ただ捕まえるという行為を紐解くとさまさまな分野の研究になると知り目からウロコでした。
その対象をより深く理解するために対象を観察するだけでなく周辺の環境、似た生物と比較研究すること。
また一見残酷にも見える「食べる」という行為にも理解の助けになること。
なかなか野生動物を「食べる」ということはハードルが高いけれど身近な生物の観察にも使えると思いました。
どんなことにも言えますが「諦めないこと」が一番大事ですね。

面白そうな内容なので、リクエストしました。
貴重な経験を読みやすく本にされているのは、楽しくてよいです。
写真も多くのせられてて、読み応えがあり、著者の方の情熱は伝わりました。
生き物好きな子どもは、ワクワクすると思います。
イラストもわかりやすく、かわいくて良かった。

表紙のイメージとは、違うなと感じたのは、すべての写真での、著者の方の表情か？
自分アピール？がすごい。。。。お子様むきなら、これでいいのかな。

内容には大変興味があったのですが、編集の仕方しだいで、
大人も楽しめる読みたい本になった気がします。。。

貴重な原稿をありがとうございました。

冒頭のグリーンイグアナを追う、章を拝読。予備知識なしで読み始めると、著者の探究心と行動力が直に伝わってくる。何かに興味を持つということは、教科書のように丁寧に分野が分かれていたりするものではない、ということはうんうんとうなづける。多角的に考えて物をみて調べること。
やっと出会ったイグアナに魅惑されてしまう様も描写からよくわかる。
・・・・それを食べてしまうところが衝撃だった。
子供たちの冒険心が刺激されることでしょう。

最近は生物多様性の保全が叫ばれている。確かに昔に比べて多様性は減っている。実際子供の頃にはありふれていた生物も、最近は見ることがほとんどなくなった。しかし、世界にはまだまだ面白い生物が溢れている。このネットギャリー版はお試し版なので、石垣島のグリーンイグアナハントしか載っていないが、実際の本には、この他にもたくさんの動物をハントした話が掲載されている。しかし、1世紀後には同じことができるのだろうか。人間は増え続け、それだけ環境を汚染する。また、食物として食べられてしまうものも多い。そう考えるとなんだかちょっと悲しい気持ちになってしまう。