落窪物語

かわいそうな姫君と勇敢な侍女の友情と冒険

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刊行日 2021/12/20 | 掲載終了日 2021/12/26

ハッシュタグ:#落窪物語 #NetGalleyJP


内容紹介

姫と貴公子の恋、そして、その恋を応援する少女の活躍をえがく1000年前のシンデレラ・ストーリー。10世紀末、平安時代に成立したとされる中古日本の物語をポップな現代語訳でお届けします!


「あたしが、ひめさまを幸せにしてみせます!」

むかしむかし、継母にいじめられ、床が落ち窪んだ部屋で、こきつかわれるお姫さまがいました。しかし、その姫には、とっても心強い味方がいたのです。


姫とすてきな貴公子の恋、そして、その恋を応援する侍女の活躍をえがく1000年前のシンデレラ・ストーリー。

平安時代に成立したとされる「落窪物語」。薄幸の姫君と貴公子の物語とされる本作を、児童文学作家・花形みつるが姫君の幼なじみで侍女のあこぎを語り手に、現代によみがえらせました。

あの手この手で、姫を今の境遇から救おうとするあこぎの奮闘を、ポップに描きだします。果たして姫君の運命やいかに!

姫と貴公子の恋、そして、その恋を応援する少女の活躍をえがく1000年前のシンデレラ・ストーリー。10世紀末、平安時代に成立したとされる中古日本の物語をポップな現代語訳でお届けします!


「あたしが、ひめさまを幸せにしてみせます!」

むかしむかし、継母にいじめられ、床が落ち窪んだ部屋で、こきつかわれるお姫さまがいました。しかし、その姫には、とっても心強い味方がいたのです。


姫とすてきな貴公子の恋、そして...


出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。


販促プラン

【著者紹介】

編訳・絵 花形みつる(はながたみつる)

神奈川県生まれ。

『ドラゴンといっしょ』で野間児童文芸新人賞、『サイテーなあいつ』で新美南吉児童文学賞、『ぎりぎりトライアングル』で日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、『徳治郎とボク』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。作品に「荒野のマーくん」シリーズ、『アート少女』『Go Forward!: 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』など多数。

【著者紹介】

編訳・絵 花形みつる(はながたみつる)

神奈川県生まれ。

『ドラゴンといっしょ』で野間児童文芸新人賞、『サイテーなあいつ』で新美南吉児童文学賞、『ぎりぎりトライアングル』で日本児童文学者協会賞、野間児童文芸賞、『徳治郎とボク』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。作品に「荒野のマーくん」シリーズ、『アート少女』『Go Forward!: 櫻木学院高校ラグビー部の熱闘』など多数。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784037449902
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

とっても有名な古典、落窪物語を思い切って現代風に意訳した作品。日本版シンデレラとも言われる作品だけど、主人公が何にもしないのがちょっとね…と言われがちな本作。語り手を侍女のあこぎにすることで、何とも魅力的な冒険譚に仕上げてきました。凄腕! 欄外にちょこちょこ入っている註も、イラストがついていて分かりやすいです。古典の入門にはぴったりの本だと思います。にしても、平安時代のモテって、よくわからなくて逆に興味津々です。

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2021/11/25 「落窪物語」が、Netgalley「すぐ読み」で紹介されています。
表紙の可愛いイラストに惹かれて、即DLして読み始めたら止まらない。一気に読み終えました。

なんと、古典が軽いノリで読めちゃいました。(*^_^*)♪
テンポの良いストーリー展開、これでもかといういじめを受けながらも耐える暮らしの中で、
おそばに使える元気な女房(侍女)と か弱いお姫様の大冒険がはじまります。
 頼りになるのか!? イケメン王子とノーテンキな男子。
ちなみに、お姫様はおいくつ? 多分 16,7歳 いまなら ふたりとも高校生かしら。
・・・ 最近フィギュアスケートで活躍する選手たちの年頃ですね o(*'o'*)o

