漫画風なイラストと吹き出しで、小学生の子供が一人で読むのに最適な本。
吹き出しでわかりやすく説明が書かれているのでわかりやすいし、絵も見やすい。
ただ、ジェットコースターのスピードで読んでしまったので、ジェットコースターに乗っている人はちゃんと説明聞き取れたのかなと勝手に心配しました（笑）

いつもの中垣ゆたかさんのイラストのように、描き込みはぎっしりなのは同様なのに、今回はリアルな人体の内部を駆け抜けるスリルが加わって、ゾクゾクするような印象です。
毎日内臓にはお世話になっていても、この目で見ることはないので、その働きの確かさとともに、不思議な思いに囚われます。
各器官の機能も、子どもたちには記憶に残ることでしょう。
ちゃぁんとお尻まで描ききるところがすばらしい！

体の中をジェットコースターが通ります。
食道をを通り、胃を通り、、、、。
ジェットコースターの勢いを感じる絵本ですが、じっくり読んでも面白い絵本です。
女子よりは断然男子の食いつきがよさそうです。

マンガ風なイラストですが、人体の内部についてのそれぞれの臓器の働きも描かれているので、学びながら楽しめる絵本でした。スピード感あふれる擬音で描かれているのでスピード感もあり、本当にジェットコースターに乗っているよう。人体コースター、実際あったら乗ってみたい。お尻から出るってどんなかなあ(笑)。

福岡伸一氏によると、人体は空洞な筒らしい。この絵本は、身体の中をジェットコースターに乗って走り抜けるという斬新な視点。
口から入ってお尻、そのお尻から飛び出す圧はもちろんおなら。もう笑い転げる子ども達の様子が目に浮かびます。
その上、ちゃんと要所要所では、乗り換えたり、ヘルメットをつけたりと人体の中に入る人体にも気遣っているので、リアルでもあり、不思議さが増すとも。
細かく何度も読み返すのが大好きな子ども達にとって、面白くかつ、ためになるという一冊です。

2021年08月14日 記

2021/8/13　Netgalley　で　DL　　
8/14　　読み始めて、一気に読み終わる

表紙を見て、面白そうだと思ったけれど　イマイチつまらなかった。
（どうやら　私は　子供ゴゴロを失ったようです・・・。）

体の中のことを知らない子どもたちには、強烈な絵が興味をもたせるきっかけになると思います。