あやし、おそろし、天獄園
銭天堂番外編
廣嶋玲子/作 jyajya/絵
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刊行日 2022/11/21 | 掲載終了日 2022/11/21
ハッシュタグ:#あやしおそろし天獄園銭天堂番外編 #NetGalleyJP
内容紹介
銭天堂シリーズに登場した怪童が経営する遊園地「天獄園」。
その正体が、いま明かされる……。そのアトラクションの数々は、読者を恐怖につきおとす…!
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズに登場した「怪童」が経営する遊園地「天獄園」を舞台にしたスピンオフ作品。
観覧車、ジェットコースター、メリーゴーランド、天獄園のアトラクションは、一見どこの遊園地でもみかけるオーソドックスなものばかり。だが、銭天堂の紅子も「足をふみ入れないのがいちばん」と言っているとおり、そのアトラクションには、おそろしい結末がまっている。天獄園には、銭天堂シリーズで紅子の敵役となった「よどみ」も登場。怪童からスウィーツショップをまかされたよどみは、たたりめ堂時代のノウハウを生かし、悪意に満ちたお菓子をつくり販売する。
銭天堂シリーズよりも、ダーク色が強くなり、読者対象も高めに設定しているので、銭天堂を卒業した読者も楽しめる。
出版社からの備考・コメント
ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。
【ご注意下さい】
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おすすめコメント
【目次】
・プロローグ
・結びの観覧車
・地獄コースター
・闇憑きポップコーン
・とある駄菓子屋にて
・マダム・デビーの占いテント
・ミッシング・ゴー・ラウンド
・夜風横丁劇場
・エピローグ
【目次】
・プロローグ
・結びの観覧車
・地獄コースター
・闇憑きポップコーン
・とある駄菓子屋にて
・マダム・デビーの占いテント
・ミッシング・ゴー・ラウンド
・夜風横丁劇場
・エピローグ
販促プラン
【著者紹介】
作 廣嶋玲子(ひろしまれいこ)
1977年北海道生まれ。スロバキア在住。女子美術大学美術学科洋画・版画コースを卒業後、2004年から2006年までスロバキアのブラチスラヴァ美術大学に留学し、ドゥシャン・カーライ教授のもと版画学科サプリメンタルコースで学ぶ。2010年に、スロバキア民話を再話した初めての絵本『まるきのヤンコ』(福音館書店「こどものとも」)を出版。自作の絵本『ターニャちゃんのスカート』『いぶくろ』(どちらも「こどものとも」)『きつねどん』(ビリケン出版)のほか、絵を担当した作品に、童話『せなかのともだち』(萩原弓佳・作、PHP研究所)、絵本『キツネくんとツルくん』(木坂涼・作 PHP研究所)がある。
作 jyajya(じゃじゃ)
福岡県生まれ。モバイル事業を中心とした会社で、アプリ制作、コンテンツ制作、サイト運営に携わる。2011年にフリーデザイナーとして独立。現在は、イラスト制作などで活躍の場を広げている。絵本作品に『2ひきのすてきなおくりもの』文/廣嶋玲子(教育画劇)がある。
http://www.juno.dti.ne.jp/~jyajya/
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784036358502 |
本体価格 | ¥900 (JPY) |
ページ数 | 150 |
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NetGalley会員レビュー
またまた楽しませてもらいました。
ただより怖いものはない。と分かっていながら、ムカついてる時は冷静な判断ができなくて甘い誘惑に引っ掛かったりするんですよね?
毎回、このシリーズを反面教師にしながら自分は甘い誘惑に打ち勝つぞ!と思いながら読んでます。
その遊園地は、天国か地獄か…
招待チケットを見せられたら、誰も断れない。天国のように楽しく、そして地獄の場所、天獄園。
とある駄菓子屋の女亭主でさえも、足をふみいれないのがいちばんだという。
オーナーは長身で細身の男。シルクハットをかぶり、どうみても怪しいが、招待チケットを見た人は、どうしても断れず…
銭天堂のスピンオフ、期待して拝読しましたが、期待を上回る面白さでした。
天獄園で働いている人、他のアトラクションやお土産も気になり、こちらももっと読みたくなりました。
銭天堂もたまに怖いお話がありますが、天獄園はそれを上回るので、以前勤務していた中学校にあったら人気になるのでは、と思いました。
読ませていただき、ありがとうございました。
子どもたちが大好きな銭天堂。
全部ハッピーエンドではなくて、悪いことをすれば、しっかり罰が与えられるということが面白いといいます。
子どもも、こどもなりにたくさん考えていて、言いたいこともたくさんある。
けれども、我慢はできない、表現力もない、イライラしている子どもがたくさんいます。
スピンオフの天獄園、子どもにはエンタメとしてうつるのか、私には、本当にあったらあの子もこの子もいい子になるかもーという切実な希望すら抱いてしまう。
面白かったです。
銭天堂本編より毒強めな短編集。天獄園に行く前の状況と顛末は、あまり関係なくて、助かるか堕とされるかは紙一重な感じが妙にリアリティがある。いいコにいい結末を?となるほど世の中は甘くないのだ、と、子どもの読者がうっすら感じられるかな。
小学生は勿論のこと、中学生の中にも根強いファンがいる「銭天堂」シリーズに登場した、紅子とは対極の存在「怪童」が経営する遊園地に招待された6人が体験した怖い話。怖いものが好きな子どもたちには、好まれる話だと思う。勧善懲悪が明確で、今どきの子どもたちの心にも刺さると思います。
こういう笑うせぇるすまん的なブラックなお話は、小学生中学生に非常に受ける。
一話が小学校高学年くらいからの一人読書にちょうどいい量だし話もとても面白くワクワクしながら読める。
天獄園という遊園地が出てくるのもいい。子供たちの大好きな遊園地での、ちょっと怖い話。
そしてちょっと銭天堂が出てくるのもいい。
面白い物語を読むことで子供たちの想像力や集中力を鍛えられるので、どんどんこういった本をたくさんだしてほしい。
銭天堂の番外編だけど、銭天堂のちょっと怖いけど納得出来る話と違って悪意が強く押し出されている感じで、だから、「おそろし」なのかもしれないけど、なんだかなーと思ってしまって、私には、上手く入り込んできませんでした。