さて、いろいろ疑問が出てくる平安貴族のくらしのなかでも、この本で特に??なのは、ここ!
お姫様は ことあるごとに 上等な衣服を縫わされます。
それが、とっても丁寧でいいできだそうです。
当時の上流の女性は、琴や和歌などの他に 縫い物も子供のころから習ったんでしょうか。
もしかして、長年 お針子としてこき使われながら上達したの~。 涙;;
複雑そうな貴族の衣服を、徹夜で糸と針で縫う場面は、
 明かりも暗かっただろうし、見本もなかっただろうと考えると、すごいなぁと思ってしまう。
王子様と一緒にヒダを折る場面がありましたね。 (*^_^*)♪

★ ページの下にはわかりやすいイラストで、当時の官僚制度や暮らしの習慣などが解説されていて、なるほど!です。
★ 逆境とそこからの脱出、リベンジと一転しての孝行。 最後は仏教の影響もあるのでしょうか。(作者が変わった?うという説も)

超現代語訳、会話は今風。侍女の考えも現代の女性風なところも多いので、楽しく読めました。
・・・だからといって、落窪物語の古典を読み返す気にはならないけど。(*^_^*)♪

★ あまり馴染みのない古典の超現代語訳、他にも読みたいです!

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非常に読みやすかったです。著者があとがきで言っているのとほぼ同じ感じに、私も『落窪物語』を読んできました。懐かしさが止まらない。かよわい姫様には、遣り手の女房がいて初めて幸せになれるのですね。所々にある平安ライフの解説もgoodです。ここを入口に古典に興味を持つ子が必ず出てくる!

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古典を元に落窪と呼ばれる継母にいじめられる姫の日本版シンデレラな話。でも、いつか王子様が、的ではなく、姫に仕える女子・あこぎの機転や知恵で幸せをつかむ所がおもしろい。そして継母が同情の余地なしで悪役なので、後半の展開も胸が痛まない。ただ、書き方がくだけすぎていたのが自分にはどうしても馴染めなかった。おしいっ。

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高校生の時に読みたかった。
まるでシンデレラストーリーのような落窪物語。
マンガで出ていたり、ベースにほかのお話が作られていたり有名ですが、これ、高校生の時に読みたかった!
古典の背景もわかりやすく解説してあるし、とにかく読みやすくて面白い。
これをきっかけに古典の世界に浸れたらもう少し古典の点数もアップしたかもしれない!

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いわゆる、「継子いじめ」な物語。
ひめさまが本当に不憫で……。
あこぎがいいサポート役(というかほぼ主役)でした。
あこぎがひめさまを大切に思っているというのが、ひしひしと伝わってきました。
最後はハッピーエンドで一安心。でも、ひめさまは幸せに慣れていない印象を受けました。「わたしがこんなにも幸せになっていいのかしら」とまで言いそうで。
ひめさまが主人公だったら読むのをやめていたかもしれません。それほど、北の方からの継子いじめはツラかったです。
しかし、本書ではあこぎが主人公なので、明るい話になりました。

随所に当時の解説ポイントがイラストつきで設けられ、読んでて楽しかったです。

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美しく心優しい娘が継母にいじめられる。しかし誠を貫く姿に共感した周囲に支えられ、愛しい人と巡り会い、幸せな人生を手に入れる。
落窪物語ざっとまとめるとこんな感じだろうか。
どこかで聞いたことがありますね。そうシンデレラです。
何でもシンデレラに似たような話は世界中にあるとか。時代や場所は違っても同じような話がある不思議。人はいつの世も高貴なものに憧れる。幸せになる主人公を夢見ることで、現実の女の生きづらさを紛らわせてきた歴史なのかもしれない。
本作は落窪の姫付きの女房、あこぎの視点で展開される。高校時代に読んだ現代語訳は原文に忠実だったのかもしれないが、文体が固くなかなか馴染めなかったが、本作はあこぎの視点で伸び伸びと……ライトノベルの感覚で読み進めることができた。物語だけでなく、イラストで用語解説や平安の風俗解説があり、古典の導入書として最適。
同時にドラマや映画、小説の構成の原点はすでにこう言うところにあったのだと知る。古典を知ると俄然映画やドラマが面白くなってくる。出会えて良かった一冊だ。

