うたうラッパ貝がら
ミッチの道ばたコレクション
如月かずさ/作 コマツシンヤ/絵
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刊行日 2021/08/10 | 掲載終了日 2021/08/10
ハッシュタグ:#うたうラッパ貝がら #NetGalleyJP
内容紹介
ミッチが 海でひろったのは にじいろにひかる 貝がら。夜になると 貝のなかから ちいさなうたごえが きこえてくる。いったい だれの こえなのかな?
ふしぎな ともだちとであう シリーズ第3弾!
ミッチは、花の種やきれいな石ころなど、道ばたでひろったものをコレクションしています。
ある日、家族であそびにいった海で、きれいな貝がらをひろいます。ラッパに似たかたちで、にじいろにひかる貝がらです。ミッチはすっかり気に入って家にもちかえり、机にかざります。
夜になると、なんとその貝の中から小さなうたごえが聞こえてきました。ミッチは、うたごえのぬしと、ともだちになりたいと思うのですが……。
出版社からの備考・コメント
【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。
販促プラン
【著者紹介】
作 如月かずさ(きさらぎかずさ)
1983年群馬県生まれ。『サナギの見る夢』で講談社児童文学新人賞佳作、『ミステリアス・セブンス』でジュニア冒険小説大賞を受賞。作品に「ミッチの道ばたコレクション」「怪盗王子チューリッパ!」、「パペット探偵団事件ファイル」、「なのだのノダちゃん」シリーズ、『カエルの歌姫』(日本児童文学者協会新人賞)、『給食アンサンブル』などがある。
絵 コマツシンヤ(こまつしんや)
1982年高知県生まれ。漫画家・イラストレーター。2004年に「睡沌気候」でデビュー。同年、アックスマンガ新人賞・本秀康個人賞を受賞。漫画に『睡沌気候』『8月のソーダ水』『午后のあくび』など、絵本に『カタツムリ 小笠原へ』『ミライノイチニチ』などがある。
NetGalley会員レビュー
こんなに素直なお話が、今、日本で、ちゃんと、生まれているんですね!
嬉しくて、ノンストップに読んでしまいました。挿絵もお話にピッタリの優しさです。
「もしかして、ことばがしゃべれないの?」
女の子がまた こくりとうなずいた。
ーーーーうたえるのに、ことばは しゃべれないなんて
そういうことも あるんだなあ。
ミッチとあおちゃんの優しいやり取り。ホント、美しいです。
自分には不思議なことも、す~っと受け入れられるミッチ。
きっとお父さんお母さんもそうだから。す~っと包み込むように、そばでミッチを見ていますものね。
子供が読むそのまえに、どうか、お父さん、お母さん、こっそり先に読んでみてください!
そして、お子さんのそばで、お子さんの声を素直に聞いてあげてほしい・・・そんな気持ちになりました。
ありがとうございました。
ミッチ君が拾う物には魔法がかかっている。いつだかは“まじん(魔神)”が出てくるボタンを拾っていた。今回は虹色に光る貝がら、何が起こるのでしょう。
ミッチ君の善良さにほぐされつつ、摩訶不思議な話に真剣さと好奇心で耳を傾ける彼の両親に憧憬を抱く。心にえくぼ、やさしさの浮遊、清涼感に包まれた。
「ミッチの道ばたコレクション」シリーズ3。
今回は、海で拾った不思議な貝殻。貝殻から聞こえてくる美しい歌の歌い手をどうにかして知りたいミッチの夜毎の粘り強いアプローチ。
繊細で、怖がり、引っ込み思案な女の子。寄り添うように一緒に歌を歌い、気持ちを重ねていくミッチ。
どうにかして出会いたいと願うミッチのまっすぐな気持ちが通じるシーンは、ミラクルで、とてもファンタジックです。
小さな女の子の世界が開けた時、魔法はもう解けかかっていたのでしょう。
誰かの支えがあれば、願うことへと一歩を踏み出せるということが、本当に温かく描かれているのがすてきです。
ブルーを基調としたコマツシンヤさんのイラストは、今の季節にもぴったり。
きれいなものが好きなミッチの世界がまたひとつ広がりました。
ハート型の石が特別だったり、きれいな貝殻に心奪われたり……傍から見たらガラクタなものが宝物になったりする気持ち、懐かしくなりました。
ミッチの人の気持ちに寄り添う優しさや素直なところが本当にかわいい。
個人的に、「両親が宝物のことを知っていて、それに協力している」というのがこの本の魅力の一つだの思っています。
頼れる大人・理解力の高い大人が身近にいる、そのことがこどもの勇気につながるのだと思います。
優しい色味の表紙に惹かれました。
以前から気になっていたのですが、もう3作目とのこと。
まだ読んでいなかったので、これからチェックさせていただきます。
物語も優しいファンタジーで、小学校の2,3年生におすすめしたいなーと思いました。
道ばたで見つけた素敵なものを拾っては、道ばたコレクションに入れる少年ミッチ。
今回入れたのは、砂浜で拾ったラッパ貝の貝がら。その夜、その貝がらから、女の子の歌声が聞こえてきた……。
ミッチの言葉を疑うことなく、アドバイスするお父さん、優しく見守るお母さんが素敵。
我慢強く、丁寧に接して、女の子との友情をはぐくみ、女の子のために手助けするミッチも、とても素敵。
コロナ禍で、海水浴や潮干狩りなどにも行きにくい今、読書を通して、それらを間接的にでも体験できるのはいいと思う。
シリーズ第3弾とのこと。早速、1・2を読んでみたい。
コマツシンヤさんの優しい挿絵もいい。
#うたうラッパ貝がら #NetGalleyJP
コマツシンヤさんのあの独特なブルーの色合いの表紙から、やさしい雰囲気が溢れ出ています。
出てくる人みんながやさしい。
あたたかい物語。
ラッパ貝がらを探しに行きたくなっちゃうぐらい素敵なお話でした。