こちらムシムシ新聞社 ギタイは天敵がつくる?
三輪一雄/作・絵
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刊行日 2022/04/25 | 掲載終了日 2022/05/02
ハッシュタグ:#こちらムシムシ新聞社ギタイは天敵がつくる #NetGalleyJP
内容紹介
ギタイの不思議をわかりやすくユーモラスなイラストで説いていく知識絵本。なぜここまでギタイをするのか? その疑問に迫る。
ムシムシ新聞社の自然科学部記者、七星あまみちくんは、読者からの質問に答える係でもある。今回届いた質問は「ギタイの虫について教えてください」というもの。メールに添付されていたのは、どう見ても枯れ葉にしか見えないガの写真。これはアケビコノハというガだとわかったあまみちくんは、早速ギタイの虫の取材へ! ギタイの種類や、恐ろしげなギタイ、一人ギタイのオンパレードのアゲハチョウなど、なぜここまでギタイするのか! 虫の世界のギタイは奥深い。そして、キーとなる言葉は「進化」だった。ギタイの不思議をわかりやすくユーモラスなイラストで説いていく知識絵本。
出版社からの備考・コメント
【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。
販促プラン
【著者紹介】
作・絵 三輪一雄 (みわかずお)
1959年大阪生まれ。東京造形大学絵画科卒業。著書に『石の中のうずまきアンモナイト』(福音館書店)、『ガンバレ!! まけるな!! ナメクジくん』『のんびりオウムガイとせっかちアンモナイト』『ぐるぐるうずまき』『ぼくたちいそはまたんていだん』『こちらムシムシ新聞社 カタツムリはどこにいる?』(偕成社)、『なっとうくん西へいく』(PHP研究所)、『サナギのひみつ』(ポプラ社)などがある。ライフワークは化石採集、ビーチコーミング、抜け殻集め。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784034372807 |
本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
虫の擬態についてとてもわかりやす説明されていて楽しく読むことができました。
三輪一雄さんの絵本は子どもたちにも人気があります。虫が苦手な子にもイラストなので、手に取りやすいと感じます。
図鑑で実物を確認することも大切ですが、最後のページに実物写真も少し載せていただけると嬉しいかな、と感じました。
本書はムシムシ新聞社の七星記者(ナナホシテントウです)、擬態について、色々な虫に取材するというもの。擬態には環境に自分を溶け込ませて目立たなくするものと、毒のある虫と似たような模様で、天敵に自分を食べたら危ないことをアピールしているものの2通りがある。この擬態というものは、考えて見れば不思議なものである。意思があるように思えない虫が、どうして何か他のものに似せることができるのか。
この本をきっかけに子供さんといっしょに、どんな擬態があるのか調べてみるのも面白いと思う。
三輪一雄さんらしい情報量の多さがありがたい。虫の擬態は、何で読んでも、いつ読んでも、好きで好きで、知っていることでもその度に感動です。擬態はもちろん天敵の目を欺き、自らの命を守るためですが、それが天敵によって進化させられてきたという考え方に、またまた「へえ〜〜!!」です。そして、攻撃することができない擬態のあり方であっても、「見つからない」ことで命をつなぐことができるというシンプルなシステムにまだ進化の余地があるなんてすごいと感じます。
昆虫、擬態ものは子ども達の人気のジャンルの一つだ。
この本は擬態について、なぜ、生き物は「ギタイ」をするのか、なぜ、「ギタイ」が生まれたのか、その理由を「七星くん」の取材によって解き明かしていく。ただ、そっくりだねとか、どこにいるのか探してみよう、で終わり、というだけでなく、自然界と生き物の関係性にふれ、進化とはただ単に変化することではなく、天敵の淘汰によって生き残ってきた結果なのだという進化論の一説を楽しく伝えてくれている。
こういう本を探していた。ブックトークなど色々活用したい。
読み聞かせできる科学の本だ。
これは楽しみながら生物の不思議というのかな、それを学べるのがいいと思いました。ギタイはみんな知っていても、こんな風に絵でわかりやすく説明されると、さらに理解度がましていいし知らない子も生物のことについて興味が出ると思います。
おもしろかった! です。
読む前に想像してたのとはぜんぜん違って、とっても読みやすいというか、まるで漫画を読んでるみたいにお話が進んで行って、それでいて、たくさんのことを順々に知っていくことができました。
テントウムシくんがかわいくて、虫たちの会議のシーンもついつい時間をかけて見てしまって、この本1冊で何時間も何時間も楽しめるんじゃないのかなあ。
それにしても擬態に絞ってこんなに、緻密で、かわいくて、夢のある絵本を作っちゃうなんて、作者さんってすごい才能なんだなあ。
ただ、は虫類嫌いなわたしとしては、へびくん系は遠慮したい。ちゃんと控えめにしてくれててよかった~。あれをリアルに描かれるともう、そこで閉じて、二度と開かないところだった。
小学生にプレゼントすると、その子はもしかして生物学者への道を歩き始めるかも。