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実はこの歳に(よいおばちゃんです笑)になってはじめて「落窪物語」に今作で触れることができました。
古典はなかなか手を付けられず、児童書のものならわかりやすく読みやすいかも?と興味本位で読み始めてみたのですが、とても面白かったです!
気がついたら夢中になって一気読みでした。
口語体で現代っ子にもわかりやすいように、本当に語り手のあこぎの話を間近で聞いているかのような感覚で楽しく拝読しました。あこぎと友達みたいな感覚、に近いでしょうか?親近感も湧きますし、なによりも個人的には余計に姫やあこぎに対しての情も湧きました(笑)。
この時代のしきたりや位など、説明も随所にわかりやすく入っていて何よりも助かったのは登場人物の名前に何度もルビを入れてあったところでした。馴染みのない時代の人物や物の名前はどうしても読み方を一瞬忘れてしまうことがあるため、ルビのおかげもあってサクサク一気に読了できました。

落窪物語、他の書籍ではどのような感じで現代訳されているものがあるのかも気になり図書館でも何点か探して読み比べてみたいなと思います。
何より、今回花形先生の文体に触れて先生の他の作品も読んでみたいなと思いました。
お子さんがいる方は、一緒に読んで楽しめる素敵な作品だと思います。

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パワフルでポジティブなあこぎの語りで落窪物語の全貌を読むと、古典も輝きをいや増す。
はるか昔に古典の授業で、あるいは問題文として、落窪物語の一部分を読んだことはありましたが、こんな物語だったのかと大満足の読後感。
姫さまがいい人すぎて頼りないような印象を受けますが、平安時代の姫君であればこれくらい奥ゆかしいのが正統派の姫君の在り方でしょう。
継母のモラハラ、パワハラに耐えに耐えて日をつなぐ姫さま。あこぎの水面下での八面六臂の活躍に胸がすく。
そしてまた結婚後の道頼さまの心憎いまでの復讐の数々にも溜飲が下がる。復讐後のフォローも万全、人の出来がすばらしい。
平安時代の恋の運び方や結婚の形態、貴族の階級、女房がキャリアウーマンであることまで、自然と頭に入ってくるのも嬉しい読書でした。

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わかりやすいイラスト入りの解説や、超現代語訳で、分かりやすく、楽しく読みました。あとがきにもあるように、作者のあこぎへの愛が伝わってくるようです。姫が幸せになることで、あこぎの苦労が報われてよかったです。他の古典文学もシリーズで書いてほしいです。

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落窪物語を思いきりカジュアルに訳して、今時の中高生に読みやすくした作品です。表紙の絵もかわいらしく、これなら古典に苦手意識がある子も手に取りやすいと思います。少しきわどい場面はありますが、ルビもあるので小学校高学年から読めそうです。姫さまは極端にか弱く、継母のいじめはこれでもかと言うくらいえげつないですが、その分、あこぎの活躍と道頼の復讐はスカッとします。惟成のチャラさと、あこぎに逆らえず尻に敷かれている様子が微笑ましくて良かったです。「あこぎのワンポイントレッスン」は絵や図で分かりやすく勉強になりました。この時代の道具や役職などがよく分かります。

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はじめて「落窪物語」に触れましたが、これは読みやすい!!一瞬でぺろりと読んでしまいました。本来だとあり得ないほど意地悪な継母にイライラが止まらないところを、この物語の語り手であるあこぎが読者に代わって怒ったり悲しんだりしてくれるので、楽に読み進めることができました。そして最後はしっかりやり返してくれて、すっきり。
面白おかしく書いてくださっていて、とても読みやすかったです。
ページの下に出てくる豆知識も、イラストありで可愛いしわかりやすかったです。
これはいろんな年代の方が楽しめそうです。面白い読み物をありがとうございました!

