おもちゃ屋のねこ

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刊行日 2022/05/21 | 掲載終了日 2022/05/31

ハッシュタグ:#おもちゃ屋のねこ #NetGalleyJP


内容紹介

このねこは、魔法のねこ?

大おじさんのおもちゃ屋にやってきた不思議なねこと、小さな木箱をめぐって、女の子と大おじさんとそのまわりの人々が織りなす、心あたたまる物語。


◇イギリスの大きな文学賞、コスタ賞の児童書部門を受賞するなど、高い評価を受けている作家が贈る珠玉の一冊。

◇人気絵本作家くらはしれいの味わい深い挿絵をたっぷりと入れました。

◇訳者は、スタジオジブリによって映画化された児童文学『アーヤと魔女』や、『大魔法使いクレストマンシー クレストマンシーの魔法の旅』を訳した田中薫子。

◇小学校中学年から


ある日、大おじさんのお店にやってきたのは、あざやかな明るい緑色の目をした、かしこそうなねこ。その日から不思議な出来事が、次々に起きて……?

このねこは、魔法のねこ?

大おじさんのおもちゃ屋にやってきた不思議なねこと、小さな木箱をめぐって、女の子と大おじさんとそのまわりの人々が織りなす、心あたたまる物語。


◇イギリスの大きな文学賞、コスタ賞の児童書部門を受賞するなど、高い評価を受けている作家が贈る珠玉の一冊。

◇人気絵本作家くらはしれいの味わい深い挿絵をたっぷりと入れました。

◇訳者は、スタジオジブリによって映画化された児童文学『アーヤと魔女』...


販促プラン

【著者紹介】

作者:リンダ・ニューベリー(Linda Newbery)

1952年イギリス、エセックス生まれ。8歳のころから作家をめざして物語を書きはじめる。いつも物語を書いたノートを自分の洋服ダンスに隠していた。国語の教師をしながら、作品を出版社に持ちこむようになり、1988年YA小説でデビュー。『Set in Stone』(未訳)でコスタ賞受賞、『The Shell House』『Sisterland』(共に未訳)がカーネギー賞最終候補に選ばれるなど、その作品は本国で高い評価を受けている。日本で紹介されている本に、『緑の精にまた会う日』(徳間書店)がある。


訳者:田中薫子(たなかかおるこ)

慶應義塾大学理工学部物理学科卒業。訳書に、「バンダビーカー家は五人きょうだい」シリーズ、『大魔法使いクレストマンシー クリストファーの魔法の旅』『同 魔女と暮らせば』『同 魔法の館にやとわれて』『同 キャットと魔法の卵』『アーヤと魔女』『賢女ひきいる魔法の旅は』『魔法使いの卵』『時の町の伝説』(以上、徳間書店)などがある。


画家:くらはしれい

イラストレーター・絵本作家。絵本や書籍の挿絵、パッケージのイラストなど幅広い分野で活躍。オリジナルのグッズ販売も手がける。絵本に『レミーさんのひきだし』(文:斉藤倫、うきまる/小学館)、『王さまのお菓子』(文:石井睦美/世界文化社)、児童書の挿絵に『クーちゃんとぎんがみちゃん ふたりの春夏秋冬』(作:北川佳奈/岩崎書店)がある。

【著者紹介】

作者:リンダ・ニューベリー(Linda Newbery)

1952年イギリス、エセックス生まれ。8歳のころから作家をめざして物語を書きはじめる。いつも物語を書いたノートを自分の洋服ダンスに隠していた。国語の教師をしながら、作品を出版社に持ちこむようになり、1988年YA小説でデビュー。『Set in Stone』(未訳)でコスタ賞受賞、『The Shell House』『Sisterla...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784198654702
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

是非、是非、大人が読み聞かせてあげてほしい物語絵本。
英国作品らしく、とにかく上品というか、SPY×FAMILY的にいえば「エクセレント!」な仕上がりです(^^;)。
かわいらしくて、神秘的なネコちゃんと、人のいいおもちゃやのおじさん、そして、ちょっと気の利いたかわいい女の子とくれば、もうワクワクしてきますよね。
魔法使いがでてこなくても、ストーリー性のみごとさが、ちゃんと物語に魔法をかけている。まさにそんな感じです。
大人が読んでも、途中、ちょっとミスリードさせるような登場人物、事件もあって、そのオチを読んで、「ああ、そんなこと考えるような大人になってしまったんだなあ」としみじみ、思ってしまいますよ。
翻訳ものには、片仮名名が、子どもたちの読み手を躊躇させてしまう傾向があります。登場人物リスト絵なんかがあるとさらによかったかなあ。でも、この本はとにかく読み聞かせてほしいと思うので、これはこれでいいのかも。
翻訳もいいし、絵もいいですよ。この作家さんのほかの物語も読みたくなりました。

