
表紙やタイトルでまず興味をひかれる子供たちも多いだろう。光る?マウス?ネズミが光るっていうこと?
シリーズの主眼が「まず興味を持ってもらう」「知りたいなと思う力によって知識を引き寄せる」なのだとしたら、単に解説するだけでなく作品として面白く仕上げ、読み応えのあるものにする、方向性が成功していると言えるだろう。
理科に興味があまりない人、科学とか数字とか苦手という人も多いと思う。でも「身近」と思えることにからめてあげると、気持ちの入り方が違う。
こういうことができるのって子供の頃だけかもしれない。
下記のリストを見ただけでも、著名人が揃っていると感じませんか?
大人にも興味深く読めました面白かったです。これからの巻にも期待。
遺伝子工学。僕は大人といえるような年齢だけど、それを説明しろと言われてもたぶん説明できない。そういう人は案外多いのではないだろうか。なんとなく耳にはしたことがあるけど詳しくは知らなくて、すごそうだけどどこかちょっと恐ろしい気もするといったような。そんな遺伝子工学の事がわかる物語だった。そう、解説書ではなく、物語として読めるのがいい。主人公達のささやかで少し深刻な悩みに共感して、物語の中に入っていける。主人公が見たものを、自分も追体験しているようだった。
主人公の性格や、本のページ数、言葉の遣い方の優しさや丁寧な説明が、「9歳の壁」を超えにくい活字嫌いの男子たちをもトリコにしてくれそうです。おはなしSDGsのシリーズも、1冊を読み聞かせしたら、他のものも読みたい、これくらいなら自分にも読める、と思ってもらえたので、ぜひ、このサイエンスの存在も伝えてあげたい。
ただ、遺伝子工学の光の部分だけで構成されているのが、わずかにひっかかりました。
遺伝子治療の仕組みが子どもにわかるように、必要と感じる場面である家族の治療という形で説明されていて「ひみつシリーズ」みたいだと思いました。大人でもちょっとわからない人が多いのではと思われる遺伝子工学について、どのように行われているのか、なぜ必要なのかが説明されていてわかりやすかったです。
医療もですが、食糧問題としてもこれからさらに発展が求められる分野なので、子どもたちが興味を持つきっかけとしてよいと思いました。
ただ遺伝子組み換えに関しては、デメリットや不安なども問題となっている点にふれるところがあってもよかったのかな、とは思いました。
遺伝子工学というと、難しそうと思ってしまいがちですが、そこを上手に物語にのせて説明してあると感じました。ガンは遺伝すると都市伝説のように聞いていたのですが、この本を読んでその意味がわかり、納得できました。小学生から読めるような本で遺伝子について理解できるのはいいですね。
遺伝子工学について、こんなにわかりやすく教えてくれる作品ははじめてでした。
鍛人の衝動的なところ、安奈がぽっちゃり体型なところ。
どちらも遺伝だからどうにもならないと思っていたところから物語がはじまります。
遺伝って何? おばあちゃんのがん治療の「コンパニオン診断」って何?
遺伝子研究の最先端の研究所を見学させてもらうと、そこには光るマウスが。
読んでいくうちに遺伝・遺伝子を理解することができ、希望に満ちたラストが待っています。
まちがいなく、読んだ子の力になる本だと思いました。
身近な人の病気をきっかけに、自分の知らない世界に触れ、そこからまた何かが広がっていく。
特に小学生は友達、学校、家という社会のなかで生きているのでそこから先に興味を広げるのにありとあらゆることがきっかけになりうる。この本は、大好きなおばあちゃんの病気の治療法の選択という極めて大人マターの世界に触れることから遺伝子の存在、遺伝とそれを使った治療や組み換えなどを知ることと、またそんな子供の学びを見た大人の変化などがサラリと描かれている。
まるでノンフィクションのようである。
ぜひ、子供たちには自分から手に取って読んでもらいたいものだ。
興味の一端を開くために、まずは授業の時に話してみようと思う。
「ネズミが光るって知ってる?」