わたしたちと世界の生きもの100
サイモン・バーンズ 作 / フラン・プレストン=ガノン 絵 / 鳥見真生 訳
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刊行日 2021/10/20 | 掲載終了日 2023/03/31
ハッシュタグ:#わたしたちと世界の生きもの100 #NetGalleyJP
内容紹介
【本文一部抜粋版】
地球で暮らす生きものは、人間にどんな影響を受けてきたのか!
100種の生きものの歴史をたどりながら、その実態を解き明かした新しい切り口の図鑑。
私たち人間は動物です。ほかの何百万種という動物といっしょに同じ地球に住んでいます。
太古の昔から、人間は様々な動物と出会ってきました。食べ物や乗り物になってくれる動物。襲いかかってきたり、病気を媒介する動物もいました。
人間がいる影響で数を増やしている動物もいれば、減らしてしまった動物もいます。
この本は、世界各地の100種類の動物が、人間にどう影響されてきたかを絵とともに表したものです。
人間の影響で多くの動物が数を減らしています。でも、私たちは動物を守りたいと思っています。
どうしたら、動物と人間はうまく共存していけるのでしょうか。
家族やクラスメートといっしょに、考えていきましょう。
SDZs学習に適した動物図鑑です。
今回、ご紹介する本文は、データ量の関係で本編の3割程度とさせていただきました。
出版社からの備考・コメント
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 15 陸の豊かさも守ろう】
児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 15 陸の豊かさも守ろう】
販促プラン
【本キャンペーンは終了いたしました】
・2月レビューキャンペーン「SDGsを広げよう!テーマ12~17」(NetGalley Japan主催)
【本キャンペーンは終了いたしました】
・2月レビューキャンペーン「SDGsを広げよう!テーマ12~17」(NetGalley Japan主催)
出版情報
ISBN | 9784751530573 |
本体価格 | ¥2,700 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
世界各地の100種類の動物たちのことを学びながら、わたしたち人間との共存を考える図鑑。
すでに絶滅した動物も含め、絶滅が危惧される動物の紹介には、都度どっきりしてしまう。
蚊など人間に病気を媒介する生き物でも、ヒトに悪影響を及ぼす殺虫剤の使用は禁止するなどの策を講じているし、ヒトの暮らしを荒らすネズミも、害とみなしても一方で遺伝子の利用で新薬の開発などには必要な生き物であると説く。
生き物と人間のよりよい関係をこの先の未来に託すのでは遅い、そういう警鐘を鳴らすいい図鑑だと思います。
解説を読みながら「そうなんだ?!」と何度も声をあげてしまいました。生きものを人間との関係からとらえた、歴史と環境の視点を取り入れた図鑑です。
生きものは全体的にかわいらしく描かれていますが、過剰なデフォルメはなく、背景の景色も含めた色使いが美しいです。それにより、一部の敬遠されがちな生きものも見やすくなっていると思います。ルビがありますが、内容的には小学校低学年には難しいかもしれません。
環境学習以外にも、歴史、家庭科、国際情勢など、利用方法はいろいろありそうです。
世界の生きものへの導入にぴったりの本で、イラストも素敵でした。
ただ、学校図書館という枠で考えると、イラストだと低学年向けになりがちです。
でも、字がとても小さくて、なかなか読める子はいないと思うので、少し残念です。
大き目な字の部分があると嬉しいです。
じっくり読める子には、ふりがなさえあれば、小さな字も大丈夫だと思います。
可愛いイラストで、沢山の動物が紹介されています。でも、どんな場面で活用できるのかイメージが湧きません。調べ学習には、知識量が少ないし、リラックスタイムに読むには取り上げられている動物に統一性がななくて寛げない。
鮮やかな色使いと2ページの見開きによる見やすい構成で動物たちへの関心が広がります。
絵でも生き生きとした姿が伝わり大人が読んでも楽しいですね。
読み進めるうちに動物たちに囲まれた気分になりました。
毎日の生活のなかで、我も動物でありまた世界にたくさんの生き物が生きていることを忘れがちであることに、この本を開くと気づく。
柔らかな背景に描かれた、特徴を捉えた動物たちの絵と、簡単で深い解説。なんとゴキブリについてまで言及されている。
猫はあのゴロゴロ音で人間の社会に溶け込み、自分で食べ物を取り共に暮らすようになったというのに納得。
私たちは、生き物の営みの頂点に君臨していると驕り高ぶってはいないだろうかと、それぞれについて読むとハッとさせられる。
動物の図鑑というと、純粋にその動物の生態学的特徴にフォーカスを当てたり、数々の細かい種類を紹介するタイプのものをよく見かけます。
しかしながら本書はそうではなく、ある程度の生態学的特徴に触れつつも、人間とその動物との歴史的関係性に対して、より重きを置いた紹介がなされている図鑑です。
人間にとって身近な動物が100種類ほどピックアップされています。身近という事は、それだけその動物と人間の間にも、歴史的なドラマがあったという事です。こういった観点からアプローチした児童向け図鑑は非常に新鮮で、大人の私も思わず食い入って見てしまうほどです。
本を開けた瞬間、色彩豊かな動物たちの姿が飛び込んできます。一瞬、低年齢向けの、やさしいほんわかとした本なのかと思わされますが、読み進めると、なかなか硬派(悪い意味ではなく)な内容を含んでいます。
暖かなエピソードもある一方で、悲しいエピソードの紹介もあります。そういったものをひっくるめて感じとりながら、これから先の時代、人間と動物がどう共存していけばよいのかを考えるのに、とてもよい本だと思います。
図鑑とありますが、道徳教育であったり、情操教育としての本という側面も感じられます。
小さい子は絵を中心に楽しみながら、親御さんに開設してもらいながら読むのが良いと思います。
少し大きくなって文字が得意になった子は、興味の赴くままにどんどん読み進められるかと思います。
世界には色々な動物がいる。本書にはこのうちの100種類を紹介している。ただし動物と言っても、哺乳類や鳥類のみならず昆虫なども紹介されているが、地球上には、もっとたくさんの動物がいる。植物も含めればその数は一気に膨れ上がるので、生きものとタイトルについてはいるが、この本には動物しか掲載されていないのだろう。本来は100種類の動物が紹介されているが、このNetGalley版には30種の動物が紹介されている。既に絶滅した動物も紹介されているし、希少な動物もいる。ほっておけば、もっともっと絶滅する動物は多いだろう。
使い方としては、子供さんといっしょに、これはどんな動物かなと、色々問いかけるといいと思う。理科離れが叫ばれている昨今だが、こういった本があれば子供さんたちは生物に関する興味が増すのではないだろうか。