くる くる くるま

たくさんの働く車たち。よく見かける車が登場すれば、子どもたちも自分に引きつけて楽しめるでしょう。
自家用車に普段乗る子どもなら、車でお出かけの楽しさも思い出すことでしょう。
インゲラ・アリアニウスさんの明るい色使い、はっきりした形、簡潔なことばは印象的に映ります。
「くる　くる　くるま」のリズムが気持ちを弾ませます。

「くる　くる　くるま」のリズミカルな言葉の後には
車の内側がどんな様子になっているのかが説明されていて
次はどんな車があらわれるのか
次のページへいくどきどき感が楽しい絵本でした。
巻末のちょっとした“さがし絵”の問いかけも
絵本を読んだ感想を言い合うのに役立ちそう。

少し検索してみたら、たくさんの、色鮮やかな絵本がみつかりますが、この書名ではなぜかヒットがありませんでした。車のシルエット、影絵の後にその中身。誰が乗っているのかな、どこへいくのかな。たくさんのおもちゃも。おおきな明るい絵は、みるものをひきつけて自然と笑顔にする。

くる　くる　くるまって思わず声に出したくなりますね。
ぽんぽんぽんと言葉が飛び出る感じが面白い。
そして、カラフルなくるまと、あいらしいどうぶつたち。
このえほんを大好きになるお子さんの笑顔が見えるようです。
「くる　くる　くるま　きみはどんなくるまがすき？」
明るく楽しく、問いかけたくなります。

タイトルと、文中で繰り返される「くる　くる　くるま」がリズミカルで、気持ちがいい。
作者は北欧で活躍するインゲラさん。原語はどうなっていたんだろう？

いろんな車が登場する本作。車が好きな子にはたまらない。
次はどんな車だろう？　ページをめくるのに、ワクワクするだろうな。
カラフルで、かわいらしい絵も、素敵。

３歳の甥っ子が好きなのは恐竜と車。次のプレゼントは、これにしようかな。

#くるくるくるま #NetGalleyJP