おしっこ、うんこはどこにいく?
中川ひろたか/作 カワチ・レン/絵
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刊行日 2021/11/04 | 掲載終了日 2021/11/10
ハッシュタグ:#おしっこうんこはどこへいく #NetGalleyJP
内容紹介
ぼくはトイレの水を流しながら、この水はどこへ流れていくのだろう? と不思議に思う。すると、お父さんが、「行ってみよう!」といって、2人で小さくなって、下水道の中に入り込みます。近所からも水が集まってきて、やがて水の再生センターへ・・・。
ぼくはトイレの水を流しながら、この水はどこへ流れていくのだろう? と不思議に思う。すると、お父さんが、「行ってみよう!」といって、2人で小さくなって、下水道の中に入り込みます。近所からも水が集まってきて、やがて水の再生センターへ・・・。
おすすめコメント
日常生活の中で、よくよく考えてみると、それってなんだろう?と不思議に思うことが多々あります。中川さんは、その素朴な疑問から想像豊かな絵本を生み出しました。ひとつのテーマやものにしぼって、それを掘り下げつつ、自然の不思議や人の文化にも触れるお話になっています。
小学校でも、教科書に水道について出てきますが、下水は詳しく学ぶことが少ないようです。使った水がどうなるのか?子どもたちも一度は疑問に思うことです。今回は、下水道という難しいテーマを、カワチさんが、カラフルに楽しく、美しく描いてくださいました。ぜひ多くの子どもたちに見てほしいと思います。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784752009870 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
タイトルからして子供の興味をひきそうだ、とめくってみた。ちょうどこのテーマについて大人の自分も少し考える機会があったので。
これはいい、この視点は皆が考えて然るべきなのに、気軽に読めてわかりやすいものがなかなかないように思う。
トイレに行った。レバーで水を流した。大抵はここで終わる、日常の一コマ。そこで「ん?これどうなってる?このあとどうなるどこへ行く?」と問うて見ること。
気にしていなかったけれど身近にある仕組み。これがないととても困ること。都会では体験することはあまりないかもしれないけれど、田舎では、浄化槽が普通なんだよ。そして、古い家屋では、昔からの汲み取りっていうところも実はあるんだよ。バキュームカーくるよ。
こういうことも、昭和を懐かしむ過去ではない、実際に使っている人もたくさんいるよ。
ここまで広げなくてもいいかもしれないけれど、気づかせてくれる本。
そして、さらに、こういう仕組みが実際はどうなっているか、っていうことは、災害時に初めて身近になることでもある。動かなくなってはじめてこんな仕組みに生活は支えられているんだと気づく。
なんてうつくしい、下水道の世界・・・
もしこれが、写真によるドキュメントなら、随分違った感慨を持つかもしれないけれど、子どもたちは、まず手を伸ばさないですよねぇ。
そこで、この絵本。
カワチ・レンさんの淡い色合いでさらっと描かれた世界に、中川ひろたかさんの遊び心はあるがムダのないことば。2人の作り上げた世界は詩集をを読むような軽やかで奥深い探検の時間をくれます。
「沈砂池」「第一沈殿池」「反応槽」・・・そんな難しげな施設の名前も覚えてみたくなる不思議!
しかし、やっぱり、こういうとき頼りになるのは、おとうさん!
おとうさんたち!先にしっかりこの絵本を読み込んで、こどもたちの「おしっこ、うんこはどこへいく?」に備えませんか!備えあれば憂いなし、”SHRINK DRINK"はナカナカ入手困難ですが、この絵本があれば大丈夫!
ちょっと、かっこよくインストラクターしてみませんか?
ファンタジーワールドin下水道。ありがとうございました。
下水道は 都市の重要なインフラのひとつ。実際に探検してみることで、使った水がどう処理されて廻っているのか、イメージしやすい。
水も無尽にある資源ではないので、使った水の再生は重要なことです。
一言も書かれてはいないけれど、立派なSDGs入門書であり、暮らしの中の科学書でもあると思います。
カワチ・レンさんのイラストがすてきです!
白かったとっても面です!
大人でも知らない処理場の名前も出てきますが、わかりやすくお父さんが説明してくれます。
マンホールがプラネタリウムのようになっているのは素晴らしいと思いました。
子どもだけでなく、大人でも楽しめる絵本でした!
最後のオチも面白いです!
現実の下水道などはあまり美しくないはずなのでどうなるのかと心配になりましたが、イラストとその色使いが楽しくさせてくれました。シリーズ化してもらいたいくらいです。こどもも興味を持ってくれるといいですね。こどもの感想がききたいです。
おしっこやうんこはどこにいくのだろう。そんなふとした疑問に答えてくれる絵本。
普段何気なく暮らしている「当たり前」の中に「科学」があるのだということをこの絵本を読んで改めて感じました。
イラストもカラフルでかわいらしく、とても読みやすかったです。
小学校高学年の長女は『学校で浄水場見学に行ったよ!』と顔を輝かせ、低学年の次女はすべてに興味津々の様子で時折質問をはさみながらも聞き入っていました。
もっと小さな子どもたちとも楽しく読み聞かせできると思います。
こちら、本のタイトルは「おしっこ、うんこはどこにいく?」かと思うのですが、ハッシュタグ等は「おしっこうんこはどこ『へ』いく」でよろしいでしょうか?
まず題名のストレートさに目を惹かれた。
どこへいく?
トイレで流された後下水道へ行くのは分かっていたけれど、どんな形で流れ、浄化され、どこへ辿り着いていくのかなんてほとんど考えたことがなかったから。
下水道なんてしかもきれいと縁遠いところなイメージでそれを分かりやすく絵本にするなんて…?
と読み始めたが絵が可愛い。そしてカラフル。こんな下水道なら私も覗きに行ってみたい!
お父さんが話してくれるのも分かりやすくストンと入る。
でもお父さん、色んなことを知っているのに、最後は…笑
ぜひ子ども達と読んで、水の廻りについて話してみたいと思わせてくれた絵本です。