わたしのバイソン

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刊行日 2021/09/24 | 掲載終了日 2021/09/19

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内容紹介

レビューをご投稿いただいた方の中から抽選で5名様に、

絵本『わたしのバイソン』をプレゼントいたします。

詳細は<販促プラン>をご覧ください。

★・★・★・★・★

少女とバイソンの出会いから、別れ、そしてそのあとに訪れる心の安らぎまでを静かに美しく描いた絵本。


少女がバイソンに出会ったのは4歳の春の日。少しずつ心を通わせていったふたりは、それからながい時間をともに重ねていきます。いくつもの冬を越えてつづくしあわせな時間……。ですが、ある冬の雪の日、バイソンは現れませんでした。

フランス、ル・モンド紙書評で、「このガヤ・ヴィズニウスキ初の絵本は、絵も言葉も繊細で洗練され、まぶしいばかりに美しい」と激賞された、喪失と、そのあとにおとずれる心のやすらぎを優しさのなかに描いた絵本です。


【著者紹介】

作 ガヤ・ヴィズニウスキ(Gaya Wisniewski)

1980年ベルギー生まれ。ブリュッセルのサン・リュック学院にて絵を学び、デッサンの教師となる。並行して子どもむけのワークショップなども多数主催。その後絵本作家としての活動を始める。2016年よりフランス南西部のジュール県在住。絵本に "Ours a New York" "Papa, ecoute-moi!" "Chnourka" (すべて editions MeMo社)など。デビュー作の本書で4賞受賞。


作 清岡秀哉(きよおかひでや)

1975年東京都生まれ。早稲田大学文学研究科フランス語フランス文学コース修士課程修了。本書が初の翻訳書。装丁の仕事に『切抜帳』(思潮社)『あら、そんなの!』(偕成社)など。映画音楽の制作にも携わる。


レビューをご投稿いただいた方の中から抽選で5名様に、

絵本『わたしのバイソン』をプレゼントいたします。

詳細は<販促プラン>をご覧ください。

★・★・★・★・★

少女とバイソンの出会いから、別れ、そしてそのあとに訪れる心の安らぎまでを静かに美しく描いた絵本。


少女がバイソンに出会ったのは4歳の春の日。少しずつ心を通わせていったふたりは、それからながい時間をともに重ねていきます。いくつもの冬を越えてつづくしあ...


出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

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おすすめコメント

【ル・モンド紙の書評全文】

「これは友情と静寂と喪のものがたり、そして心の安らぎの物語でもある。一人の少女が春に一頭のバイソンを見初め飼い慣らす。いや、バイソンの方こそが少女を誘ったのだろうか? 雪景色に優しく包まれた幸福は、何年ものあいだ、いくつもの冬を越えてつづく。少女とバイソンは優しさの中で通じ合い、睦み合い、胸中を打ち明けあう。すべてには終わりがあるということを忘れてしまうほどに。しかし愛というものは、それがいつか終わることの痛みも同時に含んでいる。このガヤ・ヴィズニウスキ初の絵本は、絵も言葉も繊細で洗練され、まぶしいばかりに美しい」


【ル・モンド紙の書評全文】

「これは友情と静寂と喪のものがたり、そして心の安らぎの物語でもある。一人の少女が春に一頭のバイソンを見初め飼い慣らす。いや、バイソンの方こそが少女を誘ったのだろうか? 雪景色に優しく包まれた幸福は、何年ものあいだ、いくつもの冬を越えてつづく。少女とバイソンは優しさの中で通じ合い、睦み合い、胸中を打ち明けあう。すべてには終わりがあるということを忘れてしまうほどに。しかし愛と...


