よみもの なないろどうわ
真珠まりこ
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刊行日 2021/09/17 | 掲載終了日 2021/11/10
ハッシュタグ:#よみものなないろどうわ #NetGalleyJP
内容紹介
読み物の形になって新登場!!
真珠まりこが描く、7色の気持ちを伝える7つの物語。
赤いりんご、黄色の太陽、青い川…色をテーマにした物語が7つ。くま、うさぎ、さるが、怒ったり、はずかしがったり、うれしくなったり、いろいろな気持ちをわけあって、だんだんわかりあっていきます。気持ちについて考える本。
読み物の形になって新登場!!
真珠まりこが描く、7色の気持ちを伝える7つの物語。
赤いりんご、黄色の太陽、青い川…色をテーマにした物語が7つ。くま、うさぎ、さるが、怒ったり、はずかしがったり、うれしくなったり、いろいろな気持ちをわけあって、だんだんわかりあっていきます。気持ちについて考える本。
おすすめコメント
私は、色には不思議な力、魅力があると思っています。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫……虹の七色。
それぞれの色の魅力が感じられる本を作りたいと思いました。
ーーーー真珠まりこ
私は、色には不思議な力、魅力があると思っています。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫……虹の七色。
それぞれの色の魅力が感じられる本を作りたいと思いました。
ーーーー真珠まりこ
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784752009856 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
遊び心と、やさしさと、祈りの溶けあった、「なないろのどうわ」
それぞれの色のお話では、そのテーマになる色が主人公になる色使い。そして、その色から来るイメージがテーマになっています。あっ、くまさんも、うさぎさんも、さるさんも、それぞれの色でふちどられているのですね!
たとえば、あかいりんごのおはなしは、赤の色のイメージからの情熱や所有欲や怒りがテーマ。くまさんの「素敵なものをひとりじめにしたい気持ち」は、そんなに悪いおもいじゃないですよね。うそのない正直な気持ちですものね。それを盗られた!と怒るのだって、ごくごく、自然なこと。でも、もっと上手に、素敵なものを愛する方法を、友達のうさぎさんとさるさんと一緒に学ぶことになりました。なんて、すなおであたたかい物語でしょう。
青い川のお話では、現代の風潮にほんのりと、「くしゃみ」でお灸をすえてくれました。「くよくよばなし」はくせになるものね。くせはほおって置くとやまいを招くことも。やまいにならないうちにどうせなら「わくわくばなし」をしませんか?
なないろのどうわを読み終わると、それぞれの光は、みんな溶けあって、わたしの心が朝のおひさまの光のような放っています。こういうどうわをちいさいころすきでした。わからないけど沁み込むんです。
この「なないろどうわ」、ひとりじめにしたいけど・・・
たくさんのともだちと待つことにしますね!次作は、くまさんの目を覚ます春なのかな?ありがとうございました。
『なないろどうわ』が読み物になって新たに登場。
絵本でも色の持つ力を十分感じることはできましたが、さらに踏み込んだ色の解釈を落とし込んだお話は、くま、うさぎ、さるの気持ちの襞が伺えて色をめぐる感情を易しく理解することができると思いました。
虹の七色にまつわるそれぞれの色の持ち味と、3人のおしゃべりの中に潜む色から受け取るパワーが混じり合っていい感じ。
世界に美しい色があってよかったなぁ。世界を彩る色をちゃんと感じられることは幸せなことなんだなぁと改めて思いました。
真珠まりこさんの巻末の七つの色に関する言及は、色を大切に感じていらっしゃることがよくわかります。
絵本「なないろどうわ」を、真珠さんの講演会で購入し、サインもいただいている。大好きな作品♪
もしかしたら、続編が出たのかなと、飛び上がったが、落ち着いて内容紹介を読むと、「読み物の形になって新登場!!」とのこと。とにかく読んでみなくちゃとリクエストした。
絵本を手元に置いて、一緒にページをめくっていった。
内容は絵本と同じだったが、縦書きになったことで、「よみもの・童話」の雰囲気が一気に高まった。もともと、絵本には珍しい短編連作の形式で、童話の方が合っていると思っていたので、とてもいい。
くま、うさぎ、さるの3匹による、7つの色にまつわるお話。どの色にも、それぞれの魅力がある。3匹にもそれぞれの良さがある。「みんな ちがって みんな いい」そんな言葉を思い出す。
#よみものなないろどうわ #NetGalleyJP
表紙の絵の可愛さにひかれてリクエストしました。
色のイメージに合わせたストーリーの短編集。藍色や紫、橙色など、子どもに少しマイナーな色のお話があるのが印象的でした。
会話文で相手を呼ぶ時は「くまさん、うさぎさん、さるさん」となっていますが他の部分が、うさぎ 、くま、さると呼び捨てでストーリーが進行していくことに親しみが持てず個人的に気になって仕方ありませんでした。最後までそれが気になってしまいました。
虹の七色をテーマとした、どうぶつたちの物語。どうぶつたちのやさしさ、おもいやりなどに心を動かされるだけなるだけでなく、幼児や小学生特有の感情表現が挟まれることで子どもたちの共感を得やすい作品であると感じた。手書きの温かみが感じられる絵も良い。
読み物のかたちなって・・という紹介がされているので、読み物でないバージョンがあったのか、と思う。絵本の形ですでに世に出たものがあったのですね。そしてそして、そうか、もったいないばあさん、を描かれたあの方のものなのだ、と説明を読んで気づきました。気づくのが遅くて、とはあまり思わないことにします。それは、いろいろな物語を、たくさんの表現方法でつくりだされているのだと。
いくつかのいろとともに展開される物語。仕掛けは一番最後でわかります。
虹の7色にまつわる童話。くま、うさぎ、さるが登場。色にはそれぞれのイメージがあるが、色それぞれに意味があり、気持ちとしてそれが上手く表現されている。そしてどのお話もほのぼのしていて優しい気持ちになれました。それぞれの色の絵もストーリーにピッタリでした。世の中に色は大事ですね。
絵本から読み物に移行する時期の子どもにも読みやすく、鮮やかなそれぞれの色に纏わるお話が優しくて良い。大人にもしみるお話で、赤色の所有欲の話は、分け合ったほうが幸せ、だとか、オレンジの花の競争も、つるが絡まって誰の花だか分からないけど、沢山咲いて幸せ、だとか、仏教に通づる様なお話だと感じました。