坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル
坂月さかな
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刊行日 2021/04/22 | 掲載終了日 2022/07/28
ハッシュタグ:#坂月さかな作品集プラネタリウムゴーストトラベル #NetGalleyJP
内容紹介
コミック&イラストで綴る“ある宇宙”の物語
青い夢幻世界に誘われるような作品がSNSで話題。ハマる人続出中の注目のクリエイター坂月さかなの商業初作品集。大幅に加筆修正をした同人誌発表作品に加え、パイコミックスでのWEB連載『星旅少年 塔に登る』、新規描き下ろしイラスト+ストーリー『トビアスたちの旅』等を256ページのボリュームでお届けします。漫画・イラスト・イラスト+ストーリーで綴る、静かで優しくて、どこか切ない、時代を跨ぐ4つの「ある宇宙」の旅の記録をお楽しみ下さい。
~本書 あとがきより抜粋~
4年近く前から「ある宇宙」の風最や物語を描き続けてきました。
この作品集では、異なる時代の風景を「星旅風景」 「不眠少年 月へ行く」「星旅少年」「トビアスたちの旅」の4つにわけてまとめています。
未知の風景を小さな窓から眺めるように、色々想像しながら楽しんでもらえたら嬉しいです。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784756254870 |
本体価格 | ¥1,880 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
静かで透明な、夜なのに光が溢れているような、不思議な青の世界。
内容は4部に分かれていて、時代が少しずつ違うけど、どこかでリンクしているような、何度も戻って見返したくなる。
寂しいけれど、幸せな気持ちになれる一冊。
新生活でバタバタして忙しないときに、一呼吸つく時間をくれる本でした。
最初から順に文を読み絵を眺めていくのもありだし、途中ページを気の向くままにパッと開き、見開き2ページだけじっくり楽しむのもあり。
私は寝る前にパッと開いて2ページの文と絵をしみじみ堪能して良い気分で寝たい。
この本に登場する青年のように、気軽に宇宙に旅することができるようになったら、遠い星に行ってみたいなぁ。そこはどんな場所なんだろう?どんな人がいるのだろう?珍しい何かがあるのかしら?
青い青い世界の中で、ラジオから流れるのはどんな曲なのかしら?
そこで見る夢は、どんな夢なのかしら?
宇宙服を買った少女は、その服を大好きだけど合わせるバッグがなくて、その服を着て歩くことは諦めました。でも、とってもステキな服だから、今はウィンドウに飾ってみんなに見せびらかしています。
そんなことができるのは、宇宙を旅するのが当たり前の時代だからなのかしら?
少年“星旅人303”の心象風景は、宇宙(そら)の青と影法師の青が凪いだ線と交わす記憶だった。
静寂のイルミネーションが私の心に灯る。星屑の砂浜に残る彼の流線は鳴り砂のようにキュウキュウ切ないけれど、交信は途絶えない。
ゆったりと漂っていたい。
綺麗な情景と人々の営み。
絵本としても楽しめて、詩的な文章も心地いい。
一面を埋める圧倒的な青と黒の中で、点々と灯された光に生を感じた。こんなにも命は輝くんだなあ。
こんなに悲しいのに優しい夜があるなら、眠れない夜も怖くない。そう思える作品でした。
とっても綺麗でした。
色も、お話も。
「星旅人」や「クリームケーキ」など惹かれる言葉も、沢山でした。
綺麗だからこそ、根底にある寂しさに切なくなりました。
この本は、紙でじっくり楽しみたいです。
青を基調とした綺麗で可愛らしいイラストが素敵。宇宙と水が沢山描かれていて空間を広くとっているのが、美しくも静かさと寂しさを感じさせる。建物内の細かいインテリアが可愛くて細部までじっくりて眺めてしまう。
宇宙を旅する人の話し。絵がクリームソーダ―みたいでクール。青い世界は見ているだけで心地よい。話しとしては宇宙服の話しが好き。売り物でない宇宙服を飾っている服屋さん。それは旧式で時代遅れなんだけど、フォルムが最高にお気に入りなんだ。みんなに、こんなの持ってるよと知らせたい。そういう気持ちわかる。塔の話しも良かった。海が大好きな少年が塔になったという話しを聞いて行くんだけど、その塔の前のクリームケーキが絶品で、どうも話しは作り話しらしい。そこを訪ねた人が勝手に話し作って広めている。みんな海と塔にホレたんだろう