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平安時代の美しく優しいお姫様が、継母に粗末な部屋をあてがわれ、召使いの様な扱いを受けて辛く当たられるが、女房のあこぎに守られながら健気に生活し、遂には白馬の王子様に救いだされるシンデレラストーリー。8割方ルビあり、欄外のイラスト付き豆知識で中世の生活様式も知れる。

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サクサク読めて、物語としても面白いです。ページ下部のあこぎのワンポイントレッスンも、堅苦しくなく、良い意味でゆるい感じで頭にすっと入ってきます。古典アレルギーの人、古典に興味のない人におすすめの一冊です。

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作者さんと同じように何度か読んだ記憶はあるけれど、くだけた文体と分かりやすいイラストに導かれるように、一気に楽しんで読んでしまいました。あこぎさんの活躍はすごいし、親戚のおばちゃんとのやり取りにはクスっとさせられるし、古典が身近に感じられる作品です。装束の詳しいイラストや身の回りの調度品の説明も分かりやすいのが良いです。中学生でも楽しめそうです。

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普通に読んでたらなんだか難しくてよくわからなかった物語がめちゃくちゃわかりやすく読めてしかも面白い!
落窪物語ってこんなに面白いお話だったなんて。
もっと他のお話もぜひお願いしたいです。
教科書もこれじゃだめかしら?

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イラストが可愛い「枕草子」を蔵書に入れたら、けっこう4年生以上の女子が借りていくので、古典も読まれるなあと思っていたところ、楽しそうな「落窪物語」に出会いました。継母に虐げられていた姫が貴公子と幸せになるシンデレラストーリーが、お膳立てに奔走する侍女視点で描かれています。文章も現代語に崩されて分かりやすく、古典の入り口として楽しんで読んで欲しいと思いました。

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とても分かりやすく書いてあるので、子どもたちはとても読みやすい本だと思いました。分からない言葉があるとわかりやすく解説があるのもいいと思いました。はじめて古典を読んでみようと思っている人には良いと思いました。

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思った以上にポップでフランクな現代語訳でびっくりしました。ですが、そのおかげで古文だとなかなか読み進めることのできない物語がすらすらと頭の中に入ってきました。落窪物語って、シンデレラストーリーっぽく、今も昔も変わらない物語(王道?)ってあるんだなと安心しました。
表紙のポップさから、ターゲットを古文初心者に絞り込めそうです。初めて落窪物語を読む方の導入には丁度いいと思います。そこから古典に入っていければ……。「古文を読む」というハードルが下げられるのも魅力的な本だと思います。

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ポップな現代語訳、とのことでしたが、古文は何かと読みづらいのでいかがなものかと思っていました。なんと読みやすいことでしょう。そして、こんなに面白いお話だったとは!
これは、ぜひ、児童生徒に読んでほしい1冊だと思いました。
典薬助の手紙に対するあこぎの返事には爆笑しました。

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恥ずかしながらこの物語を知らなかったのですが、とても楽しく読めました。花形さんならではの文章が読んでいても気持ちよく、すっと自分の中に入ってきたように思います。他の古典もぜひ花形さんの文章で読んでみたいです。

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古典「落窪物語」子供向けに現代語訳されたものです。
侍女のあこぎの一人称で語られます。
とても分かりやすく、どんどん読めます。
欄外に平安豆情報もあり、難しいと思うことなく読むことができます。
他の古典も読んでみたいです。

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あの古典が手軽に読める。姫視点だと重くなりそうな話も、侍女視点なので、いっしょになって怒ったり笑ったりしながら読めます。古典好きな子供にも大人にも、更に受験生にもオススメです。高校生の頃に読んでおきたかったと思いました。

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古典の時間に習った、あるいは歴史の時間に題名や内容を覚えて終わりにしてしまったのか。こんなストーリーだったっけ、と、ハラハラドキドキしながら読みました。
あとがきからも学ぶものが多かった。深層のお姫様、といえば美しく響くが、実際は実母を亡くし、継母につらくあたられる不遇の姫、心優しく美しく働き者で縫い物の腕も抜群、非の打ち所がないお方がいじめられる!
。。だけではいまいち面白くない、感覚がわかるきがする。古典を読み込み、女房に語らせ、夫とふたりで狂言回し?の役割をつとめる書き方、が臨場感と複雑な感情が分かりやすく、楽しめた。

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平安時代のシンデレラストーリー「落窪物語」の現代語役、というか超女子語訳というべきか。継母に虐められている姫君ではなく侍女が主人公で、彼女が姫君の恋のために頑張る話。一人称で元気いっぱいで少女漫画のように生き生きとした文章。この文章も挿絵も著者なのがびっくり。隅っこにある平安蘊蓄も面白い。

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