販促プラン

レビューをご投稿いただいた方の中から抽選で5名様に、絵本『わたしのバイソン』をプレゼントいたします。

●レビュー投稿締切:2021年9月19日まで

●応募期間終了後、当選者へプレゼント送付先確認メールをお送りします。

●このプレゼント企画はNetGalleyにメールアドレスをご登録になっている方を対象とさせていただきます。

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●レビュー投稿締切:2021年9月19日まで

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出版情報

ISBN 9784033485706
本体価格 ¥1,600 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

伝えたいだけのものを、少なすぎず、多すぎず、これしかない表現でつづられています。
この絵本には、”無駄な言葉”も、”無駄な色”も、一切ありませんね。
そんな美しい結晶のようなものがたり。わたしには静かに熱いラブストーリーだと感じました。

「わたし」と「バイソン」・・・出会い、近づき、通じ合う。
共に過ごせば、ゆきのなかでもさむさなんか感じない。離れて過ごせば、自分だけではなく、そらも、もりも、とりも、世界中の全てがさびしそう。胸がとけるような喜びと、体中を締め付けられるような寂しさ。
そして、この世を先に去るもの、残されたもの。
この、この世での別れに意味があるとするならば、一つは、二人の間に生まれたものの愛おしさを知るため。
そして、もう一つは、きっと、この世の別れは、”心の別れでは決してない”、と気づくため。
そう、そのすべてが二人の間にあった、ホント。
永遠に消えてなくなりはしない「わたし」と「バイソン」のまさに「愛と静寂と喪」のものがたりですね。
私も、いつか別れなければならない人と、今できる精一杯の思いで大切に過ごしていきたい・・・そう心から思いました。ありがとうございました。

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静謐な中に冷めることのない熱があり、わたしとバイソンの魂の結びつきがあります。
ふたりが長い長い時間をかけて紡いできた揺るがぬもの。
信頼であり愛情であり、お互いになくてはならない存在として生きてきたことが、神々しいばかりに胸に迫ります。
モノクロのなかに、ぽっと灯る差し色が心の声のように響きます。
命は終わるのでしょうか。命はそこかしこに宿り、巡り、いつも共に在るものとして映ります。
こういう存在に巡り会えたわたしの幸せが深く深く読み手をも包んでくれるようです。

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何と繊細で、美しい物語だろう。
少女とバイソンの優しくて暖かく、静かに寄り添う友情が描かれている。
例え互いが分かたれる時が来ても、あなたが在ったことに変わりはないのだ。
思い出はどこにでも在るのだから。

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まず絵に惹かれました。ほとんど黒ですが、とても美しいです。
バイソンと女の子が心を通わせるストーリーもよかったです。
バイソンはもしかすると、読者にとっての「愛する誰か」なのかもしれないと思いました。
楽しくて、悲しくて、なんだか勇気ももらえる絵本。
作者も訳者もこれがデビュー作のようですが、今後が楽しみです。

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バイソンの毛皮が暖かく少女の愛情を包んでいる様子に心が安らぎ、この絆の尊さに涙が溢れた。時は流れる。それでもこの想いは変わらず森に響き続け、一人と一匹の絆は永遠に存在し続ける予感が私の孤独を癒やしてくれた。

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バイソンと言うのは、野生の牛の仲間だ。この物語は、わたしと一頭のバイソンの交流を描いた絵本である。多くの絵は白黒で描かれ、暗いイメージがあるが、ところどころカラーになり、それが何とも言えない効果を生んでいると思う。

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小さな女の子とバイソンの物語。
友情?愛情?
どちらでもあるような、それらを超越しているような微笑ましい交流がほぼモノクロの状態で描かれていて、時々のブルーにうっとりする。
ラストの夜空の静けさが素敵すぎて、そんなつもりはないのに、こちらまで一緒に泣けてくる。

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世界で一番バイソンが好きと豪語する人間なので、迷いなく! 一冊目にこちらを選びました。
少女とバイソンの出会いと別れが繊細で美しく、ごく少ない色味で描かれています。読み聞かせに暗い部屋でというよりは、出会いと別れ、そして喪うことを考えられる年齢、もしくはおうちに動物のご家族がいる子にこそ読んでほしい作品です。
さいごのひとことが、あまりに優しくて、切なく美しい。

