ぼくとお山と羊のセーター

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刊行日 2022/09/22 | 掲載終了日 2022/09/21

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内容紹介

なつかしい日本の風土を背景にした『ねぎぼうずのあさたろう』や『みずくみに』など、作者の創作活動の原点になっている少年時代の暮らしを描いた傑作絵本。


秩父の山間のたった3軒だけの集落で育った著者が、その子どものころの思い出を描いた絵本。畑を耕し、牛や鶏を飼い、自家製のお茶まで作る自給自足の生活の中で、育てた羊の毛で作ってもらうセーターを心待ちに過ごした1年を四季のめぐりとともに描きます。自然の息吹までが感じられる山の風景と、その山につつまれて、たくましく暮らす家族の姿には、たんなるノスタルジーをこえた、溌剌として生きることの喜びがあふれています。


なつかしい日本の風土を背景にした『ねぎぼうずのあさたろう』や『みずくみに』など、作者の創作活動の原点になっている少年時代の暮らしを描いた傑作絵本。


秩父の山間のたった3軒だけの集落で育った著者が、その子どものころの思い出を描いた絵本。畑を耕し、牛や鶏を飼い、自家製のお茶まで作る自給自足の生活の中で、育てた羊の毛で作ってもらうセーターを心待ちに過ごした1年を四季のめぐりとともに描きます。自然の息吹まで...


出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】
ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

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販促プラン

【著者紹介】

作 飯野和好(いいのかずよし)

1947年、埼玉県秩父郡長瀞町の山間にあった荒川沿いの3軒の集落に生まれ、少年時代を過ごす。セツ・モードセミナーでイラストレーションを学ぶ。「小さなスズナ姫シリーズ」により第11回赤い鳥さし絵賞、『ねぎぼうずのあさたろう その1』により第49回小学館児童出版文化賞、『みずくみに』により第20回日本絵本賞を受賞。作品に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ、『わんぱくえほん』『ハのハの小天狗』『桃子』『ふようどのふよこちゃん』『おならうた』『火 あやかし』などがある。

【著者紹介】

作 飯野和好(いいのかずよし)

1947年、埼玉県秩父郡長瀞町の山間にあった荒川沿いの3軒の集落に生まれ、少年時代を過ごす。セツ・モードセミナーでイラストレーションを学ぶ。「小さなスズナ姫シリーズ」により第11回赤い鳥さし絵賞、『ねぎぼうずのあさたろう その1』により第49回小学館児童出版文化賞、『みずくみに』により第20回日本絵本賞を受賞。作品に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784033502502
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

山の子、飯野和好さん。子ども時代の暮らしぶりを描く筆のたくましさに惚れ惚れ。
大人はもちろん、子どもたちも自分にできる労働(それは決して手伝いなどという柔なものではなくて)を日々こなす。自給自足が基本。家で飼う羊の毛で編んでもらうセーターとは、なんとも贅沢で心躍ること。しかも、毛を刈るまでの時間、刈った毛を縒って染めてもらう間、ずぅっと楽しみは続く。誇らしかっただろうなぁ。自分で世話した羊の毛だもの。嬉しかっただろうなぁ。達成感抜群で。
みずみずしい少年時代。山暮らしの苦労を超えた生きる喜びが伝わってきます。

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ああ、いいなあ。うらやましいなあって思いました。
自分の小さい頃の思い出を、しかも家族の思い出を、一冊の絵本として描きあげることができるなんて。
飼っている羊の毛でセーターを作る、そんな生活をしている家族がいたという驚き。
蚕はいっぱいいっぱいいて、むしゃむしゃ食べているし、自分とは異なる地方での異なる生活を知ることもできて、
すごく面白くて、楽しかった。
ノスタルジックなだけでなく、そういって生きてきた育ててくれた家族への感謝も強く感じた。
よくある優しい、かわいい絵柄ではなく、重みのある豊かな筆致で、
何度も何度も読み返したくなる絵本でした。
ありがとうございました。

