おはなしSDGs 質の高い教育をみんなに 未来のハッピースクール計画!
井上林子 作/木村いこ 絵
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2022/03/07 | 掲載終了日 2024/03/31
ハッシュタグ:#おはなしSDGs質の高い教育をみんなに未来のハッピースクール計画 #NetGalleyJP
内容紹介
――みんな、勉強って好き?
六年生のみくるは、おこられたくないからしているけど、本当は、勉強なんか大っキライ! 最近は、学校と習い事がいそがしくてイヤになってきたし、仲良しだったミキちゃんも学校でみかけなくなってしまった……。
ある日とうとう限界がきて、習い事をサボリ逃亡。行きついた先の図書館で、一人で勉強しているミキちゃんにバッタリ!
ミキちゃんは、学級崩壊したクラスが嫌で、学校に行くのをやめたみたい。ミキちゃんにさそわれて「SDGs 未来計画コンクール!」に向けて夢の学校をデザインすることになったみくる。でも、どういう学校だったら、みんな楽しく勉強できるんだろう――?
出版社からの備考・コメント
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 4 質の高い教育をみんなに】
★刊行のものと内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方
下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。
○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方
○作品ごとに設けました外部サイトへのレビューのルールをお守りいただけない方
○フィードバック率の低い状態が長く続く方
-----------------
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。
おすすめコメント
猛獣をさけながら進まなければならない道のない通学路や、ずぶぬれになりながら川をわたらなければならない通学路が存在しているって、知ってた?
今の世界の学校の状況を知って「理想の学校とはなにか」話し合っていくうちに、SDGsの目標のひとつ「質の高い教育をみんなに」について考えられるような物語です。
───編集担当者より
猛獣をさけながら進まなければならない道のない通学路や、ずぶぬれになりながら川をわたらなければならない通学路が存在しているって、知ってた?
今の世界の学校の状況を知って「理想の学校とはなにか」話し合っていくうちに、SDGsの目標のひとつ「質の高い教育をみんなに」について考えられるような物語です。
───編集担当者より
販促プラン
★本キャンペーンは終了いたしました
【レビューキャンペーン「SDGsを広げよう! テーマ0~4」】
★
読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。
また、適したメディアやお持ちのSNSにもレビューを投稿いただき、多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく幸いです。
※ネタバレになるレビューはくれぐれもお控えくださいませ※
ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。
★★★★★
作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 販売部>まで直接お問合せをお願い致します。
★★
出版情報
ISBN | 9784065267660 |
本体価格 | ¥1,350 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
6年生のみくるとミキは親友。学校に塾に習い事に忙しすぎるみくる、学級崩壊でまともに教室で学べないミキ、それぞれが抱えた不満と現状を変えるため、市の主催する「SDGs未来コンクール」に出てみようと話し合う。SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」に即した「未来のハッピースクール計画」をふたりで考える。アイデアはどんどん出てくるけれど、「質の高い教育」の中身はなんだろう?偶然出会った本には、世界の子どもたちのさまざまな学校事情、教育の現状が赤裸々に書かれていた。学校に通えない子どもが3億300万人もいる。貧困、家計を助けるための児童労働や、女の子には教育は必要ないという考え方、紛争地域であるため、児童婚さえある。みくるとミキはさらにマララさんのスピーチにも心動かされる。学ぶことで開ける未来があること、平和の下で学ぶ必要性があること。誰もが楽しく安心して勉強できる環境を備えたハッピースクール計画を練りに練る。必要な学びを必要な時に。自分自身の人生を拓けるように。教育格差が厳然とある今、みくるとミキの願いが社会にフィードバックされるよう、大人たちが本気でバトンをつなごう。
かわいらしい表紙とうらはらに(いい意味です!😀)とても情報量が多く、SDGsのうちの一つに焦点をあてた物ながら、問題提起が多岐にわたり、多角的なものの見方を身につける、という、現実的にはとても難しい課題を主眼としているように感じる。
こういうテーマは往々にしてかたくなりがちで、教科書的なものになると、残念ながら途端に現実味が薄れてしまうものであると思う。
ここは、なるべく身近に感じられるように、どこにでもいそうな小学生の女の子の視点から、学校に行きたくなくなってしまった仲良しの女の子を心配して訪ねていく、という物語から説き起こす。とあるコンテストに一緒に応募しよう、という流れから、考え始める。まずは身近な問題、そしてたくさん調べることによって、それだけでは視点も情報も足りない、ということに思い至る。視野が広がっていく過程が描き出されている。文字が多いので、きちんと腰を据えてよむことに取り組める。
SDGsについて、物語を読むことで、関心を持ったり、こういうことなんだなと知ることができる1冊だと思う。
「質の高い教育」とは何かを、大人も改めて考えさせられる。
小学6年生のみくるとみきの2人が、SDGsの目標「4 質の高い教育をみんなに」にあてはまる未来の学校計画を考えるが、自分が今置かれている状況から考え始め、世界の子どもたちにも目を向け調べていく姿は頼もしい。柔軟な発想が本当に実現できたら、もっと穏やかで優しい世界になるのではないかと思わずにはいられない。