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評判通り非常に美しい本。
静謐。
4歳のときに女の子はバイソンと出会う。その後の展開は不思議なものだ。私は、女の子とバイソンの物語、と書いてあるのにすこし違和感を覚える。時の流れとともに女性の顔つきも当然変わってゆくから。
白黒のようにみえるのだが、よくみるとそうではない。色が静かにモノクロの世界に忍び込んでいる。

何度か読み返し、非常に独特のページがあると感じた。

彼女とバイソンが、ともにもういないママの話をするところだ。眠れぬ夜にミルクをあたためてくれたの、と、女の子。ぼくのママの毛皮はとてもあたたかい、とバイソン。絵はどうみてもバイソンがミルクを飲んでいる。(カップには細い青い線が踊る、見覚えあるがらだ)。この場面はすべてを象徴しているのでは?

これはかなりのものなので、出版されたらたぶん話題になるのではないか。紙の大きな本で是非みたい。

https://www.gayawisniewski.com/mon-bison/
著者のサイト。美しい絵がみられます。

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読み終えたあと、しばらく涙が止まりませんでした。ひっそりと語られる出逢いと別れの物語。語り手の温度とは裏腹に、「わたし」がバイソンと一緒にいる時の喜び、一緒にいない悲しみは熱く胸に迫ります。ラスト1ページがとても素敵です。

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わたしはバイソンと出会い、過ごし、そして別れが来る。別れたのちもバイソンの温もりは心のなかに生きている。

暖かさと不思議な冷たさを感じる。
これは心の交流でもあり、黙ってそばにいる誰かの、何かの、存在が人が生きる上での支えになることと、見返りのないお互いを思いやる気持ちこそが大切なのだねと、この本は語りかけてくるようだ。

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幼い頃に出会った私のバイソン。大切な友達。少しづつ距離を縮めて二人はゆっくりゆっくり親密になった。季節は巡り離れている時もあるけれど、必ずバイソンは戻ってくる。言葉は要らない。心で分かり合えるから。。モノクロの絵に寄り添うような優しい言葉が詩のような絵本です。

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圧倒的に絵が独特かつ美しい。クタクタに疲れた時、ホッと心を安らがせてくれるような絵柄。ほとんどモノクロで進み、わずかな差し色のような青が後半に増えてくる。厳しい自然の寒さ、友と過ごす安心感の暖かさが同時に胸に迫ってくる。永遠の別れをこのように納得させる物語は正直ありきたりですが、普遍ともいえ素直に感動します

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わたしとバイソンの関係がとても素敵でした。

ちょうど、8月の上旬に身近な人が亡くなり、
「会えなくなること」について、しばらく考えていました。

そんな中で読んだこの絵本は、私の心にストンと落ちてきて、
なんだか癒されました。

「わたし」と「バイソン」の絵が魅力的で、「青色」も魅力的です。

最後のページを読んで、私も思っていたことだったので、嬉しくなりました。

不思議な雰囲気の不思議なお話だとも思いました。
いろんな人に読んでほしいですね。そして、その不思議を感じてほしいです。

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イラストがとてもいいです。シンプルで深みがある。人でも動物でも、生き物同士の心が通じ合うことの穏やかな喜びと安堵する気持ちが、読んでいるこちらに沁みわたってくるような気がしました。あたたかさを感じる作品です。

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私にとってのバイソンは何だろうか・・・。
読み終えてからずっと考えています。
最初から最後まで静かな、でも確かな愛情が感じられます。
差し色の青が寒さや静けさを伝え、物語の余韻としてずっと心に残ります。

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雪の日特有の、あの静けさがずっと漂っている。
外界から遮断された、少女とバイソンだけの世界。他のだれも入ってこられない深いつながりが、ふたりの間にはある。
いつの間にか、ふたりを見守るような気持ちで読んでいた。
静かなその時間がずっと続くように。

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ある少女とバイソンの物語。まず黒を主体とされた絵が幻想的でした。そして少女とバイソンが、少しずつ距離を縮め、絆が深まっていく様子がとても印象深い。出逢いがあれば別れもある。生きしものはいつかは喪うものであるが、心の拠り所を失った時の悲しみは計り知れない。

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