ほんとのママはゴールドマリー

自身が持てないアイちゃん。
元気でおっきくて、ジャージ姿の明るいママ(99キロ）とは大違い・・・
参観日のままの声援に、逆に縮こまってしまいます。
あ～あ。
でもね、ほんとは自信なんて、なくていい。勇気があれば大丈夫。
勇気は目に見えないけれど、じつは、みんな、ちゃんと持ってる。
あとはそれを出すか出さないか。
でも、勇気を出すには、ちょっとだけ背中を押してくれる「きっかけ」がほしいよね。
偶然見つけたキラッキラのアイドル、ゴールドマリー。
実は、なんと、プロレスラー。彼女にまつわる謎が溶ける時、あいちゃんはその勇気の「きっかけ」をつかみます。
プロレスは頭で入っちゃいけません。胸の高鳴りのままに受け入れるなら、恐ろしいほどの勇気をもらえます。
爽快な展開と結末に、おもわず「ダアッ！」と右手を伸ばしてしまいました。ちょっぴり涙の結末でした。
ありがとうございました。

絵本ではありませんが、これは板橋雅弘さんの「ママ版」かな？
アイドルみたいなゴールドマリーの存在を知って、密かに憧れるようになったアイちゃん。
99キロの巨体のママの豪快な言動に、ちょっと参っているアイちゃんが、偶然知ったママの秘密。そして、ママのまっすぐな気持ち。ダイエット宣言したママと自分を強くすることを決意したふたりのがんばりは、清々しくも逞しい。心を強く、体も強く、変わるんだ！という気概がアイちゃんを成長させた。
もうブレない。そう決めたアイちゃんのひと夏の答え。
ママもアイちゃんも、かっこよかったよ！

小学校2年生のアイちゃんは、やせっぽちのはずかしがりやさん。体が大きくて元気いっぱいのママとは正反対です。家で見つけたアイドルみたいなゴールドマリーさんの写真。ほんとうのママはこの人なのかな？授業参観をきっかけにクラスでからかわれるようになったアイちゃんは、ダイエットするママと夏休みにトックンを始めて…

小さな時って、「私はこの家の本当の子供じゃないんだ…」って思うこと、誰でもあると思うんです。この感じと、憧れと、努力と、勘違いと、愛が詰まった作品です。
ただ、プロレス苦手な人にはちょっとツラいかもです。

授業参観に親が来るのが恥ずかしかった経験て結構多くの人がしているのでは？自分は両親の本当の子供ではないのではないかと悩む事も…。体が大きくて、いつもジャージ姿の母親をからかわれる主人公の女の子。アイドルのようなゴールドマリーがママだったら…。本当のママはゴールドマリーなのではと思い始める。親子で特訓を始める。ママはゴールドマリーみたいに、娘は強くなるために。娘の為に奮闘するママと、クラスメイトにからかわれてもやっぱりママが大好きな娘。ハートフルな作品。

タイトルだけで、少しドキドキする。
ほんとのママって何。。。
主人公は小2の女の子。授業参加のなんだか気まずい思い。理想と現実はいつも果てしなく遠くはなれてる。なんとなく周りを見渡して人と自分を比べちゃうのは子供も大人も変わらないだろう。隣の芝生はいつもあおい。ほんとは勇気ある女の子と、その家族の物語。

タイトルからどんな話か気になっていました。小2のアイちゃんは、ママが巨体で声も大きく、いつもジャージ姿なのが恥ずかしいと思っている。親の姿に対して不満が出てくるのは子供時には誰しもあると思う。そんなママには秘密があった。親子で特訓して目標に向かう姿、親子の絆が印象的な物語でした。