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ふらりと、テオおじさんのおもちゃ屋にあらわれた「クルリン」。ねこは自分で住むところを決めると言われる通り、おもちゃ屋「テディとメイ」に住みつきました。ショーウインドウやら棚やら、好きなところでちょこんおさまる姿は、まるで売り物の人形のよう。毛並みもふわふわしてて、なんか魔法だって、こっそり使えそうです。
西洋でしあわせをよぶといわれる ” べっこうねこ ” のクルリンがまさにお客さんを呼ぶように不思議な「いいこと」が相次いでおこりはじめました・・・
テオおじさんは亡くなったしっかり者のメイおばさんと始めたこのおもちゃ屋が大好きです。商売には向いていないけど、おもちゃと、ひとのよろこぶのを見るのが大好きです。「人のよろこぶのが好き」だなんて純粋な想いの部分だけでは、生きて行くのは難しいけれど、純粋な想いのないおもちゃ屋なんて、ありえない!笑顔が生まれる場所。思いを込めて作られたものたちが、それを作った人の思いとぴったりのひとのもとに届く魔法の場所。それが、お店なんだと思うんです。今はちょっとテオおじさんのような人は生きづらい世の中かもしれません。だから、クルリンには、ひょっとしたらそんなテオおじさんを心配した、天国のメイおばさんの想いが、宿っているのかもしれませんね・・・クルリンを自分だけのねこにしたいと思ったハティだったけれど、人のよろこびやかなしみをちゃんと心の目で見て、一番いい答えをみつけます。自分の思いを通すだけじゃ、ホントにみんなのしあわせにはならない。ハティ、テオおじさん、クルリン、バジル、ローズマリー・・・みんな、素敵です。ありがとうございました。

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人気急上昇中のくらはしれいさんの上品なイラストがたっぷり。物語の世界を支えます。リンダ・ニューベリーさんの作品は『緑の精にまた会う日』しか読んでいませんが、邦訳は『おもちゃ屋のねこ』で2冊目なのですね。あとがきによれば、猫のお話はこれより先に3つあるそうで、できればそれらも読んでみたいなぁと思います。さてさて、物事にはなんでも相性というものがあるようで、テオおじさん、おもちゃ屋、そして、猫のクルリンは絶対的な相性のよさがあるようです。ふらりとやってきて、不思議にお客さまを呼び寄せ、おもちゃ屋の商売まで繁盛させるクルリンの存在感。ハティの思いとは裏腹に、クルリンが自分の存在感をいちばん見せられる場所はテオおじさんのお店だったみたい。なんだか秘密めいたローズマリーとバジルの二人組も、クルリンあっての自分たちの作品だと初めからわかっていたみたい。クルリンは誰のものでもない、「おもちゃ屋のねこ」として生きることを選んだのです。猫って不思議。絶対魔法が使えると思います。

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ハティのおじさんはおもちゃ屋さん。優しくてマイペースなおじさんですが、お店の経営についてはあまり向いてるとは言えません。でも、そんなおじさんが大好きな、しっかり者のハティ。
ある日、どこから迷い込んだのか、可愛らしくも賢そうな猫があらわれます。おじさんもハティもその猫が愛しくて仕方なくなり名前までつけます。しかも、クルリンは福猫!お客様を招き、怪しい行動をとる2人組を招き、さてさて…。
猫好きでなくてもクルリンの福猫っぷりはとても魅力的だし、なんといっても、ハティの頑張る姿が愛おしくなります。
くらはしれいさんのほんわかしたイラストが作品の面白さを倍にしてくれます!

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おもちゃ屋にある日突然やってきた猫と、人々の優しい物語。どこからやってきたのかわからないのに、とっても馴染んでいるのが、その猫のクルリンの不思議なところ。怪しい二人組が物語に不穏な影を落としますが、しっかり者ハティと優しい店主のおじさん、猫のクルリンのおかげで新たな局面が…くらはしれいさんの素敵な絵が、物語の魅力を引き立ててくれますね。

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「くらはしれい絵」とあり、これは読みたいと思った。表紙、扉のカラーイラストはもちろんだが、モノクロの挿絵もオシャレで素敵。
おはなしも、楽しかった。しっかり者で、よく気のつく女の子・ハティ。お人よしの大叔父さん・テオ。テオのおもちゃ屋さんに、どこからともなく現れた、賢そうな猫。怪しい服装で、買物もせずに長居する客。登場人物(猫)を並べただけでも、「これは面白そう」とわかるはず。不思議な猫クルリンが見つけた、居心地のいい場所はどこだったのか? 最後の挿絵に、ほっこり。
ところで、「人の足のあいだをくるり、くるりとまわるから」「クルリン」と命名、とあるけれど、原本の英語では、猫の名前は何なのかな。気になる。

#おもちゃ屋のねこ #NetGalleyJP

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ある日とつぜんおもちゃ屋さんにあらわれた、茶色と黒の混じった(べっこう猫tortoiseshell catとなっている)賢そうな緑色の目をした猫。おおおじさんのテオのお店のショーウィンドウに丸くなって寝ているので、ハティはぬいぐるみかなと思う。人なつっこく、みんなの足の間をくるくると回ることからクルリン(twister) と名付けられる。お店に自然にとけこんでいく。この猫があらわれてからというもの、おもちゃ屋さんとハティ、お店を訪れるいろんなひとびと。みんなの毎日が不思議な変化を遂げていく。
英国で高い評価を受けている作家さんだそうです。イラストも素敵です。

Shop Cat
Linda Newbery

#NetGalleyJP

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