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懐かしい羊の匂いと、もこもこした毛に掌を埋めた時の温かさを思い出す。
でもそれは自分のための羊ではなかったので、ぼくのセーターになる楽しみと嬉しさはひとしおだろう。

主人公の生き生きとした生活は、今なんでもコンビニやスーパーやどの地方でも同じお店の並ぶショッピングモール(それはそれで貴重な存在だが)にて手に入る生活から見るとかけ離れている。
だから憧れる。生活に緑や季節や香りが立ち上っているのがこの絵本から感じられる。

そう、飯野和好さんの絵本は空気と匂いを感じられる絵本なのだ。この本に限らず。

そして今回もその世界を堪能させていただいた。貴重だ。

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優しくノスタルジーな雰囲気が漂う。飯野さんが子ども時代に過ごした豊かな時間を、おはなしというかたちで覗かせてもらうしあわせ!僕が暮らしているのはかなり山間部なのだろう、上から下から、さまざまな視点で高低差を感じさせてくれる構図が楽しい。山での自給自足の生活、共に暮らす動物たち、穏やかな家族の表情がとても細やかに明るい色彩で描かれる。出来あがったセーター、暖かかっただろうなあ。

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昔の小学校の図画工作に出ていた絵が そのまま本になったような絵本でした。
お山の生活1年が 生き生きと描かれています。
この本を読んでいて そういえば 昔は蚕を飼っていた農家があったなあ、蚕、怖くて触れなかったなあ、と色々昔を思い出しました。
ところで 羊さんの毛でこしらえるセーター、あったかそうですね。

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これはぼくが小学校の頃のおはなしです
とはじまる。画面いっぱいに広がる、目に飛び込んでくる、豊な色彩と「なつかしい日本の風土」と表される、山の光景。
茅葺き屋根があって、ただいまーと帰って来ると土間があって囲炉裏があって。たくさんの動物たちに囲まれていて。とうちゃんかあちゃんじいちゃん、家族ははいつもお外で働いていて。羊を飼っていて。
帰ったかー羊を上の草場に移しといてくれーー
と山の斜面から飛んでくる家族の声。
春夏秋冬の山の風景。夏には蚕。
そして、ぼく、は、今度作ってもらう予定のセーターに思いを馳せる。
すごい。。。
そこで登場する、毛糸屋さん。
毛を刈られる羊さん。
そしてでき上がるのが、叔母さんが機械で編んでくれた、ぼくのセーター。
巻末にはセーターをきた、ぼく、の写真もある。

埼玉県秩父郡長瀞町、の原風景だということ。

誰にでも一見の価値ありです!!

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話自体は、そう複雑なものではなく、主人公の少年が飼っている羊の毛でセーターを編んでもらうというものです。しかし、家は大家族で、羊や鶏、蚕などを家で飼っています。牛小屋だってあります。そして主人公の少年は、学校から帰ると家のお手伝いをしています。ある年代以上の人には懐かしい、昭和の農村風景が広がっています。絵柄も、それにあわせて、かなりレトロな感じです。最後に著者の小学4年の時の写真があり、その年が昭和31年ですから、古き良き時代の日本の風景なんでしょう。あれから日本は大分変りました。もはやこのような家はないかもしれません。ノスタルジーをくすぐるような話でした。

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今の時代を生きる子供たちには昭和の山の生活はどう映るのだろうか。
物を作ったりそれを売ったりする一次産業二次産業の分野は、
会社とか外国で行われているっていう感覚がほとんどだと思う。
自分がモノを欲しいなとか、お金を得る手段って何かなって考えたとき、
自分の家でコツコツと昔はやっているところが多かったんだよと、
時代を伝えることができる本だと思いました。

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ポツンと一軒家にでてきそうな生活ですね。
ひつじをとても大事にしている様子がよくわかりました。
このころは、子供も生活のために積極的に親を手伝ったのですね。
昔の暮らしを知るうえで、素敵でわかりやすい絵本です。

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