あら、そんなの!
高橋和枝/作・絵
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2021/05/12 | 掲載終了日 2021/05/10
ハッシュタグ:#あらそんなの #NetGalleyJP
内容紹介
のらねこのプーは、初めて人間のお誕生日パーティーに招待されました。うれしいけれど、服もなくてはだかんぼうだし、プレゼントできるものもないし、どうしよう……と、悩んでしまいます。
そこで、ともだちのたまみさんのところへ相談をしに行ってみると、たまみさんは素敵な提案をしてくれました。プーもひと安心。でも、準備万端で迎えたパーティーの日の朝、なんだか胸はドキドキするし、お腹はしくしく痛むし、で、またプーの気持ちが落ち着かないのです。さあ、どうしたらよいでしょう……。
楽しみだからこその緊張感という誰にでもある心の動きを繊細に捉えて軽やかに描き出した絵本です。初めてのことに挑戦するだれかへの贈り物にも!
出版社からの備考・コメント
【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。
おすすめコメント
【著者紹介】
作・絵/高橋和枝(たかはしかずえ)
1971年神奈川県生まれ。
教育学部の美術科で日本画を学び、文具デザインの仕事を経て、書籍の挿画や絵本創作に携わる。
著書に『くまくまちゃん』(ポプラ社)『りすでんわ』(白泉社)『トコトコバス』『くまのこのとしこし』(講談社)など。絵を手がけた本に『あ、あ!』(ねこしおり ぶん 偕成社)『月夜とめがね』(小川未明 作 あすなろ書房)などがある。
出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784033501000 |
本体価格 | ¥1,200 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
まあなんてかわいいお話でしょう!
初めてお誕生日のパーティーに招待されて、どきどきするプー。悩むのはプーの繊細さ。招いてくれたお友だちへのまっすぐな気持ち。初めては何事も気が張るもの。
助言を求めたたまみさんの臨機応変なアドバイスが嬉しい。
「あら、そんなの!」は魔法のことば。気持ちを立て直し、アクシデントを回収する不思議なことば。
相手の気持ちも尊重できる。「あら、そんなの!」困った時にはわたしも唱えてみようっと!
まず絵がとっても素敵です。
そしてお話も。
今はなかなかパーティーはできないけれど、心がほんわかしました。
工夫次第で何でも前向きに、何でも気の持ちようだなと思います。
家にいる時間が長いので、何か前向きになろう、という背中を押してくれるような一冊です。
おともだちに誕生会に招待されたプー。
はじめての出来事にどうすればいいのかわからない。
頼れるたまみさんにアドバイスをもらいながら、どきどきわくわく準備をしていく様子は、とてもとても初々しくて愛らしい。どうしたらおともだちが喜んでくれるか、と考えているからこその“悩み”は優しい不器用さですね。
小さい頃の自分もお呼ばれした時は緊張したなぁ…。
パーティーでのアクシデントに、たまみさんから伝授された魔法の言葉でのりきったプーの対応に心があたたかくなります!
人間のお友達の誕生パーティーに招待された猫のプー。たまみさんに相談して、服やプレゼントを用意し、それでもドキドキするのでおまじないを1つ教えてもらって出かけます。プーが着たドレスも、パーティーに来た子どもたちも、とってもかわいいお話でした。
まず、絵がシンプルなのに繊細で、とてもかわいくてひきこまれる。
お誕生日会。おたんじょうびかい。
幼き頃、女の子だったころ、たしかにあったおたんじょうびかい。
だれをよぶのか、何人よぶのか。この子をよんでこの子を呼ばないとなると絶対にあとからもめる。
そんなことをみんな考えていた幼いころ。
そして結局クラスのみんなを呼ぶことになるんだ。仲良い子もそうでもない子も。
そんなことを思い出しながら読んだ。
読書はいろんな記憶を呼び起こすものであると改めてかんじた。
かんじるままに。
すなおに。
この絵本の登場人物たちは、だから、あったかい。
「あら、そんなの!」って色々なことを受け止められたら、
もっとみんなが呼吸しやすくなりそうだなぁと思いました。
パーティーに着ていく服がない、プレゼントどうしよう、
そういう悩みを抱いたことがある人、きっとたくさんいるし、
青ざめるようなミスを誰かにしてしまった人もいると思う。
そんなときに目の前の人にこの言葉を軽やかにかけてもらえたら、
強張った肩から力を抜くことができそうです。
猫が誕生日会に招待されるという設定。とにかく、この優しい絵。見ているだけでも、かなり癒されます。そして、この優しいタッチの話し。とてもいい感じです。猫が裸でかっこ悪いとか服を着せたりする。なんか微笑ましいですよ。
大好きな高橋和枝さん。優しく、温かい絵とお話に、いつも癒されている。
クマが主人公が多かったが、今回はネコ。でも、名前はプー。やっぱりクマを連想させる?(笑)
人間のお友達から、誕生日パーティーの招待状をもらったプー。うれしいけれど、初めてで戸惑う。
そこで、仲良しの人間の女性たまみさんに相談。そのたまみさんの口癖が、タイトルの「あら、そんなの!」なのだ。
プーの悩みや迷いを、たまみさんの「あら、そんなの!」が、一つひとつ吹き飛ばしていく……!
なんて素敵な魔法の言葉♪
私も、これから悩んだ時は、「あら、そんなの!」って言ってみよう。
初めてのことは、誰もが不安。子どもたちもきっとそう。
プーに自分を重ねて、悩んだり、笑ったりしながら、ステイホームの生活を楽しんでほしい。
#あらそんなの #NetGalleyJP